TAM.18 モデルA

　今でこそ、クルマのエンブレムは平面タイプになって立体的なマスコットはロールスロイスぐらいになっている。が、一昔前はジャガーやベンツもエンブレムは立体的、さらにさかのぼれば戦前は、結構立体的なエンブレム。こちらはといえば…？

　フォードが1920年代後半に生み出したこのモデルA。なんでも1927年には一大センセーショナルを巻き起こしたとか。当時の事は分からないにしても、なるほど、これよりも前のクルマに比較すれば、流麗な形状だったり、色々と他よりも洗練されている部分が多々見受けられる。

　特に、サイドビューが洗練されて見える。モノコック構造を取っている現在のクルマにしたら、作る事が難しい4ドアオープン。幌の形状も、当然ながら人力で開閉をするスタイル。窓が用意されていないのは当然だが、これはこれで、痛快なドライブになりそうですね。