
こうみえて私、
クラシック音楽も好きなんです。
と言っても、年季の入ったクラシックファンではなく、メロディが気に入ったり、番組で取り上げられたりした有名な曲をスポットでCD購入しているミーハーファンです(^_^;)
ですので、私が紹介するのは超有名・定番曲ばかりです。
<(_ _)>
今回紹介するのは、
フランツ・シューベルト(1797-1828)作曲、
交響曲第8番「未完成」です。
カルロス・クライバー指揮/ウィーンフィルハーモニー管弦楽団。
シューベルトはウィーン郊外で教師の家に生まれました。6歳の頃からヴァイオリンを教わると見る間に神童ぶりを発揮。13歳ころにはすでに作曲を開始し、20歳過ぎからは歌曲、室内楽など多くの作品を生み出し続けました。
しかし生前は経済的に恵まれず、30歳頃から健康を害し、31歳9ヶ月で早世しました。
歌曲王と称されるシューベルトですが、交響曲もたくさん残しています。中でも有名なのが第8番
「未完成」と第9番
「ザ・グレイト」です。
【しかし国際シューベルト協会により、現在では「未完成」は第7番、「ザ・グレイト」は第8番とされています。】
「未完成」がなぜ未完成に終わったか?昔から音楽史家の恰好の議題で諸説あります。
1)無計画に最初の2楽章を書いてしまい、3楽章以降に行き詰まった。
2)単なる書き忘れ、放置プレイ。
3)最初の2楽章の完成度が高いため、あえて書かなかった。
メロディが泉の如く湧き出る天才・シューベルトは、途中まで作りかけてはやめてしまっている曲がたくさんあるそうです。
思いつくままに書き散らかして、まとめ上げるのが苦手な人だったよう😅
交響曲については、16歳から21歳にかけて第1番から第6番まで立て続けに完成させますが、ここからスランプに陥ります。
5つもの交響曲を途中で放棄し、完成したのは「ザ・グレイト」のみでした。この放棄された曲の一つが「未完成」です。第3楽章の冒頭部分のスケッチが残っていることから、書き忘れとかあえて書かなかったとかではなさそうです。
スランプの原因は敬愛するベートーヴェンの素晴らしい交響曲を聴いてしまったため、とも言われています。
そして「未完成」は彼の友人ヒュッテンブレンナーが、「ザ・グレイト」は兄フェルディナントが楽譜を保管していたのを、
シューベルトの死後に見いだされ世に出ました。
シューベルトが短い生涯の間に残した作品は1000以上。しかし、生前に出版されたのはその1/10だそうです😅
カルロス・クライバー(1930-2004)は、ドイツ出身の著名な指揮者です。父エーリッヒ・クライバーも世界的な指揮者でした。気難しい性格で、度々楽団と衝突し、演奏機会も録音も少ない指揮者でしたが、その手腕は誰もが認めるところでした。
こちらも参照ください😅
例によって、YouTubeの動画です。テンシュテット指揮/ロンドンフィル
第2楽章の盛り上がりから静かに消えゆく終わりを聴くと、確かにもう続きは無い感じです😅
時代を超えて愛されるクラシック、
やはり本物はすばらしい\(^o^)/
Posted at 2019/04/10 22:42:16 | |
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