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みじんこs15のブログ一覧

2024年02月28日 イイね!

2024.02.14、栃木市プチ遠征、M97ふくろう星雲をCBPフィルターで撮る

2024.02.14、栃木市プチ遠征、M97ふくろう星雲をCBPフィルターで撮る2024.02.14、栃木市プチ遠征、M97ふくろう星雲をCBPフィルターで撮る

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続、M97ふくろう星雲再挑戦中。
今回は自宅よりも良い絵が撮れるようにそれほど寒くないスポットへプチ遠征。
そこでCBPフィルター使用にて再挑戦となった。

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[撮影メモ→各作品共通]

撮影対象:M97ふくろう星雲

撮影日時:2024.02.14、23:07

撮影地:栃木市プチ遠征

焦点距離:945mm(×0.63純正レデューサ使用)

F値:F6.3(×0.63純正レデューサ使用)

露出:ISO3200、600秒、11枚

総露出時間:110分

ざっくりと機材
・セレストロンC6
・×0.63純正レデューサ
・CBPフィルター
・X-T30
・EQ5GOTO
・SS-ONEオートガイダープロ
・ステライメージ8

撮影方法:直焦点撮影、オートガイド、ディザリング無し

カメラ取り付け方向:垂直にマウント

月と薄明


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[今回の露出]


↑、デジカメ背面モニタスマフォ撮影
設定と実際の撮影時間は1コマ10分だがデジカメ表記は40秒多く記載されている。


↑、ヒストグラム、デジカメ背面モニタスマフォ撮影


↑、デジカメ背面モニタスマフォ撮影
M97ふくろう星雲を拡大。
サンプル画像はブレてますね~。
しかしかまわずコンポジット素材に投入!
平均化され「ブレ」「流れ」が消えてくれればそれで良い。

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[作品1]


↑、作品1、トリミングなしAPS-C


↑、作品1、1型センサー程度にトリミングあり


↑、作品1、もっとトリミングあり

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[作品2]


↑、作品2、トリミングなしAPS-C


↑、作品2、1型センサー程度にトリミングあり


↑、作品2、もっとトリミングあり

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[作品3]


↑、作品3、トリミングなしAPS-C


↑、作品3、1型センサー程度にトリミングあり


↑、作品3、もっとトリミングあり

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[作品4]


↑、作品4、トリミングなしAPS-C


↑、作品4、1型センサー程度にトリミングあり


↑、作品4、もっとトリミングあり

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[作品5]


↑、作品5、トリミングなしAPS-C


↑、作品5、1型センサー程度にトリミングあり


↑、作品5、もっとトリミングあり

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ざっくりと画像処理の内容


↑、今回は5パターンで画像処理をしてみた
*全てにやんわりとダメージ系処理あり。

〇説明「X-T30JPG」とは、
デジカメX-T30で生成されたJPG

〇説明「RAF→TIFF」とは、
デジカメX-T30のRAF(RAW)を別現像ソフトにてTIFFに現像

〇説明「ソフトビニングフラット補正(RGB別に調整)」とは、
ソフトビニングフラット補正はライトフレームより星&星雲をとばしてフラットフレームを作成する手法
トーンカーブの処理工程は通常RGBの状態でやるが、C6はあまりに周辺フラット状態が悪いので、R、G、B、各々でやってみた。
今回、効果は体感出来ず。
でも悪くない感触だった。

↑、通常はこんな感じでやるのだが…

↑、今回はRGB別にやってみた

〇説明「LEDパネルフラット補正(RGB別に処理)」とは、
LEDパネルを撮影するフラット。
コンポジット済ライトフレームとコンポジット済フラットフレームをRGB分解し各々でフラット補正した後にRGB合成する。
今回、効果は体感出来ず。
でも悪くない感触だった。
もしかしてこの処理と同等の事が処理ソフトのワークフローにて自動で行われているかは不明。

↑、作品となる迄の工程

〇作品5のみに適用「フラット補正のオフセット値調整」

↑、フラット補正時のオフセット値のパラメータ
いつもはデフォルトのままだが今回は作品5のみ適用してみた。
結果は大幅にフラット補正の結果が良くなった。
しかし、強烈な強調には荷が重く破綻は早め、画像を明るくすると粗が目立ちやすい、やはり良像範囲は変らない。
オフセット値によってフラットの効きを弱くする方向に修正したので処理後は周辺減光が目立って来る。


一次画像処理で色々条件を変えてみても、二次処理では「人の感覚」「人の好み」「その時の気分」「人間の目の状態」「ディスプレイの明るさ」等によってのさじ加減は大きく変わるので比較にはならないとは思うが、画像処理のし易さの違いは体感出来た。
画像処理しやすい作品は良い作品に仕上がる傾向にあり、「正解の方向」であろう(か)。

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↑、現地に朝まで滞在しコーヒーを飲む

出発時も現地入りした時もかなりの曇り空。
しかし、SCWの予報は月没後辺りから薄明まで晴天の予報。
予報通り22時過ぎから薄明まで素晴らしい晴天となった。
しかし総露出時間は110分。
そう、寝てしまったのだ…。
23時過ぎに自動撮影を開始し車内で一休みのつもりが入眠。
目が覚めて確認するとシャッターが切れていない!
痛恨。
23時代に2コマ撮影、その後は1時30分から再撮影となった。
しかし、3時過ぎに赤道儀足とカメラの干渉により薄明前にゲームセット。
この時に赤道儀反転の気力は無かった。
ちゃんとシャッターが切れていたら赤道儀を反転する事なく3時過ぎ迄撮影し総露出時間3時間半はイケたはず。
いやぁ~、悔やまれます。
そんなこんなで朝のコーヒーはいつもより苦く感じた(とか)。
悔しいですね~。
この不完全燃焼は野鳥撮影して晴らしましょう。
カワセミに会えたらうれしい。
ここで以前カワセミの目撃事例有り。
しかしこの日しばらく粘るがここではカワセミに出会えず。
帰路の方向でカワセミを求め公園をハシゴしました。


↑、ここで撮影、X-5、XC50-230、テレ端


↑、そのトリミング


↑、ここで撮影、X-5、XC50-230、テレ端


↑、そのトリミング


↑、ここで撮影、X-5、XC50-230、テレ端


↑、そのトリミング


↑、ここで撮影、X-5、XC50-230、テレ端


↑、そのトリミング

望遠が、足りなきゃそこは、トリミング


↑、天体撮影&公園ハシゴ、等、コミコミ燃費
やさしく走ろう。

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今回はこんな感じ
Posted at 2024/02/28 01:21:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 写真 | 趣味
2024年02月24日 イイね!

2024.02.13、光害地自宅撮影、M97ふくろう星雲をQBPフィルターで撮る

2024.02.13、光害地自宅撮影、M97ふくろう星雲をQBPフィルターで撮る2024.02.13、光害地自宅撮影、M97ふくろう星雲をQBPフィルターで撮る

M97ふくろう星雲は只今再挑戦中。
前回は同じく光害地の自宅でワンショットナローバンド「L-extremeフィルター」使用にて撮影し課題が残った。
輝線を選択的に透過するL-extremeフィルターは恒星の光が大きく絞られ、その為か星雲内の星の写りが良くなかった。
この星の写りを改善してあげたい。
と、言う訳で今回はQBPフィルター使用にて再挑戦となった。
*QBPはL-extremeよりも透過幅が広い特性。

M97は「滞空時間が長く」自宅撮影時には「光害のゆるい方角」「輝線星雲」なのでとてもありがたい撮影対象。
また、見た目の大きさが小さめなので長焦点撮影が楽しい対象。
撮影鏡筒はわりと最近入手したセレストロンC6。
数回の撮影をして行くうちに癖がつかめて来た様な感じか。
所有の屈折望遠鏡よりも癖強めな印象。
そのキャラもなかなか楽しい。

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[撮影メモ→各作品共通]

撮影日時:2024.02.13、00:19~

撮影地:激しい光害地の自宅

撮影対象:M97ふくろう星雲

焦点距離:945mm(純正×0.63レデューサ使用)

F値:F6.3(純正×0.63レデューサ使用)

露出:ISO3200、600秒、20枚

総露出時間:200分

ざっくりと機材
・セレストロンC6
・×0.63純正レデューサ
・QBPフィルターⅱ(ⅲではない)
・X-T30
・SS-ONE120mmガイドカメラセット
・EQ5GOTO
・SS-ONEオートガイダープロ
・SS-ONE無線コントロール
・SS-ONE電子極軸望遠鏡
・ステライメージ8

撮影方法:直焦点撮影、オートガイド、ディザリングなし

カメラ取り付け方向:垂直にマウント

月と薄明


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[撮影は、]


↑、撮影地は激しい光害地の自宅
周辺の光害により手元に灯りが無くても機材設営と操作に困る事は無い。
しかし、あまり嬉しくはない。


↑、ガイドはおおむね安定しているが、


↑、時には乱れる事もあり。

「コンポジットにて平均化されブレが消えればイイや」と言う軽いノリで撮影。
万一コンポジット後にブレが残ったり星が流れたら酷いコマから間引いて行く作戦。
コンポジット時の基準は一番良像とした。
長焦点のガイドはシビアですね。

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[今回の露出]


↑、デジカメ背面モニタスマフォ撮影
設定と実際の撮影時間は1コマ10分だがデジカメの表記上では40秒多く記載されている。


↑、デジカメ背面モニタスマフォ撮影
そのヒストグラム。
QBPフィルターで露出を伸ばすと青転びする。
その画像処理はなかなか苦手。
ちなみにオートストレッチすると恒星は不自然に黄色になってしまった。


↑、デジカメ背面モニタスマフォ撮影
M97ふくろう星雲を拡大。
まぁ、写ってるね。
その後の画像処理でなかなか苦戦し時間がかかってしまった。
「苦戦して時間がかかった」と言うよりは「仕上がってから後日見直して違和感を感じ再度処理をする」を繰り返して時間がかかった様な。
再処理を繰り返し「撮影条件や使用機材ではこんなもんか」と言う所で落ち着いた。
処理の技術レベルを棚に上げて撮影条件や機材のせいにしています。

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今回は同一ライトフレームから処理条件を変えて5パターン作品を仕上げてみた。
条件は、
・X-T30生成JPG
・RAWを別ソフトで現像したTIFF
・LEDパネル撮影フラット(カラーorモノクロ)
・ソフトビニングフラット補正(ライトから星雲&星をとばしてフラットを作成する手法)
その内で酷い組み合わせの2パターンは作品として没となり3パターンが作品に仕上がった。

ふくろう星雲の他作例を見ると「青寄り派」「緑寄り派」あり。
今回は他作例にとらわれず自分の好みの感覚で表現してみた。
「星雲内が透ける様に、星雲内の星が写る様に、」と言う方向性。
惑星状星雲だから星雲中心の星がガスを放っているのでそこを主役として表現してみた。

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[作品1]


↑、作品1、トリミングなしAPS-C


↑、作品1、1型センサー程度にトリミングあり


↑、作品1、もっとトリミングあり

[ざっくりと画像処理方法]
・ライトはX-T30生成JPG
・ソフトビニングフラット補正
(ライトからフラットを作成する手法)
(カブリは引かれるが淡い星雲情報も削られてしまう所が痛い)
・諧調調整
・やもう得ずダメージ系処理あり
・トリミングは「ノントリミング」「1インチセンサー程度」「もっとトリミング」の3パターン

[コメント]
3時間の露出ですがノイズ感が酷いですね~、がっかり。
今回X-T30カメラ内現像エンジンは苦戦か。
今回はたまたま苦手な「お題」だったのでしょう、素晴らしい事もあるのにね…。
デジカメに求めてもしょうがないですが…。
と、言う訳で天体CMOSカメラが欲しくなる。
冷却1型なら手が届きそうか。
あとちょっと予算を増やせばフォーサーズ。
どうせお金を出すならAPS-Cサイズ。
これはハマりますね。
頑張って ZWO ASI071MC Pro までなら手が届きそうか。
しかし、制御、電源確保、等、トータルで考えると当方にとって道のりはかなり険しく遠い。
現在家庭内国債は1○万。
償還迄はまだほど遠いが確実に国債は減っているので日○政府よりはマシである。
裏金作ろうかなぁ、とか。

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[作品2]


↑、作品2、トリミングなしAPS-C


↑、作品2、1型センサー程度にトリミングあり


↑、作品2、もっとトリミングあり

[ざっくりと画像処理方法]
・ライト&フラットはRAWを別ソフトでTIFFに現像
・LEDパネル撮影フラットをモノクロ化してフラット補正
・諧調調整
・カブリ補正
・やもう得ずダメージ系処理あり
・トリミングは「ノントリミング」「1インチセンサー程度」「もっとトリミング」の3パターン

[コメント]
SNは向上か。
やっぱり広げるのか(拡大)。

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[作品3]


↑、作品3、トリミングなしAPS-C


↑、作品3、1型センサー程度にトリミングあり


↑、作品3、もっとトリミングあり

[ざっくりと画像処理方法]
・ライトはRAWを別ソフトでTIFFに現像
・ソフトビニングフラット補正
(ライトよりフラットを作成する手法)
(カブリは引かれるが淡い星雲情報も削られてしまう所が痛い)
・諧調調整
・やもう得ずダメージ系処理あり
・トリミングは「ノントリミング」「1インチセンサー程度」「もっとトリミング」の3パターン

[コメント]
SNは向上か。
広げたいなら広げてあげて下さい(拡大)。

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今回はこんな感じ。
Posted at 2024/02/24 01:58:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 写真 | 日記
2024年02月09日 イイね!

望遠レンズをもって公園で鳥を撮影

昨晩は天候に恵まれず天体撮影は断念となった
なので翌日公園に望遠レンズをもって持って野鳥撮影に
今回は千葉県北西部の手賀沼の公園
カワセミいるかな
カワセミいたら良いな
この公園は初なのでカワセミの生息は不明
ちなみにこの辺の(千葉埼玉)都市に近い公園でもカワセミは結構目撃している
ちょっと期待して行ってみる

カワセミ目撃実績のある公園に行けば良いのだが家族サービスも兼ねて乗り物のある公園となった
新月期に天体撮影に行かせてもらう為にポイントを貯めておかねばならない


↑、しかし、ボートや遊覧船はお休み


↑、鉄道もお休み

あららぁ、そうでしたか…
でも特に問題は発生しなかった、良かった

さて、鳥撮影
機材は、
入門一眼、X-A5
入門望遠レンズ、XC50-230
あまり明るいとは言えないレンズで2月の16時近くの曇天ではキツかろう
戦略は多枚数撮影で「良いコマがあればそれでイイや」作戦
普段使わないメカシャッター連射に痺れる
ちなみに天体撮影以外に一眼デジカメは普段はほぼ使わない
一眼で風景や野鳥撮影の趣味は無い
ホントにする事ないから「鳥撮影」そんなノリである
なので鳥素人である
だが気分だけは「アストロ&バードフォトグラファー」
(YouTubeエニフさん、鳥休業中との事ですが鳥のネタも楽しみにしています)






↑、すずめ


↑、ハト
















↑、なんだろなこの鳥は






↑、この鳥もわかりません


↑、この鳥もわかりません




↑、きっと白鳥




↑、カモ


↑、鳥では無いが飛ぶもの



カワセミはいなかった…
Posted at 2024/02/09 23:16:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年02月09日 イイね!

天体撮影、晴れないので写野シミュレーション

撮影予定日は天候に恵まれず
なのでスマフォアプリ「ステラリウム有料版」にてセレストロンC6の写野シミュレーションをする

最近、憧れだったシュミカセを入手し撮影運用する事が出来るようになった
赤道儀積載量、運ぶ人の体力、財力、トータルで考えてC6となった
財力&筋力が豊かならEQ6&C8以上も可能だが現実はC6
と、言うわけでC6をそれなりに楽しもう

星雲や銀河の撮影を考えているのでレデューサは必須
焦点距離945ミリ、F6.3
何度か撮影したが良象域は1型〜フォーサーズか
その条件で写野シミュレーションをしてみよう
気分はバーチャル撮影

系外銀河や惑星状星雲など焦点距離を活かして撮影したくなる


↑、1型センサーでこんな感じか

↑、フォーサーズではこんな感じか
M101


↑、1型センサーでこんな感じか

↑、フォーサーズではこんな感じか
M51


↑、1型センサーでこんな感じか

↑、フォーサーズではこんな感じか
M81&M82
以前撮影経験あり
より詳しい構造を写したい


↑、1型センサーでこんな感じか
M27
何度か撮影経験あり
より詳しい構造を写したい


↑、1型センサーでこんな感じか

↑、フォーサーズではこんな感じか
らせん状星雲


↑、フォーサーズではこんな感じか
アイリス星雲
周りのモヤっとした部分も含めて写したいのでやや引いた感じの構図にしたい


↑、1型センサーでこんな感じか

↑、フォーサーズではこんな感じか
バブル星雲


↑、1型センサーでこんな感じか

↑、フォーサーズではこんな感じか
M78
他の作例を見て憧れの対象となってます


↑、1型センサーでこんな感じか

↑、フォーサーズではこんな感じか
NGC2182付近
他の作例を見て憧れの対象となってます


フォーサーズ冷却CMOS、そのPCレスコントロール、またまた欲しい物が出てきてしまった
増えた分の電源確保も

あと、財源確保も…
Posted at 2024/02/09 01:31:12 | コメント(1) | トラックバック(0) | 天体撮影 | 趣味
2024年02月04日 イイね!

2024.01.16、光害地自宅撮影、M97「ふくろう星雲」をL-extremeフィルターで撮影

2024.01.16、光害地自宅撮影、M97「ふくろう星雲」をL-extremeフィルターで撮影2024.01.16、光害地自宅撮影、M97「ふくろう星雲」をL-extremeフィルターで撮影

1月の終わりから2月は冬の対象が早く沈むようになる。
昨年迄は毎年の様に「この時期は撮る物が無いよなぁ~」と思っていた。
M97ふくろう、M13、系外銀河、等は視直径は小さく「どうせ撮っても豆粒みたいだしなぁ~」と今まではそんなノリだった。
そこでこの時期に持っていると楽しく過ごせるのが長焦点鏡。
毎年そう思っていたので所有のEQ5に載りそうなセレストロンC6を昨年購入。
最近撮影運用が出来る様になり、今時期も天候さえよければ寒いけど楽しく過ごせている。

今回の対象はM97ふくろう星雲。
セレストロンC6で撮影するには視直径は小さな対象だが今までよりもずっと大きく撮影出来る。
滞空時間が長く高度もある。
惑星状星雲につき特定の輝線を多く放っているので干渉系フィルターの撮影も有効で光害地でも割と写ってくれそうな予感。
とても魅力的な対象。
そこで今回はL-extremeフィルター使用にて撮影した。
今回の撮影結果は星雲内の星の写りが悪く反省点の残る結果となった。
次回、今回の反省点を活かし再度挑戦したい。


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[ライトフレーム撮影メモ]

撮影対象:M97「ふくろう星雲」

撮影日時:2024.01.16、01:00~

撮影地:自宅(千葉県北西部の光害地)

焦点距離:945mm

F値:F6.3(純正専用レデューサ使用)

露出:ISO12800、480秒、32枚

総露出時間:256分

機材、↓
セレストロンC6
セレストロン×0.63純正レデューサ
セレストロン2インチアダプターSCT用#93661
2インチスリーブM48オスアダプター
L-extremeフィルター
M48TリングEOS用
EOS-FXレンズマウントアダプター
X-T30
よこたレンズヒーター(C6に使用、ちょっと大きいサイズ)
自作銀色延長フード(C6に使用)
C6を銀色アルミで巻く
SS-ONE120mmガイドカメラセット
ステップアップリング42→52(ガイド鏡に使用)
ステップアップリング52→58(ガイド鏡に使用)
ハクバメタルレンズフード58(ガイド鏡に使用)
よこたレンズヒーター(ガイド鏡に使用)
自作銀色延長フード(ガイド鏡に使用)
EQ5GOTO
SS-ONEオートガイダープロ
SS-ONE無線コントロール
SS-ONE電子極軸望遠鏡
ビクセン nebula book(おおよその位置確認)
ビクセン planet book(月の状態確認)
ステラリウムスマフォアプリ版(写野シミュレーションに使用)
ステライメージ8(画像処理)
GAOMON B4 トレース台(フラット撮影に使用)

撮影方法:カメラレンズ撮影(直焦点撮影)、オートガイド、ディザリング無し

カメラ取り付け方向:赤道儀座に対して水平

[月と薄明]

↑、月の様子                 ↑、薄明時刻  


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[今回の露出]


↑、PC取り込み済、JPG撮って出し1枚物、トリミングなし


↑、そのヒストグラム
撮影条件は先記と同じだが、
撮影日時:2024.01.16、03:33(写真のコマ)
撮影地:自宅(千葉県北西部の光害地)
F値:F6.3
露出:ISO12800、480秒
L-extremeフィルター

ワンショットナローバンドフィルター使用でヒストグラムを上げるのもなかなか大変。
自宅2階バルコニーで床のたわみあり、付近の大型車通過の微振動あり、長焦点撮影にはマイナス要素多数。
その為、今回はそんな理由で1コマ8分とした。
1コマあたりの撮影時間をもっと伸ばしたかったが失敗コマが発生すると時間的ダメージは大きくなる。
ちなみにもう少し軽い鏡筒だが過去には最長で1コマ15分の撮影経験あり。
今回も積載重量ギリでEQ5にムチを打つ!


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最良な手法で作品に仕上げる為に今回は1つの作品作成となった。
良好な結果の出た手法は以下、↓
・デジカメX-T30生成JPGからの処理
・LED発光パネル使用実写フラットをモノクロ化してからフラット補正
ちなみに①カラーのままフラット補正した場合は赤が強烈に強調され不自然なフラット補正結果となってしまった。
撮影時のヒストグラムの関係か。
ちなみに②デジカメX-T30のRAWを別現像ソフトにてTIFFに現像しそこから処理したら、M97ふくろう星雲内の星がもっと写らなかった。
現像エンジンの性能の差か。

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作品、↓


↑、画像処理後トリミングなし(APS-C)
M97「ふくろう星雲」
周辺を拡大すると星像は同心円状の伸びがあり


↑、作品
M97「ふくろう星雲」
1型センターサイズ程度にトリミング。
星像から判断し1型センサー~フォーサーズ程度が良像範囲か。


↑、作品
M97「ふくろう星雲」
もっとトリミングあり。
星像から判断し1型センサー~フォーサーズ程度が良像範囲か。


↑、トリミング後のヒストグラム


[作品の画像処理]

○一次画像処理

ライトフレームはX-T30生成JPGを使用
・ダーク減算なし

ライトフレームをステライメージ8でコンポジット
・X-T30生成JPG使用
・詳細モードコンポジット
・位置合わせ自動
・回転を計算ON
・位置合わせ実行
・加算平均σクリッピング
・ピクセル補間バイキュービック
・処理後TIFFで書き出す

フラットフレームはLEDパネル実写撮影

フラットフレームをステライメージ8でコンポジット
・X-T30生成JPGを使用(ダーク減算なし)
・詳細モードコンポジット
・位置合わせしない
・加算平均
・ピクセル補間バイリニア
・TIFFで書き出す

フラット補正
・フラットフレームはモノクロ化してフラット補正

○二次画像処理

ステライメージ8で一次画像処理済みTIFFをステライメージ8で二次画像処理
・諧調
・カブリ&周辺減光を確認&補正
・スターシャープ処理
(ダメージ系処理)
(スターシャープ処理は星像をシャープに引き締める効果はもちろん画像シャープ感をそこそこ保ちつつノイズリダクションも期待出来る)

トリミング
・良像範囲1型センサー相当にトリミング
・さらにバランス良く拡大トリミング


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[反省点]

X-T30生成JPGとLEDパネル実写フラモノクロ化フラット補正の処理が一番上手く行った。
カラーフラットでは赤が強烈に強調され失敗した。
X-T30のRAF(RAW)をRAW FILE CONVERTER EX 3.0 POWERD BY SILKYPIXでTIFFに現像したらM97ふくろう内の星がもっと写りが悪くなってしまった。
よって今回はX-T30生成JPGからの処理のみ作品化した。

L-extremeはワンショットナローバンドフィルターの為に恒星の光がかなり絞られてしまう。
M97ふくろう内の星がもっと良く写るように、自宅くらいの光害地ではQBPフィルター使用、光害の弱い撮影地ではCBPフィルター使用、にて再度撮影してみたい。

前回は焦点距離撮影につき使用機材の最小微動ステップが大きく、ディザリング撮影するとズラし幅が大き過ぎてしまった。
よって今回の撮影はディザリング無しとした。
前回はその為かフラットが合いにくく周辺の色ムラが多く発生してしまった。
今回はフラットが合いやすく周辺の色ムラはほぼ無く結果は大幅改善となった。
フラットはおおむね合っているようだが周辺星像は1型センサー~フォーサーズを越える辺りから同心円状に星は伸びていた。
良像範囲は1型~フォーサーズ程度か。

↑、フラット補正後のトリミング無し画像。
フラットはバッチリ決まっている雰囲気。

↑、それを周辺減光が目立つように強調
周辺の色ムラは劇的に改善。

今回、ディザリング撮影はしなかった。
しかし長焦点撮影につき「機材のたわみ?」「赤道儀の偏芯?」による写野のズレが発生しディザリングしたかの様になった。

↑、撮影開始時と撮影最終時の元画像。
丸で囲んだ星の位置に注目。
ディザリングはしていないが、ちょうど良い感じの天然のズレが発生し結果ディザリングの効果はあった様な感じがした。

他作例を見ると「カメラはマウントに対し垂直設置」の例が多い。
次回カメラは垂直にマウントしてみよう。

今回も高ISO感度(ISO12800)使用となり画像のザラ付きが多く出た。
今回も対策としてステライメージ8の「スターシャープ」を使用した。

↑、before & after
「星が小さく引き締まりシャープになる効果」
「星雲が滑らかになる効果」
「ノイズリダクションの効果」
「ノイズリダクションよりもぼやけない」
、等メリットは多数あった。
しかしやり過ぎると「やはりぼやける」「微恒星が消える」等デメリットあり。
スターシャープはやんわりと…。


↑、参考、今回のスターシャープの設定値。


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今回はこんな感じ。


Posted at 2024/02/04 20:38:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 天体撮影 | 趣味

プロフィール

「2024.06.04、遠征撮影、赤城
撮影画像の確認中
薄明前
ヒストグラム
デジカメ背面モニタをスマフォ撮影
2024.06.05、02:27」
何シテル?   06/06 22:30
趣味で天体撮影とキャンプをしています。
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虹ヶ咲 NEXT SKY鑑賞と武部沙織誕生日 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/06/29 22:39:34
天体撮影支援アプリ「ステラリウム有料版」を導入 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/08/14 07:43:56
天体撮影してきました、4 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/05/06 20:08:22

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