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2012年02月19日 イイね!

公害発散防止装置等

車検等でお世話になる「点検記録簿」にある点検項目の中にはAZ-1/CARAとは無関係な項目もあります。
※AZ-1/CARAの点検記録簿の点検項目と点検不要項目はこちら

その中でも「公害発散防止装置等」のエミッションコントロール廻りの項目は、
どれがAZ-1/CARA(F6A型原動機)に該当し、どの部品が点検箇所なのかを記載しておきます。

■下記の項目はAZ-1/CARAに搭載されていない装置ですので点検不要です。
 ・ メターリング・バルブの状態
 ・ 二次空気供給装置の機能
 ・ 減速時排気ガス減少装置の機能

■下記の項目はAZ-1/CARAに搭載されている装置ですので点検が必要です。
 ・ ブローバイ・ガス還元装置の配管の損傷
 ・ 燃料蒸発ガス排出抑止装置の配管の損傷
 ・ 燃料蒸発ガス排出抑止装置のチェック・バルブの機能
 ・ チャコール・キャニスタの詰まり、損傷
 ・ 触媒等の排出ガス減少装置の取付けの緩み、損傷
 ・ 排気ガス再循環装置の機能
 ・ 一酸化炭素等発散防止装置の配管の損傷、取付状態

■各装置の求められている点検とその方法

【ブローバイ・ガス還元装置の配管の損傷】
P1010396
写真ではアクセルケーブルに目が行ってしまいますが、その奥のシリンダヘッドカバーのブリーザケースからエアクリーナー(もしくはオイルキャッチタンク)へ向かっている配管、すなわちPCV(Positive Crankcase Ventilation)ホースに亀裂やオイル滲み等がなく、取付がしっかりとされていれば問題ありません。なお、PCVバルブ(メターリングバルブ)は付いておりません。

【燃料蒸発ガス排出抑止装置の配管の損傷】
P1010392
いわゆるチャコール・キャニスタへ接続されている配管に亀裂等がなければ問題ありません。なお、ガソリン臭がすればフューエルシステムに問題があることになり、大変危険ですのですべての経路を確認しましょう。(ディーラーにお願いするべき)

【燃料蒸発ガス排出抑止装置のチェック・バルブの機能】
チャコールキャニスタの上部にある垂直方向へ出ている口からスロットルボディへ向かっている配管の途中にチェック・バルブがあります。チェックバルブを外しますが、ガソリンを取り扱う装置ですので注意して取り扱ってください(ガソリンタンクのキャップを外して減圧しておく。バッテリーの(-)端子を外す。喫煙はしないなど)。
私の個体では緑と白の部品でした(緑側がキャニスタ側、白側がスロットルボディに接続)。スロットルボディ側(白)からキャニスタ側(緑)へ息を強く吹いた時に通気し、キャニスタ側(緑)からスロットルボディ側(白)へ軽く息を吹いた時に通気するか確認する。この時、絶対に息を吸わないこと(内部に有毒ガス)。

【チャコール・キャニスタの詰まり、損傷】
チャコール・キャニスタを外しますが、ガソリンを扱う装置ですので注意して取り外してください。
写真のチャコール・キャニスタ下部から右方向へ向かっている配管(大気吸排口)から息を強く吹いて、チャコール・キャニスタの上部にある水平方向に出ている口(写真ではぐるっとキャニスタに巻きついてる配管。ストラットタワー下部にある金属の配管と接合しているパイプ)から通気があることを確認します。次に水平方向に出ている口を指で塞いだ状態で、大気吸排口から息を強く吹いた時に、垂直方向に出ている口(スロットルボディへ接続されている配管)から通気があることを確認します。通気がない場合は交換します。

【触媒等の排出ガス減少装置の取付けの緩み、損傷】
DSCN1887
写真では右下の赤茶色っぽい部分とマフラーの間にある部分となります(写真には写っていません)。リフトアップして、下からゆさぶったりして緩み等の異常がないか、マフラーと接合するフランジ部分に取り付けてある「サーモフューズ」に緩みがないか確認します。

【排気ガス再循環装置の機能】
P1010391
これがEGRバルブです。バルブとスロットルボディとの配管を外してバキュームゲージを取り付け、エンジン回転を上げた時に60mmHg以上の負圧が発生することを確認します。つぎに、この配管からEGRバルブに向かってバキュームポンプで120mmHgの負圧を発生させた時に、アイドリングが不安定になるか、エンジンが停止することを確認します。合わせて配管に亀裂等がないかも確認します。

【一酸化炭素等発散防止装置の配管の損傷、取付状態】
ここで言う「配管」は二つ前の写真で赤茶色っぽい部分です(触媒とターボチャージャーの間)。これも揺さぶったりして緩み等の異常がないか、「O2(オーツー)センサー」に緩みがないか確認します。二つ前の写真の赤茶色っぽい所に突き刺さっている黄色い配線のセンサー部分がO2センサーです。


以上がAZ-1/CARAの点検記録簿にある「公害発散防止装置等」の点検方法です。目視や揺さぶってみる、息を吹きかけるなどはちょっとの努力で可能ですが、バキュームゲージやバキュームポンプまで用意するとなるとハードルが高いです。排気ガス廻りは車検でも検査しますので予備検査等で確認するのも一つの方法だと思います。
Posted at 2012/02/19 19:39:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | キーワード | クルマ
2009年08月25日 イイね!

点火時期の調整

(画像をクリックすると大きな画像へ遷移します)

AZ-1/CARAの点火時期を調整するには、エンジンを十分に暖機して、全ての電気負荷が掛っていないことを確認します。この電気負荷にはヘッドランプやエアコンはもちろんのことリアデフォッガやオーディオも停止する必要があります。また、電動ファンが停止している時に作業を行ってください。そしてアイドリングが基準値内(950±50rpm)であることを確認します。

次にダイアグノーシス用のモニタカプラをショートさせる必要があります。これによりイニシャル点火時期(基準となる点火時期)の設定を行います。


カプラはリアからエンジンルームに向かって左側のフードのヒンジ辺りにあると思います。このカプラは防水コネクタとなっており、コネクタのカバーを外すのですが、カバーが二重になっており、どこがカバーの爪なのか戸惑うと思いますが、カバーは左図のようになっていますので爪を間違わないようにしてください。何故、こんな事まで記載するのかといえば私が間違えたからです。







カプラのショートはC端子とD端子を接続します。適当な線材で繋いでください。












タイミングライトを1番のハイテンションコードに繋ぎます。1番とはクランクプーリー側(クルマの後ろ側からエンジンルームに向かって一番右側)のプラグに接続されているハイテンションコードとなります。ディストリビュータの位置で言うと一番上に位置するものです。ハイテンションコードで言うとカムカバーに入るところで縦に三本並んでいますが、正しく取り付けてあるならば、一番上となります。







さて、問題はタイミングライトをどこに当てるのかということになりますが、整備マニュアルには右図のような絵が書いてあります。整備マニュアルにはこの絵以外には記述がなく、具体的な場所は示されていません。しかし、点火時期調整の為のゲージはタイミングベルトカバーに記載してあります。







リアのボンネット裏には点火時期調整方法が記載されているのですが、ここにはタイミングベルトカバーのゲージを使うと記載されています。この部分はAZ-1/CARAでは目視できるのか微妙なところです。










整備マニュアルに指示されている場所を覗き込んでみると、不自然な造形の場所があり、ここがそうなのかと思うこともできなくないですが、明示されていないので不安が残ります。ネット上にもここで合わせるといった情報がヒットしないので困りました。










そこでこのようなツールを作りました。円分度器がないのでそこら辺に転がってた丸い板です。裏には冷蔵庫などにメモを挟んで貼り付けるマグネットをセロファンテープで取り付けて、これをクランクプーリーのボルトに貼り付けることで、この不自然な場所はどこを指しているのかをはっきりさせる算段です。









クルマをジャッキアップして少しクルマが傾いているところをそのまま撮影したので、垂直線には見えませんが、右側がフロント側、左側がリア側で、リア側をジャッキアップしていますので右に傾いています。その垂直な線に対して、右回りでちょうど240度の位置にあることがわかりました。









これは円分度器の位置を動かさないで別の角度から撮影したものです。
そうなるとクランクシャフトが上死点(BTDC)の時に、この不自然な場所は240度を指すことになります。(エンジンを下して計測したわけではないので若干の誤差があるかもしれません)









プーリー自体はリブが中心部に6本入っており、そこから外周部にはひとつ置きにリブが伸びています。外周部分にあるリブは120度毎にあることになります(実際に計測して確認しました)。このリブの外周部分に▲の出っ張りがありますがこれは合いマークではありません。何故、こんな事まで記載するのかといえば私が間違えたからです。








クランクプーリーの合いマークは、小さい方のプーリー(オルタネータ側)の外周にとても小さな切り欠きが2か所あります。一つ目はリブと同じ位置にあり、これを合いマーク①とします。とても小さな切り欠きですので、プーリーの淵を指で撫でて確認してください。








二つ目の合いマークは、リブと同じ位置ではなく、若干ズレた場所にあります。①と同じく指で撫でて確認してください。これを合いマーク②とします。AZ-1/CARAの点火時期調整に使うのはこちらの②の方ですのでペイントしておくことをお勧めします。リブと同じだとか違うとか面倒であればどちらもペイントしておけば問題ありません。調整時に正しくない方を示すことは、BTDC120度となり、エンジンが掛らないことを意味しますのであり得ないはずです。







さて、この二つの合いマークは、何を意味しているのかを確認する為に、また円分度器を作りました。今度はそこら辺に転がっていた焼き損じたプリンタブルなDVD-Rディスクです。これの中央にサイズ19のラチェットレンチのソケットをはめて、クランクプーリーのボルトに差し込んでプーリーの合いマーク位置を確認しました。








右の写真が計測結果です。上に2本線が引いてあるのは右側が間違いです。ソケットとボルトのクリアランスを考慮にいれずにマーキングしたらズレました。その間違いの線を除いて上から左回りに何を指しているかというと、上が合いマーク①です。次が240度、その隣が合いマーク②の位置からプラス10度した235度、そして225度の合いマーク②、最後に合いマーク②にマイナス10度した215度となっています。要は合いマーク①を基準とした場合、合いマーク②は225度の位置にあることになります。


それでは、ある合いマークが頂点にある時に、クランクシャフトは上死点を示しているかというと、実は合いマークは20度オフセットしています。これはタイミングベルトカバーを見たことがある人ならばわかると思いますが、上死点位置は20度で、右側に0度が振ってあります。また、クランクプーリー中央のクランクに取り付ける穴にはキーの為の溝があります。ここを0度とすると合いマーク(リブ延長線)は20度のところにあります。もちろん、クランクシャフトのキー溝は、1番シリンダの上死点と同じ位置にあります。


段々とややこしくなってきましたが、結果として「不自然な造形の場所」は、上死点から右回りで240度の位置にあり、クランクを上死点0度とした時に、プーリーの合いマーク①は頂点から20度の位置にあり、そこの合いマーク①を基準とすると合いマーク②は225度のところにあります。すなわち、頂点0度を基準に考えると、合いマーク②は245度のところを指すことになります。「不自然な造形の場所」は頂点0度から240度の場所にありますから、5度オーバーしています。ということは、合いマーク①を5度(BTDC5度)とすると、必然的に合いマーク②は「不自然な造形の場所」を指すことになります。言い換えると、「不自然な造形の場所」を合いマーク②が指している時、合いマーク①はタイミングベルトカバーのBTDC5度を指すことになります。

よって、「不自然な造形の場所」に合いマーク②を合わせることが点火時期調整方法ということになります。ちなみ「不自然な造形の場所」の中央の線から上下幅は10度です。中央の線から下方向へ合いマークを動かすと進角、上に動かすと遅角です。なお、確認時にダイアグのカプラを短絡していない場合(イニシャルセットスイッチOFF/アイドルスイッチON)はBTDC8度くらいなようです。








話がそれましたが、次にディストリビューターを固定しているT40のトルクスボルト(2ヵ所)をゆるめて置きます。エクステンションを付けたラチェットレンチやT字レンチが必要です。写真は奥のボルトです。










次に調整方法ですが、クルマの後ろからエンジンルームに向かってディスビ上部を奥に向かって回すと遅角方向、手前に向かって回すと進角方向です。別の言い方をすると、クルマの後ろからみて左側側面に立って、左に回すと遅角方向、右に回すと進角方向です。さらに別の言い方をすると合いマークを動かしたい方向と同じ方向にディストリビュータを回せばOKです。ちなみに私の場合は、かなり硬かったので、大きなマイナスドライバーをディスビに当てて金槌でトントン叩いて動かしました。



なお、混乱するのですが、進角方向は上死点から手前方向、遅角方向はより上死点に近い、もしくは上死点を超えた方向です。右回りのクランクを想像した場合、上死点より左側方向が進角、右側方向が遅角です。「進角」という字面だけみると点火するタイミングをどんどん進める、今よりも後で点火するように捕えてしまいますが、逆ですので注意してください。何故、こんな事まで記載するのかといえば私が間違えたからです。

以上で調整完了です。ディスビのトルクスを締めて、タイミングライトを外し、ダイアグの短絡した線を外して元に戻しましょう。あとはテスト走行で異常がないことを確認すれば整備完了です。


というわけで、これからドライブ日和の秋に向けて点火時期を点検してみてはどうですか?

クランクプーリー品番
マツダ品番:AZ29-11-401
スズキ品番:95131-60F00


P.S
【2009年8月30日】記事の間違いの修正が完了しました。にっしゃさんありがとうございました。
Posted at 2009/08/25 23:42:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | キーワード | クルマ
2009年04月25日 イイね!

ドアモール

「ドアモール」と言うとすべてのオーナーが「ああ・・・」と呆れ顔になるAZ-1/CARA。ガルウィングドアはこのクルマのもっとも特徴的な部分であり、このクルマに乗りたいと思う人はこういうドアのクルマを所有したいというモチベーションがあるのも事実である。そういう意味でガルウィングドアはこのクルマの花の部分でもあるわけだが、その花にも実はトゲがあるのである。

このドアモールは、ゴムとかポリ塩化ビニルのようなモノでできているが、時間と共にその全長が著しく縮んでしまうという宿命を背負っている。縮むことによってまず最初にドア前部の天井部分と窓部分の境目辺りのカーブしている部分からこのモールが外れることで収縮に気づく。そのままさらに時間が経過すると今度はドア前部のミラーベース先端に引っ掛けてあるブロックの継ぎ目から切れる。そしてさらに時間が経過すると天井部分のコーナー部分に継ぎ目があるがここからモールが切れてしまう。縮んでしまうのはこういった素材の宿命であり、切れてしまうのは元々別体部品をあとから接合している為に非常に弱い部分の為に仕方のない部分ではある。収縮は部分的に発生するわけではなく、全体に渡って発生する為(均等に収縮する為)、仮にある経過時間において1cm辺りに0.1mm収縮すると仮定すると、全長が50cmの部分は5mmの収縮だが、100cmの時は10mmとなるので、長い辺ほど収縮が顕著である。


■ルーフガラスとサイドガラスの接合部分辺りで、最初に外れる部分である。写真ではズレはわずかだが、下の写真のミラーベース部分側をこちら側に寄せることで余裕を作りだしているのでこの程度となっている。ミラーベース部分を切断しない場合はここは完全に外れてしまう。










■ミラーベース部分である。先端にドアモールをガラスの角に引っ掛けるパーツが付いているが、そこから破断してしまう。約15年で40mm以上収縮しているのがわかる。













■フロント側のルーフコーナー部分である。コーナーパーツから完全に破断してしまっていて、モールが外側に反りだしているのがわかる。これがフロントウィンドウの淵に当たり、ドアの開け閉めの度に「ギギギッー」と異音がしていた。











■リア側のルーフコーナー部分である。こちらは片方だけが破断している。コーナーパーツの中は空洞なのが見て取れる。モールの上からコーナーパーツが覆いかぶさっていたのがわかるが、見ての通り、モールとコーナーパーツは材質が異なるようなので、時間とともに切れてしまうようだ。













たかがドアモールであるが、この手のものは通常、すべてのクルマ毎の専用品であり、ダイスと呼ばれる金型を起こし、トコロテンのような押し出し成形によって作られている。またモール先端やコーナーの別体パーツにも金型があり、さらに接合する為の金型(治具?)を起こして手作業で接合しているはずなので、見た目以上に手間が掛っていて高価である。よって、代替品は今のところ見つかっていない。


このドアのガラスの淵にあるモールは、キャノピーのガラスtoガラスを実現するには一見、不要なものであるが、なぜモールが必要なのかはドアの構造によるものと思われる。クルマのドアはプレス鋼板を重ね合わせる構造が主だが、鋼板の切り口は重ね合わせる部分を抱きかかえるように折り曲げてあったりする。しかし、AZ-1/CARAのガルウィングドアは重ね合わせてスポット溶接してある構造の為、その切り口は剥き出しとなっていて、重ね合わせもピッタリではなく、ところどころに隙間のある構造だ。この構造の為に重ね合わせの隙間から水の流入によるサビや、ドアに手を掛けた際に剥き出しの切り口で手を切ったりしないように鋼板の切り口をカバーをしているのがこの「ドアモール」である。なお、このパーツはウェザーストリップとしての役目はなく、雨水の侵入や風切り音の低減機能はボディ側のオープニングトリムのみに頼っている。


取り付けは鋼板へ直接取り付けられているわけではなく、ドアガラスを淵を挟み込む部分と鋼板の切り口を覆う部分からなっていて、その断面は「E」の文字のようになっている。よって、ドアを錆びさせない為にもケガをしない為にもドアモールを取り付けないという選択肢はないことになる。もし別のモノで代替する場合はガラスでなく、ドア鋼板側の挟み込むような形状のものがいいと思われる。

■ドアモール断面実測図

※注意:寸法はノギスで測ったものの、左の内訳寸法の合計と右の高さの値が合っていません。
Posted at 2009/04/25 20:58:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | キーワード | クルマ
2008年07月13日 イイね!

性能曲線で遊ぶ

性能曲線で遊ぶAZ-1/CARAに搭載されるF6A型エンジン。
直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボであるそのエンジンの性能曲線グラフから読み取れる数字を使って遊んでみた。
最大の加速性能を得る為のシフトアップポイントはどこだろう。







■オーバーオールギア比
 ギア比×ファイナルギア比=オーバーオールギア比

 1速:3.82 2速:2.28 3速:1.52 4速:1.03 5速:0.84 ファイナル:4.71

 1速オーバーオールギア比:3.82 x 4.71 = 17.96
 2速オーバーオールギア比:2.28 x 4.71 = 10.71
 3速オーバーオールギア比:1.52 x 4.71 = 7.16
 4速オーバーオールギア比:1.03 x 4.71 = 4.85
 5速オーバーオールギア比:0.84 x 4.71 = 3.94

■ギアチェンジによる回転数変化
 エンジン回転数×シフトチェンジ後オーバーオールギア比÷シフトチェンジ前オーバーオールギア比

 最大トルク発生回転数:4000rpm
 1速⇒2速:4000 x 10.71 / 17.96 = 2385.54rpm
 2速⇒3速:4000 x 7.16 / 10.71 = 2671.94rpm
 3速⇒4速:4000 x 4.85 / 7.16 = 2708.74rpm
 4速⇒5速:4000 x 3.94 / 4.85 = 3250.49rpm

■車輪の駆動力(機械的ロス10%無視)
 トルク×オーバーオールギア比÷タイヤ半径

 最大トルク:8.7kgm(4000rpm)
 タイヤ半径:0.263m(Bridgestone RE-01 165/60R13)

 1速:8.7 x 17.96 / 0.263 = 594.24kgm
 2速:8.7 x 10.71 / 0.263 = 354.39kgm
 3速:8.7 x 7.16 / 0.263 = 236.73kgm
 4速:8.7 x 4.85 / 0.263 = 160.31kgm
 5速:8.7 x 3.94 / 0.263 = 130.27kgm

■ドライブシャフト回転数
 エンジン回転数÷ギア比÷ファイナルギア比

 最大出力発生回転数:6500rpm
 5速:6500 / 0.84 / 4.71 = 1650.548rpm

■速度(km/h)(機械的ロス10%無視)
 タイヤ外周長×ドライブシャフト回転数×60÷1000

 タイヤ半径:0.263m(Bridgestone RE-01 165/60R13)
 タイヤ外周長:0.263 x 2 x 3.14 = 1.65164m
 5速/6500rpm:1.65164 x 1650.548 x 60 / 1000 = 163.57km/h

【下記表の見方】
 文字が水色に塗られている行を例にします。
一番左はトルクです(8.7kgm)。2番目はエンジン回転数(4000rpm)を表します。3番目は1速4000rpmの時の駆動力(594.24kg)。4番目はギアチェンジ時の回転数で、1速4000rpmで2速にシフトアップすると回転数は2385.54rpmになることを示しています。5番目は2速4000rpm時の駆動力で、6番目が2速から3速へチェンジした時の回転数で、以下5速までの繰り返しです。一番右が、各回転数に置ける5速時の速度(5速4000rpmで100.66km/h)ですが、一般的に言われている機械的ロスの10%は除いていません。右から2番目はドライブシャフト回転数です。

ピンクの行は最高出力発生回転数です。

なお、各エンジン回転数におけるトルク値は、性能曲線をスキャンし、方眼紙のようなグリッド線を引いたものから算出しました。7000rpm以上の値がないのは性能曲線に記載がなかったからです。
  1st ⇒2nd ⇒3rd ⇒4th ⇒5thFinalTire
(radius)
 GearRatio3.82  2.28  1.52  1.03  0.84 4.71 0.263
TorqueOverall17.96  10.71  7.16  4.85  3.94 Drive
Shaft
Rev
Speed
km/h
(5th)
 100 59.64  66.80  67.72  81.26  
 200 119.28  133.60  135.44  162.52    
 300 178.92  200.40  203.16  243.79    
 400 238.55  267.19  270.87  325.05    
 500 298.19  333.99  338.59  406.31    
 600 357.83  400.79  406.31  487.57    
 700 417.47  467.59  474.03  568.83    
 800 477.11  534.39  541.75  650.10    
 900 536.75  601.19  609.47  731.36    
 1000 596.39  667.98  677.19  812.62  253.9325.16
 1100 656.02  734.78  744.90  893.88  279.3227.68
 1200 715.66  801.58  812.62  975.15  304.7230.20
 1300 775.30  868.38  880.34  1056.41  330.1132.71
 1400 834.94  935.18  948.06  1137.67  355.5035.23
 1500 894.58  1001.98  1015.78  1218.93  380.9037.75
 1600 954.22  1068.77  1083.50  1300.19  406.2940.26
 1700 1013.86  1135.57  1151.22  1381.46  431.6842.78
 1800 1073.49  1202.37  1218.93  1462.72  457.0745.30
 1900 1133.13  1269.17  1286.65  1543.98  482.4747.81
6.82000464.46 1192.77 277.00 1335.97 185.03 1354.37 125.30 1625.24 101.82 507.8650.33
 2100 1252.41  1402.77  1422.09  1706.50  533.2552.84
 2200 1312.05  1469.57  1489.81  1787.77  558.6555.36
 2300 1371.69  1536.36  1557.53  1869.03  584.0457.88
 2400 1431.33  1603.16  1625.25  1950.29  609.4360.39
7.92500539.59 1490.96 321.81 1669.96 214.96 1692.97 145.57 2031.55 118.29 634.8362.91
 2600 1550.60  1736.76  1760.68  2112.82  660.2265.43
 2700 1610.24  1803.56  1828.40  2194.08  685.6167.94
 2800 1669.88  1870.36  1896.12  2275.34  711.0170.46
 2900 1729.52  1937.15  1963.84  2356.60  736.4072.98
8.43000573.75 1789.16 342.17 2003.95 228.57 2031.56 154.78 2437.86 125.78 761.7975.49
 3100 1848.80  2070.75  2099.28  2519.13  787.1878.01
 3200 1908.43  2137.55  2167.00  2600.39  812.5880.53
 3300 1968.07  2204.35  2234.71  2681.65  837.9783.04
 3400 2027.71  2271.15  2302.43  2762.91  863.3685.56
8.63500587.41 2087.35 350.32 2337.94 234.01 2370.15 158.47 2844.17 128.77 888.7688.07
 3600 2146.99  2404.74  2437.87  2925.44  914.1590.59
 3700 2206.63  2471.54  2505.59  3006.70  939.5493.11
 3800 2266.27  2538.34  2573.31  3087.96  964.9495.62
 3900 2325.90  2605.14  2641.03  3169.22  990.3398.14
8.74000594.24 2385.54 354.39 2671.94 236.73 2708.74 160.31 3250.49 130.27 1015.72100.66
 4100 2445.18  2738.74  2776.46  3331.75  1041.12103.17
 4200 2504.82  2805.53  2844.18  3413.01  1066.51105.69
 4300 2564.46  2872.33  2911.90  3494.27  1091.90108.21
 4400 2624.10  2939.13  2979.62  3575.53  1117.29110.72
8.54500580.58 2683.73 346.25 3005.93 231.29 3047.34 156.62 3656.80 127.28 1142.69113.24
 4600 2743.37  3072.73  3115.06  3738.06  1168.08115.75
 4700 2803.01  3139.53  3182.77  3819.32  1193.47118.27
 4800 2862.65  3206.32  3250.49  3900.58  1218.87120.79
 4900 2922.29  3273.12  3318.21  3981.84  1244.26123.30
8.15000553.25 2981.93 329.95 3339.92 220.40 3385.93 149.25 4063.11 121.29 1269.65125.82
 5100 3041.57  3406.72  3453.65  4144.37  1295.05128.34
 5200 3101.20  3473.52  3521.37  4225.63  1320.44130.85
 5300 3160.84  3540.32  3589.09  4306.89  1345.83133.37
 5400 3220.48  3607.11  3656.80  4388.16  1371.22135.89
7.85500532.76 3280.12 317.73 3673.91 212.24 3724.52 143.73 4469.42 116.79 1396.62138.40
 5600 3339.76  3740.71  3792.24  4550.68  1422.01140.92
 5700 3399.40  3807.51  3859.96  4631.94  1447.40143.44
 5800 3459.04  3874.31  3927.68  4713.20  1472.80145.95
 5900 3518.67  3941.11  3995.40  4794.47  1498.19148.47
7.56000512.27 3578.31 305.51 4007.91 204.08 4063.12 138.20 4875.73 112.30 1523.58150.98
 6100 3637.95  4074.70  4130.83  4956.99  1548.98153.50
 6200 3697.59  4141.50  4198.55  5038.25  1574.37156.02
 6300 3757.23  4208.30  4266.27  5119.51  1599.76158.53
 6400 3816.87  4275.10  4333.99  5200.78  1625.16161.05
7.16500484.95 3876.51 289.22 4341.90 193.19 4401.71 130.83 5282.04 106.31 1650.55163.57
 6600 3936.14  4408.70  4469.43  5363.30  1675.94166.08
 6700 3995.78  4475.49  4537.15  5444.56  1701.33168.60
 6800 4055.42  4542.29  4604.87  5525.83  1726.73171.12
 6900 4115.06  4609.09  4672.58  5607.09  1752.12173.63
6.47000437.14 4174.70 260.70 4675.89 174.15 4740.30 117.93 5688.35 95.83 1777.51176.15
 7100 4234.34  4742.69  4808.02  5769.61  1802.91178.67
 7200 4293.98  4809.49  4875.74  5850.87  1828.30181.18
 7300 4353.61  4876.28  4943.46  5932.14  1853.69183.70
 7400 4413.25  4943.08  5011.18  6013.40  1879.09186.21
 7500 4472.89  5009.88  5078.90  6094.66  1904.48188.73
 7600 4532.53  5076.68  5146.61  6175.92  1929.87191.25
 7700 4592.17  5143.48  5214.33  6257.18  1955.27193.76
 7800 4651.81  5210.28  5282.05  6338.45  1980.66196.28
 7900 4711.45  5277.08  5349.77  6419.71  2006.05198.80
 8000 4771.08  5343.87  5417.49  6500.97  2031.44201.31
 8100 4830.72  5410.67  5485.21  6582.23  2056.84203.83
 8200 4890.36  5477.47  5552.93  6663.50  2082.23206.35
 8300 4950.00  5544.27  5620.64  6744.76  2107.62208.86
 8400 5009.64  5611.07  5688.36  6826.02  2133.02211.38
 8500 5069.28  5677.87  5756.08  6907.28  2158.41213.89
 8600 5128.92  5744.66  5823.80  6988.54  2183.80216.41
 8700 5188.55  5811.46  5891.52  7069.81  2209.20218.93
 8800 5248.19  5878.26  5959.24  7151.07  2234.59221.44
 8900 5307.83  5945.06  6026.96  7232.33  2259.98223.96
 9000 5367.47  6011.86  6094.67  7313.59  2285.37226.48
Posted at 2008/07/13 02:30:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | キーワード | クルマ
2008年03月01日 イイね!

ガラス打刻マーク

ガラス打刻マーク 自動車のガラスにはサンドブラストによって打刻マークが入っている。
そこには、どのガラスメーカーのどんなガラスなのかといった情報と合わせて自動車メーカーのマークも入っている。

 自動車のガラスには、純正部品(自動車メーカーマークが入っている)と、ガラスメーカー直送のもの(自動車メーカーのマークがない)があり、一般的に言って自動車メーカーのマークの入った純正部品の方が値段が高い。

 これにより、中古車の場合には、ガラスに自動車メーカーのマークが入っていない場合は、何かしらの理由によってガラスを交換している可能性がある。多くは自動車事故と想像するが、石跳ねによってひびが入ると車検には通らないので交換したのかもしれない。もちろん、すべてのクルマのガラスには必ず自動車メーカーのマークが入っているわけではないので、オリジナルの状態を知った上で判断する必要がある。なお、自動車メーカーのマークが入っているのはほとんどフロントウィンドウである。

 AZ-1/CARAのガラス打刻マークは、オリジナルの状態でマツダともスズキともメーカーのマークは入っていないタイプである。
※注:何台かのAZ-1/CARAを確認しましたが、クルマの性格上(?)当たってる個体が多いのでもしかしたら間違いの可能性があります)

たとえば、フロントウィンドウはこのような打刻マークとなっている。


「LAMIPANE」は日本板硝子(株)の商品名。
その横の「H」は不明。
「DOT23」はDOT(米運輸局)及びNHTSA(米高速道路交通安全事業団)の登録番号で、日本板硝子(株)は世界で23番目に登録の意。
「JISマーク」は言わずと知れた日本工業規格のマーク。
「LP」はJIS規格の「合わせガラス」の意味。
「NIPPON SAFETY」は日本板硝子(株)のロゴ。
「AS1」のASは「American national Standard」を意味し、「AS1」は自動車のどの部位にも使用可能なガラス。
「NSG.M491」はMナンバーと呼ばれるものでガラスの色や厚さを表す(NSGは日本板硝子(株))。グリーン、ブロンズ、ブルー、グレー、クリアーなどの設定があればこの番号によって変更可能。AZ-1/CARAはおそらく色変更はできない。Mナンバーで検索すると別の車種がいくつかヒットするので車種とは結びついていないと思われる。

そしてリアウィンドウは

同じ日本板硝子(株)製であるが、商品名がフロントガラスとは異なり「THERLITE」となっており、JIS規格は「TP」なので「強化ガラス」となる。また、「AS2」なのでフロントガラス以外に使用可能なガラスを使っているのがわかる。Mナンバーは「NSG.M398」である。


サイドウィンドウ
日本板硝子(株)製、強化ガラス、Mナンバーは「NSG.M498」であり、商品名は無し。









チケットウィンドウ
日本板硝子(株)製、強化ガラス、Mナンバーは「NSG.M498」、商品名無しで、サイドウィンドウと同じMナンバーである。









リアクォーターウィンドウ
日本板硝子(株)製、強化ガラス、Mナンバーは「NSG.M31.98」、商品名無しで、写真は右側だが打刻は車内側から入っていて、右側面のガラスはすべて裏側からの打刻であり、左側は外側である。







ルーフグラス
日本板硝子(株)製、強化ガラス、Mナンバーは「NSG.M4984」、商品名無し、「AS3」なので運転視界に関係ないところに使用可能なガラス。







 すべてのガラスに「日本板硝子(株)」と記載したが、クルマによってはフロントとフロントサイドは日本板硝子(株)製、リアサイドとリアは旭硝子(株)製などの他のガラスメーカー製品と混在しているクルマもある。

 自動車用の強化ガラスは板ガラスを軟化温度まで加熱後に急冷することにより、表面に圧縮応力を発生させた「物理強化」ガラスである。ガラスは引っ張りに弱いが、表面を急速に冷やすことで表面を圧縮、その分、内部は引っ張りとなることで、引っ張った時の限界を超す前に圧縮した力の超えないと割れる状態に達しないようにしたものである。物理強化ガラスの利点は割れた時に破片が細かく、鋭利な破片が少ない為、自動車用ガラスに最適なわけである。

 合わせガラスは、2枚の板ガラスの間にポリビニールブチラールを中間膜としてはさみこんだガラスで、衝撃をやわらげたり、破片が飛び散らないことで顔面への損傷を低減している。1987年(昭和62年)9月以降に生産された自動車のフロントガラスに装着されることが法律により義務付けられている。

 運悪くガラスを交換する必要に迫られた場合、車検証から「自動車のメーカー」「車種名」「型式」「初度登録年月」「車台番号」「型式指定番号」「類別区分番号」と交換するガラス箇所と「Mナンバー」が必要となる。以下に必要な情報を記す。


自動車メーカー・・・マツダ/スズキ
車種名・・・AZ-1/キャラ
型式・・・E-PG6SA/E-PG6SS
初年度登録年月・・・※車検証確認
車体番号・・・PG6SA-xxxxxx/PG6SS-xxxxxx ※車検証確認
形式指定番号・・・07155/07156
類別区分番号・・・0001/0001
フロントウィンドウ・・・M491(ぼかし無/フィルムアンテナ無)
サイドウィンドウ・・・M498
チケットウィンドウ・・・M498
リアクォーターウィンドウ・・・M31.98
ルーフグラス・・・M4984
リアウィンドウ・・・M398


この情報がすべてのAZ-1/CARAオーナーに不要な情報でありますように。

【2009年4月追記】
このクルマのガラスが入手できなくなる事態となっていたようですが、とりあえずはギリギリのところで回避できたようです。
詳細は「世界最小のスーパーカー(笑)AZ-1のページ」のAZ-1のフロントガラスが再生産
Posted at 2008/03/02 00:02:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | キーワード | クルマ

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