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NZ1日目
NZ2日目
NZ3日目
NZ4日目
忘れもしません。
ぎんがめさんの衝撃的な
ニュージーランドの旅行記を今年の1月にこのみんカラで見てしまったことによりはじまりました。
KPRCのメンバーで北海道を3回ほどバイクツーリングしましたが、昨年の年末あたりに次回はどこにしようと探していたのです。
そんなところに、このきれいな景色と信州でも見られない北海道のようにまっすぐな道やビーナスラインでも見られないガードレールが無いゆっくり上がる峠の道を見た私はメンバーにニュージーランドを提案しました。
メンバーにも当然
ぎんがめさんのブログを見てもらいました。
北海道よりもスケールの大きい写真を見たメンバーの「マジ?」「これしかないでしょう!」という歓声は今でも覚えています。
話はとんとん拍子に進み皆でニュージーランドに行こうと決めました。
始めは北島のオークランド近辺を徘徊するつもりでしたが、メンバーの一人が「バイクでダートを走るなら南島でしょう!」ということでクライストチャーチに行くことになりました。
しかし2月に入ったころにクライストチャーチ近辺ではもったいないということになりアクティビティが多い軽井沢のような街のクイーンズタウンにも行くことになりました。
3人がバイクで3人が車です。
それからです自分では人生最大の旅行と決めて準備してきました。
ぎんがめさんにねだって、参考になるものを送ってもらうと、なんと地球の歩き方、ロンリープラネットの本など3冊と現地の大きな地図を喜んで送ってくれたのです。
そしてみなさんも知っているとおり一か月前にはデジタル一眼レフのカメラも購入しました。
さらに走った道を示すためにとGPSまで購入し9ヶ月間も準備してきました。
そして、待ち望んだ、やっとその時が来ました。
写真の説明 画像のサイズ
3:2 デジタル一眼レフで撮影 SONYα300 レンズ:シグマDC18-200mm1:3.5-6.3
12:9 コンパクトデジカメで撮影 パナソニックFX35
登場人物紹介 KPRCメンバー
HD先輩:学生の時バイクショップで5年近く働き、オフロードが大好き。最近古いポルシェを購入し修理代のほうがかかっている。番長肌。
hiroro先輩:オンロードのビックバイクを2台所有し、この前までNAロドのオートマに乗っていた。人を笑わせるのが趣味。
KB後輩:ビックバイクとオフロードバイクを持ち、気ままに乗っている。皆には「ドン引きKB」といわれている。
SM後輩:AE86でチャンピオンになったくらい速い、基本雪道が大好き。リフトアップ付の大きなガレージを持つ。基本クール。
ABちゃん:何しろ車で走ることが大好き。LOVEVEEのTRGにも数回参加し女神湖氷上も一緒に体験した。最近エンジンを壊したインプが戻ってきたばかり。
TAB:初めての道を走るのが大好き。まじめな性格だが基本とりあえずやってみる派。
一日目
さて、その日が来るとなんだか落ち着かないものです。
メモリーが壊れたら写真が無くなっちゃうのではと思いB5のノートパソコンも用意したのですがいろいろ心配になってきます。
確かぎんがめさんは
カメラをタクシーに置き忘れたり、落してレンズカバーを壊したりしていましたのでカメラも心配です。
更に道中のトラブルを想定するとブースターケーブル、けん引フック、パンク修理キット、補修用に針金やガムテープ、もちろんポンプや工具など7kgほどの修理道具を用意しました。
更にhiroro先輩が交代したいというのでバイク用のヘルメットまでスーツケースに押し込みます。
小学生の遠足みたいなもので前日はなかなか眠れなかったです。
午前10時に集合し、中央高速にて成田に向かいます。
途中双葉サービスエリアに寄りますが天気が良くありません。
都心の渋滞を心配しながら寄った石川PAではゲリラ雷雨が襲います。
でもNZで天気がよければと思いながら突然の雷雨を楽しんでいました。
首都高速ではほとんど渋滞も無く予定どおり午後3時には成田空港に到着です。
私はここで国際通話の出来る携帯電話を借りなければならないので、みんなと少し別れてauショップに行きます。

インターネットで予約してあったので3分程度で借りられました。
充電器もソケットも入っているケースごと貸してくれます。
成田空港で借りて、成田に返したほうが地元で借りて返した場合の2日分の料金を多くとられなくていいのですよ。
一日レンタルが500円なのだそうですが、通話料金が高いのです。
みんカラの自分のページを見たいのですが、ここは我慢です。
搭乗の手続き開始ですがスーツケースの重量20kgまでのことをすっかり忘れていた私は自分のスーツケースを持って唖然とします。
約30kgはありそうです。
通常24kgまでは通してもらえそうですがちょっと重たすぎます。
すると救世主登場です。なんとHD先輩は航空会社のゴールドカードを持っていて、2人で50kgまでOKというのです。
もうそこからHD先輩に金魚の糞のようについて搭乗したのはいうまでもありません。
搭乗時刻が15時45分とまだ時間があるので、お店をぶらぶらしたり、一度外に出てみます。空港ってなんか夕暮れも絵になるのですね。
先輩たちは相変わらずタバコを吸いに小さい小屋に入っていきます。
搭乗の前にやっぱ展望台に行って写真を撮りました。
多趣味オヤジさんみたいになかなかうまく撮れないものですね。
JALですかね。
そろそろ時間になったのでターミナルを移ります。
ちょっとの距離ですがバスのようなものに乗っていきます。
ターミナルに着くと免税店がきらびやかに購買意欲を誘おうとしています。
88番ゲートに移る途中こんな子供の遊ぶスペースなんかもありました。
まだ搭乗まで時間があるのでガラス越しにいろいろな飛行機を撮ってみました。
これが私たちの乗るニュージーランド航空のジェット機です。(777-200ER)
夕焼けがいまひとつでしたが、私たちの人生最大の旅行を送り出してくれているような感じさえ受けました。
飛行機に乗ると後ろから2番目の席でした。
もし何かあったら生き延びる確率は高いところだなと思いながら荷物を上のボックスに入れます。
後ろは結構空席があり、移動して撮影のため窓際を頂きました。
予定どおり18時50分に離陸します。
成田での外気温21℃、NZの天気が心配です。
機内食が出ます。私的には全然OKでおいしかったですよ。
それにしても機内って寒いんですね。毛布に身をまといノートパソコンでこの日記を書いています。
さあこれから9402㌔、10時間40分のフライトです。
本当に現地の天気が心配ですが、バッテリーもあまり無いので一休みします。
すると2時間寝たところで目が覚めてしまいました。
それからなかなか寝付けなかったので秘密兵器でもありませんが耳栓を取り出して装着!また2時間ほど寝ました。
現地時刻の5時頃(日本より3時間進んでいます)起きると朝日が出てきそうな気配です。
後ろの左側に仲間が座っていたので、窓際を譲ってもらい明るくなるのを待ちます。
朝日があがる寸前、高度12000メートルなので雲の上からの朝焼けです。
一人でうっとりしています。
時間がたつことに明るくなってきて、何枚も撮影しちゃいました。
ちょうど現地の時間で6時50分ごろに朝日が顔を出してきてまたうっとりしながら撮影します。
朝食の時間になりました。日本食がついたものも頼めるようですが、今回は洋食を頼みました。
予定通り8時半にクライストチャーチに到着できそうです。
でも海の上は一面の雲
天気が心配になってきましたが、陸地になり高い山を越えると雲が切れてだんだん地形が見えてきました。機体は西風にあおられてかなり揺れています。
平地も見えてきました。一面畑ですね。
平地には雪は無さそうで一安心です。
到着したクライストチャーチの空港は思ったよりも小さくて税関もすんなり通りました。
私とABちゃんはみんなとは別に個人的にレンタカーを借りているのでレンタカー屋に電話をしてみます。私は英語が全然しゃべれませんが、電話がつながって自己紹介をするとななんか早口でしゃべりだしたではありませんか。
さすがに早口では何を言っているのかわからないので英語をしゃべれる現地添乗員の女性に代わります。
どうやら11時にホテルで待っているというメールを送ったのですが、もうこの空港まで迎えにきているというではありませんか(@@
外に出てきてみるとここでピックアップしてレンタカーのオフィスに連れて行くのでワゴン車に乗れというのです。
急遽みんなと別れてABちゃんとワゴン車に乗ることになりました。
二人とも英語がしゃべれないのに、私は「何とかなる!」とABちゃんに笑顔で言ってみたものの内心かなり心配です。
みんなと一時お別れを言って迎えに来たワゴン車に乗りこみました。
それでも無言ではいけないと単語を並べてしゃべりかけます。
当然車の話題を振ってみました。
「日本車が多いですね?」
「この国では車は作ってないのですか?」などほんの少しですが何とか間をつなぎました。
オフィスに到着です。
するとありました。希望していた金色のNBロードスターがそこにはちゃんとありました!
やった~念願のNZでのオープンがこれで楽しめます。
ABちゃんは3日前に予約したこともあって営業車みたいなカローラワゴンです。
NBロドは二人乗りですからABちゃんも一緒に乗って行けばけばいいのですが、ABちゃんも一人でNZを運転をしたいというので、こういう選択になってしまいました。
それからです英語がわからない二人が条件の説明を受けます。
国際免許を出してというので出そうとすると、私はどこにしまったかわからなくなりパニックになります。ここまで来て乗れないなんてあってはいけないと思いつつ、かなり焦った私はバックをひっくり返して探し始めました。
不安そうな店員とABちゃん。
そういえば昨日、無くしてはいけないと隠れポケットにしまったことを思い出して、見つけました。本当によかった~
今までの苦労が台無しになるところでした。
それから保険の話、傷のチェックをして何とか無事説明が終わりました。(日本と同じで結構チェックが厳しいです)
二人いれば何とかなるもんですね。(爆)
え~と走行距離は?
(@@)12万キロを超えています。人気なんですね!
それではスタートです。
もちろんここからオープンにして走りますよ~
ホテルまでは店員に聞いていたのでその通りに走ってみることに、日本と同じで右ハンドルで左側通行です。
でも、NZは右折優先ですので、十字路での左折は目の前の右折車をパスしてから左折なのです。
ここは日本とは違いますね。
それに信号が無い代わりにあちこちの交差点はロータリーになっていて、ここも右から来た車優先ですので、自然とロータリーへの侵入は一時停止で右側に車が無いことを確認してから入っていきます。(実際は一時停止しなくてよい)
それでも何回も繰り返すと慣れるもんですね。
私たちは快調にホテルへ進んでいきます。
余裕が出てきた私は運転しながらコンデジで撮り始めます。
ちょうど日本でいう4月に入る季節なので、通りでは桜が満開です。
気温も20度以上あり曇っていますがオープン走行気持ちいいです。
この日を何ヶ月も待った私は思わずガッツポーズしてしまいました。
標識は日本と違って行き先表示がまったく無いので、通りの名前を確認しながら曲がっていきます。
クライストチャーチの中心街にやってきました。

長野市と同じくらいの30万人にいる都市ですのでそれなりにいろいろな店がありました。
ちょっと迷いましたが予定どおり10時半にはホテルに到着し、Pのマークがある場所へ車を止めます。
ABちゃんにホテルのロビーに行ってもらっている間私が車の番をしていると、交通整理のおばちゃんみたいな人がABちゃんの車のタイヤにチョークで印をするではないですか(@@
「私の友達の車です」というと「後5分」と怒ったように行ってしまいました。
標識を見ると「5minits」とあるのでこの辺では有料のパーキング以外にちょっと止めたい人用に別枠で5分間だけ止められるみたいです。(夜撮った写真)
でもチャックが早すぎます、だってまだ2分ぐらいしか停めてないのですよ。街中でよく捕まっているのを見たとぎんがめさんが言っていたのはこれだったんですね。
しょうがないのでバイクに乗る3人を待つ間2週ぐらい街を流す羽目に、でもこれで中心街が理解できました。
ここからはバイクを借りる3人はABちゃんのワゴン車に乗り込み貸し出しに向かいました。
私はもう一人違う場所でレンタカーを予約したSM後輩をレンタカー会社に連れて行きます。
SM後輩はなんと真っ赤なNAロドだったのです!(走行10万キロ)
これでロードスター2台のランデブーが実現します。♪
何とか借りてホテルに戻るとちょうどバイクの3台もやってきました。
ちょうどお昼になったので、車をホテルの駐車場に入れ、歩いて皆でお昼を食べに行きます。
フードコートといってテイクアウトのお店が何件も並ぶところに入っていきます。
私はここでサンドイッチとマフィンを頼みました。
先輩たちは明日どうしても道中カップラーメンが食べたいらしく、湯沸し用の燃料を買出しにアウトドアショップに行きます。
さすがNZ、何件もアウトドアショップがありました。
日本より物価も税金(12.5%)も高いのかそれなりの値段をしていたので、私は何も買わずに街中を撮りまくっています。
これはポストのようです。
国が違えばやっぱ形も違うものですね。
その後はなんか車関係の看板があるところがあったのでみんなを誘って入ってみると、
旧車がずらり、なんという車でしょうか?
フェラーリはさすがにわかりましたが。
後ここは車に関する本がずらりと並んでいました。
もちろんMX-5もありましたよ。(30ドル)
さらには壁一面にミニカーが並んでいましたが、さすがにNAロードスターはありませんでした。(NBはありましたが)
その後地図専門店に寄り他のメンバーは地図を購入します。
後で知ったのですが結構ガソリンスタンドでも安く販売していて、中には日本語の地図もあったりと専門店のほうがありすぎて上手く選べなかった感じです。
それから大聖堂を見に行きます。
広場になっていて日本人が結構いますね。
路面電車(トラム)も走っていたりとやはりイギリスっぽいですね。(植民地)
それではよいよロド2台と(ABちゃんは赤いロドに同乗)バイク3台でバイクショップお勧めのコースへ行ってみるとこにします。
街を抜けちょっと高い丘を越えると、もうそこはいい感じのワインディングが続きます。
ビーナスも顔負けの絶景ポイントが待っていました。
最初の展望台で停まります。
寒いと私が脅かしていたのでドン引きのKB後輩もさすがに25℃という暖かさとこの絶景とワインディングに「バイクにして良かった~」とはしゃいでいました。
もちろんhiroro先輩はこんなんです(笑)
もちろんロド2台を並べて撮影です。
当然私も「サイコ~」の連発です。
反対側は海が見えて感動する景色が広がっていました。
さらにゴンドラのあるマウントキャベンディッシュのほうへ登っていくと、なんというのかガードレールが無いビーナスラインが私たちを迎えてくれました。
当然ほかの人たちは先に進んで行ってしまいますが、私はもちろん停まって撮影です。
どこに停まっても絵になります。
このウジのようなものは羊です。どうやらこのあたりは牧場地帯のようなのです。
反対側には湾が見渡せます。
中心街から15分でこんな景色が見られるのですから、NZはすごい場所ですね。
本当に「やっほ~」ですよ!
さすがゴンドラがあるところには
ガードレールがありました。(結構走り屋が落ちてんだろうな)
海が見渡せ得る場所ではさすがに皆さん停まっていて記念撮影をしていました。
私も混ざりたかったのですが、家畜逃げ防止用の橋があったのでちょっと後ろで撮影です。
高いところからの景色を堪能しました。
赤のNAロドいいですね~
堪能したので一服ということでお店に入りコーヒーを飲みます。
駐車場でも絵になりますね!
それから私が先頭で海岸線を通り抜けます。
サムナービーチのあたりです。
道の両方が海になっています。最高!
皆も楽しそうですね!
調子に乗って進んでいくと場所がわからなくなり迷ってしまいました。(後で走った後の地図が出ますがぐるぐるしてました)
それでも何とかバイクのHD先輩が誘導してくれて5時にはホテルに到着しました。
夕暮れの大聖堂もいい感じです。
夕焼けがいまいちなので明日の天気が心配です。
暗くなってきて街のネオンがつき始めました。
この後の夕飯は私たち以外のグループも誘って地ビールバーへ
ピザや煮物などまったくはずれが無くておいしく頂きました。
でもお酒がまったくダメな私はビールを二口もらって水に変えましたが・・・
ご馳走様でした(信州では頂きました)1人2000円でした。
このチョコの中身はコーヒー豆でおいしかったですよ。
NZの一日目はクライストチャーチを70キロ走行しただけでしたが、景色を堪能しちゃいました。
こうしてパソコンで日記を書いて夜11時にベットに入りました。
明日の天気が心配ですが、一日中雨は無いようです。(願っているだけ)
トータル73キロの走行
ニュージーランド全土の地図
今日一日走ったクライストチャーチでのコース(真ん中の真っ直ぐな直線はエラーです)
では2日目に続きます。