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2022年11月05日 イイね!

スピーカー交換まとめ

デイズを購入したころは純正6スピーカーで十分と思っていた。その頃はデッドニングしていなかったし、パターンノイズの大きい新車装着タイヤだったしで、車内はうるさく、オーディオは取り敢えず鳴っていればいいという状態だった。
デイズは走りが良く、運転は楽しめるが、車内がうるさくてストレスがたまり、1時間程度運転すると休憩して気分をリセットしなければならなかった。

デイズに乗り換えてから、メンテナンスをできる限り自分でするようになり、みんカラを中心にいろいろな情報に触れているうち、車体をデッドニングするというチューニング方法があることを知った。更にいろんな事例を見ていくと、資材を購入すればDIYできそうだということが分かり、一番ノイズの酷そうなリアフロアからデッドニングし始めた。

フロア、ルーフ、ドアとデッドニングを進めて、車内が静かになってくると、当初は十分な品質と考えていた純正スピーカーシステムが脆弱と思えるようになってきた。ドアのアウターパネル・インナーパネルの制振処理をすればデッドニングは完成という頃になっても、スピーカーユニットが貧弱すぎて、デッドニング作業を完結させようという気になれなかった。そこで、思い切ってスピーカー交換して、静かになった車内でいい音を響かせようと方針変更した。

スピーカー交換もDIYでするので、作業が簡単になるように、既存の純正スピーカーケーブルを生かして、スピーカーユニットのポン付けで済むように最初から考えた。費用は抑えたいので、最初は最低ランクのカスタムフィットスピーカーを考えたが、YouTubeの比較動画を聴いて、1ランク上のスピーカーに変更した。また、最初は、フロントはセパレートタイプ、リアはコアキシャルタイプで考えていたが、紆余曲折の末、Aピラーにツイーター、各ドアにウーファーという、2ツイーター+4ウーファーの6スピーカーシステムに落ち着いた。フロントスピーカーはカロッツェリアTS-C1730S、リアはカロッツェリアTS-C1720Aのウーファーを採用した。

構成図


フロントスピーカーがセパレートタイプなら、リアはコアキシャルタイプを選択するのが普通と思うが、軽乗用車で車内空間が小さく、後席でもフロントツイーターの音は聞こえるから、後席の足元にツイーターがあっても変にフロントのツイーターと干渉するだけと考えて、このような構成にした。また、ドアスピーカーが全てウーファーの方が、サラウンドシステムとの相性が良いと考えた。
メーカーの設計では、ウーファーはパッシブネットワークのローパスフィルタを介することになっているが、ポン付けによる作業の簡略化とローパスフィルタ省略によるローコスト化を優先し、また、ローパスフィルタによる音質劣化を避けるメリットもあるだろうと考え、ウーファーはヘッドユニットと直結した。ウーファーのローパスフィルタがないと、電気的にはクロスオーバー周波数以上の周波数帯域で周波数特性が盛り上がってしまうが、音響的には、クロスオーバー周波数である2kHz付近から、ウーファーの斜め方向の音は減衰するので(下図参照)、乗員の耳の位置では、周波数特性はフラットに近くなると考えた。

参考図 フォステクスFE166NV2周波数特性(フォステクスWebページより引用)


カロッツェリアTS-C1730Sウーファー単体での周波数特性は公表されていないので、同クラスのフルレンジユニットの周波数特性で検討したが、2kHz付近から60度方向の音圧レベルが低下し、5kHz付近からは30度方向の音圧レベルも低下している。方向ごとの周波数特性にこのような特徴があるならば、ツイーター単体での周波数特性(下図)を加味して考えると、結構フラットに収まるだろうと目論んだ。

カロッツェリア チューンナップツイーターTS-T730II周波数特性 同Webページより引用

カロッツェリアTS-C1730Sツイーター単体での周波数特性は公表されていないが、実質的に同じ製品であるチューンナップツイーターのデータを参考にした。

TS-C1730Sのパッシブネットワークは、ウーファーのローパスフィルタとツイーターのハイパスフィルタが一つのケースに収められており、アッテネータもついている。

カロッツェリアTS-C1730S Webページより引用
ツイーター一つに対してウーファーが二つになるので、アッテネータは+3dBの設定とした。これにより、アッテネータの抵抗をパスできるので、その分、ツイーターの音質向上が望める。また、パッシブネットワークにウーファーを接続しないので、ウーファーのローパスフィルタとツイーターのハイパスフィルタの電磁干渉による音質劣化も避けられるメリットがあると思われる。

取付については、ツイーターはAピラーに取り付けた。これは、Aピラー取付とダッシュボード上取付を比較した動画を参考にして決定した。取扱説明書では、ダッシュボード上とドア内張に取り付ける例が挙げられていたが、デイズのAピラーは根元が二股で奥側が車内中央を向いた平面となっていて、ツイーターを取り付けるのにちょうどよかった(ツイーターは逆さづりになる)。また、ツイーター取付金具を取り付けるための穴あけ加工もダッシュボード上に取付より楽だった(Aピラーは外して室内で作業できるが、ダッシュボードは外せないので車内作業となり作業しにくい)。
整備手帳→
DIY ツイーター交換
ツイーター取付状態(助手席側)


ウーファーの取付には樹脂製のスピーカーブラケットを使ったが、ブラケットを制振加工して、ブラケット自体が制振材となるようにした(参考動画→こちら)。
ドアのデッドニングは、よくあるサービスホール閉塞によるエンクロージャー化は行わず、アウターパネル・インナーパネルの制振とスピーカー裏へのディフュージョン拡散シートの設置、内張への吸音断熱シートの貼り付けだけであるが、低音域の制動が良く、締まった迫力のある音を聴かせてくれている。
整備手帳→
DIY 運転席ドア・リア右ドア スピーカー交換
DIY 助手席・リア左ドア スピーカー交換

このようにして、スピーカー6個すべてを交換した結果は、予想を超える素晴らしい音であった。当初はミニコンポ並みの音が出ればいいと考えていたが、それをはるかに超えていた。高域から低域まで音の切れと分解能が良く、音像がごちゃっとしないので、ボリュームを上げても五月蠅くはなく綺麗な音ではっきりと鳴っているし、繊細さも同時に持ち合わせている。同じ音源を聞き比べると、ミニコンポの方が音が歪んで鈍っているのが分かる。さすがに低音はミニコンポのきちんと設計されたバスレフ型スピーカーの勝ちと思いきや、締まった感じと迫力、音像すべてにおいてカースピーカーが勝っていた。カロッツェリアウーファーの方が口径は大きいが、ドアパネルの制振と吸音処理をしただけで、低音域のコントロールは何もしていない。偶然の産物とは言え、すごいことだ。
今回のスピーカー交換は、音楽を活き活きと響かせるため、周波数特性よりも、音の切れや分解能、情報量の多さや音の繊細さに重きをおいて、様々な要素の組み合わせを考えたが、考えた以上の結果が得られて、非常に満足度が高かった。秀逸なスピーカーユニットの特性を生かしきれた結果だと思う。
スピーカー交換前は、ダイナミクスの変化の小さい楽曲を小さめの音でチャラチャラ鳴らしていた(音を大きくすると歪が目立って聴いていられないため)。
今は大編成のオーケストラ曲でも普通に聴いていられる。ドライブ中に聴ける曲が増えてカーライフが豊かになった。前席はスピーカーに囲まれているうえ、サラウンドシステムも設定しているので、音場の包まれ感が心地よい。後席は全てのスピーカーが耳より前にあるので包まれ感は当然ないが、低音域の迫力は前席より大きく、ダイナミックな音像を楽しむことができる。運転しないときは後席に座って音楽を楽しみたい。
Posted at 2022/11/05 17:56:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2022年10月30日 イイね!

デイズ B21W DIYデッドニングまとめ

デイズに乗り換えて、走りは良くて運転は楽しめるようになったが、車内がうるさくて1時間以上の連続運転に耐えられず、全体像を見通さないままDIYデッドニングに着手したのが5月中旬。ようやく完成と思えるようになったのが2日前(10月28日)。プロに任せれば1~2日でできそうなことを、1回1~2時間ほどの作業を繰り返し、足掛け6ヶ月かけて行ってきた。デッドニングの最後にスピーカー交換も実施して、静かになった車内でいい音を聴けるようにし、更にシートカバーもつけて座り心地をアップさせ、長時間運転を快適にこなせる環境は整備できた。エアコンオフのときアイドリングストップで停止すると、車内は本当にシーンとしている。あともう少しサスペンションの動きがしなやかになって乗り心地が向上すれば文句なしだが、車体の小さい軽自動車なので、そこまで求めるのは無理だろう。

デッドニング以前にノイズ発生源そのものの対策が一番有効だということが経験から判った。ノイズ発生源は、エンジン・トランスミッション・エアコンプレッサー・タイヤ・マフラーが挙げられる。
エンジンはエンジンオイルをカストロールEDGEに替えて静かになり、オイルフィルターをBOSCHにしたら更に静かになり、エンジオイル添加剤LOOPウルトラクリーニングを入れてより一層静かになった。
トランスミッションは何の対策もしていない。その内CVTフルード交換はするつもり。
エアコンプレッサーはエアコン潤滑剤を添加したら非常に静かになった。
タイヤは、夏タイヤはプレミアムコンフォートタイヤにしてロードノイズが減り、冬タイヤも偶然ロードノイズが非常に少ないモデルだった。
マフラーは何の対策もしていないが、純正が多分一番静かだろう。

デッドニングは制振・遮音・吸音の組み合わせて静かな車内を作っていくが、制振処理は基本的にノックスドール3100を刷毛塗りして行った。ブチルゴム+アルミシートの制振材の方が施工は簡単だが、経年劣化による制振材の剥がれを嫌って、わざわざ手間のかかるノックスドール3100を基本にした。また、ノックスドール3100は防錆効果もある。

実際の施工個所は次の通り。

エンジンルーム内バルクヘッド:耐熱制振シートを貼り制振処理をした。効果は想像以上でエンジン・トランスミッションとも車内で聞こえる音がかなり静かになった。また、ワイパーモーターの音も殆ど聞こえなくなりワイパーが無音で動くのが魔法のような感じ。
整備手帳→DIYデッドニング バルクヘッド制振処理

前輪タイヤハウス:インナーライナーにノックスドール3100を塗布して制振処理。ロードノイズとエンジン音が低減した。雨天時の跳ね音も減少しているはずだが、まだ実感したことがない。
整備手帳→
DIYデッドニング フロント右タイヤハウスインナーライナー制振
DIYデッドニング フロント左タイヤハウスインナーライナー制振

ルーフ:外板裏側にノックスドール3100で制振処理、天井内張に吸音断熱シートを追加で貼って吸音断熱処理。また遮熱対策としてアルミ保温シートを吸音断熱シートに重ねた。ルーフ後端は遮音シートも入れ込んだ。豪雨でない限り雨音はフロントガラスに当たる音しか感じなくなった。車内全体がシーンとした感じになった。
バックドアルーフ部分:バックドアのルーフ部分直下の空洞にグラスウールを詰め込んで吸音処理した。雨音の低減効果は十分あった。
整備手帳→
DIYデッドニング ルーフ制振・遮音・防錆・吸音断熱・遮熱
DIYデッドニング ルーフ前端部遮熱・吸音断熱
DIYデッドニング ルーフ最後部の吸音断熱・遮音
DIYデッドニング バックドアルーフ部分の吸音処理

Aピラー:内張に吸音断熱シートを貼って吸音処理した。ダッシュボード内部で響いていた騒音がAピラー内部を通って天井裏に伝わっていたようで、それなりの効果はあったが、その後のバルクヘッド制振処理により、ダッシュボード内部の騒音自体が激減したので、現状、大勢には影響ない状態になったと思われる。
整備手帳→
DIYデッドニング Aピラー吸音断熱
DIY ツイーター交換

Bピラー:下部の内張に吸音断熱シートを貼ったが、効果は感じなかった。
整備手帳→
DIYデッドニング 右後席・運転席フロア遮音、右Bピラー吸音断熱
DIYデッドニング 助手席・左後席フロア遮音、左Bピラー吸音断熱、リアシート下フロア遮音

CDピラー:内張に吸音断熱シートを貼った。効果はあるはずだが、運転席から離れていてよくわからない。
整備手帳→
DIYデッドニング ルーフ制振・遮音・防錆・吸音断熱・遮熱

運転席ドア・助手席ドア・後席左右ドア:アウターパネルにノックスドール3100塗布、インナーパネルに制振シートを貼り、制振処理。内張に吸音断熱シートを貼り付け。ドアポケット内側にエプトシーラー貼り付け。スピーカー裏のアウターパネルにディフュージョン拡散シートを貼り付け(前ドアはエプトシーラーも併用)。車外からの騒音は大幅に低下。特に対向車とすれ違ったときの音や並走するトラックなどの音が静かになり、運転時のストレスがなくなった。ドアを閉めた時、デッドニング前はバーンという音(リアドアは更にキーンという金属音も混じっていた)が、ボンという音になり、ドアの分厚い普通車の音になった。また、オーディオをかなりの大音量にしてもビビることもない。サービスホールは防水シートで塞いてあるだけだが、十分なデッドニング効果が出たと思う。
整備手帳→
DIYデッドニング 運転席ドア・リア右ドア制振処理
DIYデッドニング 助手席ドア・リア左ドア制振処理
DIYデッドニング 運転席ドア音響改善・吸音断熱
DIYデッドニング ドアスピーカー穴調査・運転席ドア音響改善
DIYデッドニング 助手席ドア音響改善・吸音断熱
DIYデッドニング 右リアドア音響改善・吸音断熱
DIYデッドニング 左リアドア音響改善・吸音断熱

リアフェンダー:ノックスドール3100を塗布して制振処理、内張に吸音断熱シートを貼り付け。ドアと同様、車外からの騒音の遮断に貢献しているはずだが、ドアとは違って乗員の真横ではないので、効果はよくわからない。また、リアタイヤハウスと空間的に繋がっているので、ロードノイズの低減にも貢献しているはず。
整備手帳→
DIY 右リアフェンダー制振・遮音・防錆・吸音断熱、リアシート下フロア(右側)制振・遮音・防錆
DIY 左リアフェンダー制振・遮音・防錆・吸音断熱、リアシート下フロア(左側)制振・遮音・防錆

リアゲート:アウターパネル・インナーパネルにノックスドール3100を可能な限り塗布し、内張に吸音断熱シートを貼りつけた。ワイパーモーターの音は聞こえなくなった。車外からの騒音の遮断効果もあるはず。
整備手帳→
DIYデッドニング リアゲート制振・遮音・防錆・吸音断熱

フロア:前席・後席の足元にはカーペット下に遮音シートを敷き込んだ。後席シート下からラゲッジスペースフロアにかけては、ノックスドール3100を塗布し、遮音シートを敷き、吸音断熱シートの貼り付けも行った。後席シートより前部はフロア鉄板とカーペットの間に発泡スチロールがあり、それなりの遮音・断熱効果が元々あったが、後席シート下より後はフロア鉄板だけで、ロードノイズとマフラー音は筒抜けの状態て、制振遮音効果は非常に大きかった。
整備手帳→
DIYデッドニング ラゲッジスペースフロア制振・遮音・防錆(ノックスドール3100塗布)
DIYデッドニング 右後席・運転席フロア遮音、右Bピラー吸音断熱
DIYデッドニング 運転席ペダル下フロア遮音シート追加
DIYデッドニング 助手席・左後席フロア遮音、左Bピラー吸音断熱、リアシート下フロア遮音
DIYデッドニング リアシート下フロア遮音(2)
DIY 右リアフェンダー制振・遮音・防錆・吸音断熱、リアシート下フロア(右側)制振・遮音・防錆
DIY 左リアフェンダー制振・遮音・防錆・吸音断熱、リアシート下フロア(左側)制振・遮音・防錆
DIYデッドニング 後席フロアからリアシート下フロアへの立ち上がり面を遮音
DIYデッドニング リアシート下フロア制振・遮音・防錆・吸音断熱

こうやって部位ごとに纏めてみて、フロントフェンダーは何もしていないことに改めて気づいたが、フロントタイヤハウスのインナーライナーを外したとき、フロントフェンダー内部は硬質スポンジが詰め込まれていて、元から遮音処理されているのを思い出した。

デッドニング用品購入額:33691円(クーポン・ポイントなどを除いた実際の出費は26685円)

DIYの手間は非常に大きかったが、費用はかなり安く済んだ。
Posted at 2022/10/30 15:42:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2022年09月29日 イイね!

交換用スピーカーユニットを調達

最終的に、ツイーターとリアのウーファーにはカロッツェリアTS-C1730S-2、フロントのフルレンジはフォステクスFE126NV2をあてるという案に行きついたものの、やはり費用面の負担と音質面で冒険的すぎるかもしれないという懸念から、6スピーカー全てを交換するものの、カロッツェリアですべて揃えて音質面の統一性を測り、かつ、費用を抑えるため、旧型番のTS-C1730Sと中古のTS-C1720Aのウーファーのみを購入した。
ツイーターは当初の計画通りAピラーに逆さづりにして取り付け、フロントドアにTS-C1730Sのウーファー、リアドアにTS-C1720Aのウーファーを取り付ける。ウーファーはすべてパッシブネットワークなしのフルレンジ接続、ツイーターは当然パッシブネットワークを介するが、ツイーター一つに対してウーファーが二つとなるので、ツイーターのパッシブネットワークのアッテネーターを+3dBにして音量バランスの均衡を狙い、同時にアッテネーターの抵抗がスルーになることで音質改善も狙えると思っている。
実際、どのような音響になるかは、やってみないと分からないが、調整し切れる範囲になると思っている。後はインナーバッフルとリアスピーカー用のハーネスとタッピングネジを購入するだけである。
Posted at 2022/09/29 11:46:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2022年09月13日 イイね!

交換用スピーカーユニットの検討(3)

カロッツェリアTS-C1730S-2を第一候補にしたのち、更に上位モデルも調べてみて、お金に糸目をつけなければ、カロッツェリアTS-Z900PRSが良いということが分かった。が、10万円超えという価格は現実的ではないので、やはり、スタンダードモデルの価格帯である3万円を基準に考えることにした。
交換作業上、スピーカーケーブルを新たに引き回さず、スピーカーユニットのポン付けが出来ることを条件にしている。カロッツェリアTS-C1730S-2を製品仕様通りに設置すると、ウーファー・ツイーター間のケーブルをドアと車両本体の間に新たに引くことになるが、ウーファーはパッシブネットワークなしのフルレンジ接続、または、コイルを買ってウーファー用のパッシブネットワークを自作すれば、スピーカーケーブルの引き回しは要らなくなる。ウーファーをフルレンジ状態で鳴らせば、当然、周波数特性は仕様通りではなくなるが、車内では軸上で聴いているわけではないので、高音になるほど指向性が強くなり、ウーファーの出す中高音は聞こえにくいから、電気的なフィルターがなくても、音響面では成り立つのではないかと考えている。また、その方が音の情報量は増すはずである。
車載用のウーファーは防水仕様の重いコーン紙を強力な磁石で動かしているが、これがネックとなって中音域の音の切れが良くないように感じている。それを是正するために、カロッツェリアTS-Z900PRSのようにスコーカーとツイーターが一体となったユニットを使用し、ウーファー・スコーカーのクロスオーバー周波数を690Hzにするという解決策が出てきたりする。自分なりに中音域の音の切れ(立ち上がり・立ち下がり)を追求しようとすると、ホームオーディオ用のフルレンジユニットの採用というプランが浮かんだ。具体的にはフォステクスFE126NV2という12cmフルレンジユニット(口径は小さいが磁石はこちらの方が大きく、軽いコーン紙を強力な磁石で駆動する)を使用するプランである。このユニットにカロッツェリアTS-T730-2チューンアップトゥィーターTS-C1730S-2のツイーターの単品販売)を組み合わせ2ウェイシステムにする。インナーバッフルを特注すれば、このプランは実現可能であることは分かっているが、濡れることは前提としない紙コーンなのでフルレンジユニットの防水対策や、インナーバッフルのパッキン・遮音材の追加、スピーカー接続ケーブルの自作なと、やることが多い。他方、カロッツェリアTS-C1730S-2だったら、インナーバッフルUD-K524を買えば、必要なものはすべて揃い、後はポン付けするだけである。費用面では、今日時点で旧型番のカロッツェリアTS-C1730Sを安く入手できるので、カロッツェリアでポン付けするほうが安く上がる。明瞭な音を求めてフォステクスでチャレンジするか、一定程度の音質が保証されていて取り付けも簡単、値段も安いカロッツェリア案にするか、今は結論は出さない。デッドニングはフロントタイヤハウスとドアが残っている。フロントタイヤハウスのデッドニングが終わって、その効果を確認してから、交換用スピーカーユニットの結論を出そうと思う。

その後、スピーカーシステムを前後に分けて考えるのではなく、6スピーカー全体を一つのシステムとして捉えることを思いついた。つまり、Aピラーにツイーター、フロントドアに12cmフルレンジ、リアドアに17cmウーファー(実際はネットワークなしのフルレンジ接続)である。リアのドアスピーカーは足元にあって、中高音は聞こえにくいし、前席から見ればシートのすぐ後ろ下にあるサブウーファー的なもの、一方、フロントのドアスピーカーは位置がそこそこ高く膝のあたりにあって中音域は聞こえる。ツイーターは顔の高さに付けて車内中央に向け車内空間全体に中高音を響かせる。このように考えれば、低音域・中音域・高音域全てにおいて改善が図れる。ツイーターとリアのウーファーにはカロッツェリアTS-C1730S-2、フロントのフルレンジはフォステクスFE126NV2をあてる。結局、費用はかさんでしまうが納得できる結果が得られそうに思う。まず第1段階としてフロントドアだけ12cmフルレンジに交換すれば、純正ツイーターと純正リアドアスピーカーと組み合わせでも、中高音域はかなり改善できると思われる(純正ツイーターのクロスオーバー周波数は19kHzと高く、フロントのフルレンジ交換でかなりの変化が見込める)。その後、第2段階として、ツイーターとリアドアスピーカーを交換すればいい。
Posted at 2022/09/13 14:55:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2022年09月01日 イイね!

エアコンのメンテナンス

ここ数日、エアコンプレッサーオイル添加剤を添加するかどうか考えていた。

これまで、エアコンのメンテナンスはエアコンフィルターの交換しかしたことがない。メンテナンスノートと納車整備記録を改めて調べてみたが、前オーナーからエアコンのメンテナンスはフィルター交換しかしたことがないようだ。5年目の車両だが、実質的にエアコンはノーメンテで過ごしてきている。
最近になって、ようやく、エアコンの添加剤なるものがあることを知った。調べてみると、コンプレッサーのフリクション低減により、騒音の減少・燃費の向上・エアコン自体の寿命が延びるなどの効果があることが分かった。また、添加作業自体も簡単で道具と添加剤を購入すれば自分でできそうだということも分かった。
現状、エアコンはキンキンにではないが普通に冷えていて、何もしないという選択肢もあり得る。ただ、デッドニングを進めた結果、コンプレッサー音がうるさいと感じ始めたことや、長く乗る(車齢15年以上)つもりなので、エアコンが長持ちするなら、夏は終わりかけているが、エアコン添加剤を添加するほうがいいだろうと思い始めた。
コスト面を調べると、自分でやっても業者に頼んでも同じようなものということが分かった。頼んでしまおうかとも思ったが、行った店に自分の好みの添加剤があるかどうかわからないし、見ず知らずの人に車を預けるのも気が進まないので、結局、自分ですることにした(自分でできる整備は自分ですることにしていたのだった)。
添加剤には、純粋に添加剤だけのものと、添加剤とエアコンガスが入っているものとがあるようだが、エアコンガス入りを選択することにした。デイズのエアコンガスはHFC‐134aで充填量は305±25gだが、さすがに5年目ともなるとガスも多少は減っているだろうから、その補充も兼ねるため。
エアコンガスチャージホースはメーター付きとメーターなしがあるが、値段が変わらないのでメーター付きを選択した。
Toolsisland(ツールズアイランド) エアコン 簡易 ガスチャージホース R134a ロングホースメーター付き 全長 440mm
エアコンガス入りの添加剤はPITWORKのものがあったので、それを選択したが、いざ注文する段になって、安価なものに目移りした。が、今は日産プレミアム認定中古車の2年保証の期間内なので、結局、PITWORKのものニューテックのOEMのようだ)を注文した。
PITWORK(ピットワーク) NC200エアコン潤滑剤 KA450-05090 50cc×1個
NUTEC(ニューテック) エアコンプレッサーオイル添加剤 NC-200 コンプブースト
デンゲン(Dengen) 高性能カーエアコン用潤滑剤 (PAGオイル) R134a専用ガス缶 50g OG-1040F

このメンテナンスで、エアコンはあと何年か快調に動いてくれると思うが、次に冷えなくなったら、多分、エアコンガスクリーニングかな(そもそも適正な補充量が自分では分からないし、エアコンガス200g缶をぴったり使い切れるとも思えないため)。
Posted at 2022/09/01 15:22:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「[整備] #トゥデイ DIY原付 エンジンオイル交換(SOD-1 Plus添加) https://minkara.carview.co.jp/userid/3394925/car/3646694/8334673/note.aspx
何シテル?   08/16 10:18
nanto_dです。よろしくお願いします。 デイズに乗り始めるまえは車の整備は業者任せでしたが、デイズに乗り換えてからは、自分で出来る整備は自分でするようにし...
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