エプソンＰＸ０４５～０４９インクヘッド外し方

エプソンの顔料４色複合機、PX-045A～PX-049Aまでは、本体の分解をせずにインクヘッドのみを取り外す事が可能です。
例は０４５ですが、パーツ形状やフラットケーブルの位置やネジ位置に違いはあれど、０４９までおおよそ同様です。




最初に、ロックされた状態のインクヘッドユニットをフリーにします。


１、電源を入れて、カチン！と音がしてロックが外れたら、直ぐ１００Ｖコンセントを抜きましょう。
ヘッドユニットがどの位置にあろうが、手で動かせる様になります。

次に、タイトル画像通りのパーツを外します。
２、①のフラットケーブルカバー（ヘッドユニット左側面に付いてる）の隙間に爪等を立てて斜め上方向に引っ張れば外れます。
３、②のインク接点を外す前に接点に接続してるフラットケーブルを左方向へ引っ張って抜きます。（位置はケース左側、左側の爪を押す画像で確認して下さい）
４、ケース底面にある③のフラットケーブルカバーを外します。（PX-049にはありませんでした）ケース左側から爪を押せば外れますが、上から精密ドライバーでこじっても外れます。
５、②両サイドの爪をケース外側から押して、片方ずつ上方に爪を外してから（ずらしてから）引き抜きます。

右側の爪を押す位置


左側の爪を押す位置


後は３本のネジを外して、底面のインクヘッドを持ち上げて接続されたフラットケーブルを引き抜くだけです。

インクヘッドを外す事が出来ましたら、以下のキットを用いてヘッドを洗浄しましょう。（大きい注射器は付属してません）


本体に取り付けたまま洗浄すると、電源部がショートしてお陀仏になる可能性があります。

洗浄液は特殊なものではありません。マジックリンを若干薄めたものと同じと思われます。

洗浄後はお湯で洗浄液を洗い流し、無水エタノールを仕上げ注液し、空気を送り込んで空吹きして内部を完全に乾燥し、接点部を中心にエアーダスターを吹いて水分を飛ばし、丸１日程放置して乾燥させましょう。

追伸、使用回数や月日が経っていない場合のインク詰まりの大半は社外製インクとの混用で起こると思われます。