
2024.04.14、北茨城遠征、APS-C 50mm アンタレス付近縦構図
ネット上のこの構図をみて私も挑戦したくなった
実際に撮影して処理をしてみると本当に大変だった
低空カブリ等で本当に難しかった
まず、ステライメージ8によるコンポジットは数回つまづいた
ステライメージ8のコンポジットは画像が明るいと失敗する
そこで元画像全てのレベルを調整し明るさを下げてからコンポジット
!、コンポジット失敗、何故だ…
今回の対象は低空&広角の為に同画角内の明るさの差がとても大きい
そこで元画像のカブリを補正しレベルも補正してからコンポジット
コンポジットは見事に成功
と、簡単に聞こえるが成功への道筋に至るまで結構な時間と労力を要した
1回のコンポジットに要する時間は長いと4~5時間
失敗のダメージは大きい
さて、作品に仕上がったがあえて背景明るめ&コントラスト低めがしっくり来た
低空、空の暗さ、星やガスが多く集まった光に満ちた宇宙、個人的な偏見と好み、等によりこの様に仕上がった
さて、青い馬頭星雲の上の淡い淡い星雲はなかなか写ってくれない
今後の対策はもうちょっとだけコントラストの上がるフィルターを使用してリベンジ撮影してみたい
(が、何が良いかは不明)
構図も実は失敗している
正解は「全体的にもっと右」だった
そこはトリミングで対応した
カメラレンズで撮影のフラット補正は苦手で上手く行かない事が多く今回も然り
周辺の合わないフラットもトリミングで対応
フラットが合わない原因は想像だが「アレ」と予想している
今後のフラット撮影のやり方は要改善か…
空的に、機材的に、技量的に、好み的に、こんな感じとなった
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[作品]

↑、作品「アンタレス付近カラフルタウン縦構図」
(トリミングありの状態で作品)

↑、作品「アンタレス付近カラフルタウン縦構図」
*同一画像をちょっとだけ背景をしめてコントラストを上げてみた

↑、参考画像
*導入はもっと右ですね
*画像処理は途中
*トリミング無し
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[撮影メモ]
撮影対象:アンタレス付近縦構図
撮影日時:2024.04.15、AM
撮影地:北茨城
焦点距離:50mm
F値:F4(開放F2)
露出:ISO1600、150秒、32枚
総露出時間:80分
ざっくりと機材
・XF50mmF2
・スターリーナイトフィルター
・X-T30
・EQ5GOTO
・SS-ONE オートガイダー Pro
・ステライメージ8
撮影方法:直焦点撮影、オートガイド、ディザリング
カメラ取り付け方向:垂直?水平?記録忘れ
月と薄明
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[元画像撮影時のヒストグラム]
写真に記録しなかったがヒストグラム中央付近となる様にした
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[ざっくりと画像処理]
毎回悩む画像処理
現在の画像処理環境はステライメージ8のみ
ステライメージ8はX-T30のRAF(RAW)は非対応、DNG変換しても非対応
ダーク減算は高いハードルにより無し
(RStackerは非対応)
(情報提供者様より最新DSSで出来る説はある様ですが未検証)
X-T30のRAF(RAWファイル)
↓
RAW FILE CONVERTER EX 3.0 powered by SILKYPIX」でTIFFに変換
↓
ステライメージ8(TIFFで処理)
・元画像にカブリ補正とレベル補正
・コンポジット
・フラット補正(フラットはモノクロ化)
・諧調、強調、カブリ補正
・スターシャープ
↓
良像範囲をトリミング
数パターンの処理工程を試したが現在この手法がわりと良好な結果となる傾向有り
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[ガイドとディザリングの状態]

↑、ガイド状態

↑、ディザリング発動と収束

↑、ディザリング発動と収束

↑、ディザリング発動と収束
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[写真色々]

↑、2024年3月に同構図の撮影の機会が有ったがこのアリガタ&アルカスイスを自宅に忘れてしまいその時は撮影ならず、今回の撮影となった

↑、北上したのでお花見しながら天体撮影と期待したがソメイヨシノは終わっていた

↑、食事

↑、パックおでんは常温で長期保管可能で便利
寒い天体撮影時におでんは体が温まる
調理法としては容器に移し温めるだけ
又は、湯煎でもOK
低糖質のおでんを先に食べると体にもやさしい
残ったスープを活用してその後にうどんもOK
撮影終了しゆっくり休憩休息し正午現地発で帰路についた

↑、今回のコミコミ燃費
全線高速利用
この時期はエアコン使用は無かったか少なかったはず
やんわりアクセルでやさしく走ろう
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今回はこんな感じ
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Posted at
2024/06/18 20:01:06