
昨年の10/20、6250kmでトータル4回目(ブレンド作業入れると6回目)のミッションオイル交換をしました。

あれから更に1000kmほど走行し、現在は7320kmほどです。
11/18に500km走行時での印象【その1】を書いていますが、あの時は気温が9℃から17℃でした。
『検証の為あえて暖機はせず発進しますが、2kmくらいでシフトアップはシンクロの同期を待つ事も無くなりますし、3km少々もすればシフトダウンもヒールトゥやダブルクラッチ無しでスコッと入ります。
暖機がそれなりに進むと、どのギアであってもスコスコ入りますし包まれ感もあります。
この組み合わせは正解のようですね。
(とりあえず気温10℃くらいまでは良好)』
"冷間時2速に入らない"
"マツダ純正ロングライフギヤオイル ISでは包まれ感が薄い"
が【最良のミッションオイル探し】の旅の原動力なのですが、やっと冬季の低温域検証が出来ます。
今現在のミッションオイルは、NUTEC ZZ-31+NC-65の15%ブレンドで使用しています。

動粘度は、
40℃動粘度:71.27cSt(推定計算値)
100℃動粘度:11.97cSt(推定計算値)
粘度表記は【75W-85相当】となります。
(75W-90寄りの75W-85(ZZ-31単体)から、75W-80寄りの75W-85(ZZ-31+NC-65)になりました)
11月の気温は"12℃から15℃"だったものの、12月の後半に入ると"6℃"付近。
暖冬のせいもありますが、さすがに1月にもなると"1℃から5℃"が多くなってきました。
同じく検証の為、暖機はせずにスタート。
1速、リバースへの入りは変わらずスムーズです。
10℃以上であれば暖機が無くともある程度走れますが、気温が10℃を下回ると2速への入りは厳しいですね。
発進直後の1000〜1500rpmの低回転ならゆっくりシフトアップは可能ですが、1速で普通に3000rpmまで引っ張るとまず入りません。
そのまま2速で住宅地を抜け、1kmちょっと走れば、信号発進後のゆっくりなら2速に"入らなくはない"具合まで温まります。
(この寒さでも、けっこう暖機が早い!)
ただ3速でもザラザラした感触は走り始めからあるので、暖機しないのはイジワルですね。
4kmほど走ると完全とはいかないものの、ある程度使用できるレベルまで2速にシフトチェンジが出来ます。
(↑は12/18までで、この日は気温6℃)

乗る度に検証はしていますが、それからは数分の暖機をしてから走るようにしています。
(寒いので暖房のためでもあるw)
この日は気温1℃。
やはり数分の暖機をしても住宅地を抜けるまでは2速への入りは変わらず、極低回転でシフトアップしてから走ります。
住宅地を抜け、走り出しから2kmちょっとでシフトダウンがゆっくり出来るくらい。
(1速で引っ張るシフトアップはまだ早い)
4kmから5kmほど走ると、2速へのシフトが割と普通に出来るようになります。
んー、良い!(°Д°)
こんなに寒いのに低温特性は悪くないですね。
そこからは暖機が進むにつれて、よりギヤが入りやすくなり、またしっとり感も増えてきます。
んー、スゴく良い!(°Д°)
その後はしっとり感を持ったまま、どのギヤにおいてもスコスコです\(^o^)/
5km程度の走行暖機で、2速含めシフトチェンジが可能なのであれば日常使用になんら問題はありません。
普通、冷間時の暖機(走行暖機含め)は当たり前ですし、マツダ純正ロングライフギヤオイル ISであっても極低温域は2速に入りませんでした。
(納車が2月でしたし、あまりに入らないからイラついたくらいw)
夏冬限らず、暖機後の気持ちよさはNUTECの良いところ。
この地域の氷点下は、ほぼ早朝のみですのでこれ以上の低温域は検証が難しいですが、確かなデータが取れました(^^)
10月の後半から1月後半まで3ヶ月近く検証してきましたが、ZZ-31+NC-65の15%ブレンドは"大正解"のようですね。

"マツダ純正ロングライフギヤオイル ISよりもしっとり感を持ったままワインディングをこなし、シフトはスコスコ入り、低温域においても入りづらいことはなく1年を通して使用出来る"
わがままな理想でしたが、ひとつの"解"として【NUTEC ZZ-31+NC-65の15%ブレンド】は使えます。
(ブレンド比率は上げなくてもよさそう)

もうすぐ納車から1年が経ちますが、慣らし運転の時から悩まされていた問題でした。
そのうち解消するだろうと思っていても、2速においては良い感触を得られなかったのです。
いくらネットの情報を漁っても、どれも感覚的な情報(良かった/良くなかった)か競技においてのインプレッションばかりで日常使用の私には参考になりませんでした。
自らミッションオイルを交換し、運転条件を揃えた上で環境の変化がどう影響するのか。
その日その日の感覚的なものを、乗る度に検証しメモしてなるべく一定の物差しで測る。
そうすることで感覚に左右されないインプレッションとなります。
これからは、"ミッションオイル交換したい病"が発症しない限りロングライフ性能の検証に入りますが、どうなるやらw
NUTECでは1年/1万kmがひとつの寿命目安らしいですね。
(ある銘柄だけかもしれませんが)
競技使用ではないのでもう少し持つでしょうか。
ざわ...ざわ...
ざわ...ざわ...
Posted at 2024/01/24 08:45:36 | |
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