それなりに古い車種を使用している方はご存じと思いますが、今年の車検からヘッドライトの検査が変わりました。
元々ハイビームで検査していたのですが、ある日国交省が今後はロービームで検査しますと言い出しました。しかしいきなり検査方法を完全に変えると客も現場も死ぬほど混乱するので、しばらくはロービームで検査に通らなかった場合、ハイビームにして合格できれば良いよ、となっていました。
その移行期間が終了し、ハイビーム検査が完全に廃止されることとなったわけです。
こうなるとRX-8のような古い車では大きな問題が発生します。
ヘッドライトの黄ばみです。
ヘッドライトに使われるポリカーボネートは、ガラス並みに透明で、ガラス以上に丈夫な性質を持つ樹脂です。
樹脂なので、紫外線やライト自身の熱などで劣化してその透明度は失われていきます。
mazda2をセカンドカーとして迎えた2020年頃から、新車の輝きとの違いもあってヘッドライトの暗さを自覚するようになっていました。
うちの子は初年度登録が2012年。上の画像が2022年なので10年でここまで劣化してしまうということです。
2023年の車検の際に、ヘッドライトはロービームで通ったかを確認したところ、通らなかったとの返事。
このままでは移行期間が終われば車検に通らなくなることは確実であり、何らかの対策を講じる必要がありました。
まず試してみたのはkeeperのヘッドライトクリーン&プロテクト。
施工後の画像がこちら。
想像以上にきれいになったなという印象。
ヘッドライトのカットオフもバッチリ出ています。
これは行けるか?と思ったのも束の間、半年ほどで元通り。
keeperのメカニックも言っていましたが、ここまで変色してしまうと一時的な処置にしかなりません。keeperの施工は外側だけなので、殻割りして内側を磨いてみてもいいのですが、もう根本的に対症療法でどうにかなる段階を過ぎてしまっていると考えていいでしょう。
ということで、ヘッドライトの新品在庫があるうちに交換しました。
before
after
まるで新車のような輝きとなりました。
新品だから当たり前か。
お値段は1個ギリギリ1桁万円台。ほんとにギリギリ。ペットボトルのお茶買ったら2桁になるくらいギリギリ。
これでとりあえず向こう数年間は問題なくなりました。
いずれこのヘッドライトがダメになったときはどうするかという問題が出てきますが、keeperのヘッドライトクリーンは結構なインパクトがあったので、車検の直前に磨いてみたらその場しのぎ出来るかもしれません。
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RX-8 | 日記
Posted at
2024/03/30 23:07:54