
2024.10.02、群馬県へ遠征撮影、勾玉星雲
天候、月、都合がいい感じに
SCW予報を見ながら撮影地を選定
同志の方に有難く教えて頂いた撮影地に行ってみる
空は晴天完走
翌朝にはあの彗星も撮影のチャンス
東の低空も見た感じいけそうな様子
しかし…
今回の撮影は多々失敗あり
1、鏡筒とTリング間に見た目で0.5mm程度のスケアリングトラブルあり
そこにフィルター厚分のバックフォーカス調整の為のシムリングを配置。装着時にクリアランス不足感あり干渉していた為か、又は、隙間に気付かず固定してしまった為か。よって残念な撮影された画像となった。
2、撮影も順調に開始され気も緩んた頃に暗闇でボタンを「ポチっとな」、あらあら構図がかなりズレてしまった…、そこで気力は尽きた。
3、撮影中に構図がずれ意気消沈→そのまま寝てしまう→彗星撮影も寝過ごしてしまう→彗星は皆様の素晴らしい写真を見る事とする。
4、勾玉星雲の露出は少なかったかな。
今回の遠征撮影はこんな感じだった
撮影に際してフラット補正で試してみたかったDAISOトレース台も使用してみた
又、つい先日カブリ補正ツールのGraXPertをインストール
GraXPertで色々遊んでみた

↑、コンポジット、ダーク、フラット、のみの画像
GraXPert未処理
GraXPertでNo stretchにて表示

↑、コンポジット、ダーク、フラット、のみの画像
GraXPert未処理
GraXPertで 30% Bg,2 sigma にて表示
カブリの様子はこの程度あり
スケアリングトラブルの様子はこの程度あり
ん~、勾玉星雲の部分はいけそうか…
勾玉星雲を救出してみる
画像ソフトは、ステライメージ8、GraXPert、のみ
(しか無い…)
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[今回の画像処理のパターン]

*トレース台→天体撮影フラット補正に定評のあるトレース台
*ダイソートレース台は使えるか!?
*カブリ補正は3パターン
ステライメージ8自動コンポジットパネル使用
「ダーク」「フラット」「フラットのダーク」を処理
↓
今回撮影はスケアリングトラブルあり
使用可能範囲をおおよそでトリミング
↓
カブリ補正(3パターン)
・ステライメージ8のみ
・GraXPertのみ
・ステライメージ8で補正後にさらにGraXPertで補正
*違いを比較し楽しむ
↓
ステライメージ8で定番処理
↓
作品として安定感が出る程度のトリミング
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[作品]

↑、作品1
フラット:定評のあるトレース台使用
カブリ補正:ステライメージ8のみ

↑、作品2
フラット:定評のあるトレース台使用
カブリ補正:GraXPertのみ

↑、作品3
フラット:DAISOトレース台使用
カブリ補正:ステライメージ8のみ

↑、作品4
フラット:DAISOトレース台使用
カブリ補正:GraXPertのみ

↑、作品5
フラット:DAISOトレース台使用
カブリ補正:ステライメージ8補正後さらにGraXPert補正
コメント
*諧調調整については、その時の気分、目のコンディション、ディスプレイのコンディション、等で匙加減あり
*注目したいのはGraXPertによって削られる傾向のある淡い星雲部分の表現性
*スケアリングトラブルは残念たった…
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[撮影メモ]
撮影対象:勾玉星雲IC405
撮影日時:2024.10.02、00:46
撮影地:群馬県
焦点距離:274mm(専用レデューサー使用)
F値:F4.5(専用レデューサー使用)
露出:Gain0(冷却0度)、420秒、10枚
総露出時間:70分
機材
・61EDPHⅱ
・専用レデューサ
・スターリーナイトフィルター
・ASI 2600 MC pro
・SS-ONE120mmガイドカメラセット
・EQ5GOTO
・SS-ONE電子極軸望遠鏡
・SS-ONE無線コントロール
・SS-ONEオートガイダープロ(極軸、導入、オートガイド)
・ミニPC & ASIImg (天体COMS制御&撮影)
・GAOMON B4 トレース台(フラット撮影)
・DAISO トレース台(フラット撮影、ネタとして…)
・ステライメージ8(画像処理)
・GraXPert(画像処理)
*今回の撮影時点でSS-ONE COMS キャプチャーV2はASI 2600 MC proの結露防止機能ヒーター機能に対応せず、撮影時の結露を考慮し今回の使用は見送り。しかしSS-ONE COMS キャプチャーV2のプレートソルビングや構図調整はとて快適。なのでSS-ONE COMS キャプチャーV2のASI 2600 MC proの結露防止機能ヒーター機能対応と温度管理のダイレクトな操作感を心待ちにしております。
撮影方法:直焦点撮影、オートガイド、ディザリング撮影は無し
*SS-ONEオートガイダープロでオートガイド、撮影はASIImg、よってディザリング撮影は対応せず無し
カメラ取り付け方向:垂直にマウント(だったかな?)
[月と薄明]
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[反省点]
スケアリングトラブルあり
使えるヵ所のみ使用
本当に残念だった
撮影中に構図をずらしてしまい総露出時間が短くなってしまった
GraXPertの使用は淡い星雲部が削られてしまう傾向あり
カブリ補正は強力で素晴らしい
「明るさの落ち込みヵ所」「淡い星雲情報が削られる」「中央部や明るい部分と周辺部のムラなど違和感」など発生してしまうので設定やポイントの打ち方に工夫が必要
ASI 2600 MC pro でまともな撮影は今回が初
露出は良くわからなかったのでネット情報を参考にダイナミックレンジを生かすならGain0or100が良いとの事
今回の露出設定に至る
しかしもっと露出が欲しかった
今回1コマ7分でこれ以上時間をのばす事は現実的では無いので今回程度に淡い対象はGain100にて露出時間を選定してみたい
今回は露出が足らなかったのでその分無理して画像処理してしまった
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↑、晴天完走

↑、今回のミライースのコミコミ走行距離&燃費
まだ暑い日だったのでエアコンが途切れてしまうアイドリングストップは使用せず
不要なアイドリングは無し
まったりエコ走行
やさしく走ろう
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今回はこんな感じ