
BILLION OILSのロードスター専用ブレンドミッションオイル【MT-MX5】ですが、
昨年10/23、10640kmで交換してから《約4ヶ月/1750km》走行しましたので現状でのインプレッションです。

まずは、ミッションオイルのデータです(^^)
・ベースオイル 100%化学合成油(PAO/エステル)
・粘度 75W-90
・40℃ 動粘度 71.74 mm²/S
・100℃ 動粘度 13.73 mm²/S
・粘度指数 190
・API GL-4
私の【ミッションオイル考察編】のブログでもあるように、40℃動粘度/100℃動粘度ともに良いラインだと思います。
(動粘度はあくまで数値だけの話ですから、良し悪しではありません)
気温は、秋:10〜24℃/冬:2℃〜9℃
ぐらいの感じで、いつも通りあらゆるシーンで走行しました。
(冬以外は、あえて暖機をせず発進して冷間時のフィーリングをチェックしています)

結果として、秋の気温であっても10℃寄りになるにつれて多少の暖機は必要でした。
(17℃くらいならまだマシですが、15℃以下は必須です)
また、始めのおよそ5kmまでは走行暖機も必要で、それまでは2速への入りは良くありません。
入らなくはないですが、シフトの度に"ジャッと感"がシフトノブに伝わりシンクロの同期が完璧ではないようです。

(イメージ)
反面3速→4速が気持ち良く、4速→5速もイイ感じで入ってくれます。
シフトノブに伝わる油膜の感触は少し薄く、シャキシャキ系のミッションオイルですね。
気温が20℃を超えるような環境でもトータルの印象は変わりません。

↓【2/19のドライブにて】↓

気温4℃スタート
日中は8℃くらい。
暖機は3分くらいで出発。
発進して、すぐ2速。ガリっと感もあるが入らなくは無い。
そこから4.7kmほど走ると、通常通り入るようになります。
(ただし2速は気持ち良くはなく、ジャッと感を持ちながら入る印象)
開始から"23km"走行暖機した後は、スルッと入るようになった。
(走行暖機が出来たから?)
特に4速、5速が気持ちいい。
ヌルっと入ります。
2速はスルッと入りますが、たまにジャッと感が顔を出しますね。
(ミッション本体の個体差かも)
総じて悪くはない印象です(^o^)
この状態(暖機後)がMT-MX5の"本来の良い感触"なんだと思います。
しかしながら前回の【ZZ-31+NC-65】のブレンドが私にはドンピシャ過ぎて、正解はそっちだったようです。
ZZ-31+NC-65ブレンドは低温からワインディングまで、全域において良好なシフトフィーリングでしたし、"ヌルっと系"の感触なので私好みでした。

MT-MX5のトータルの印象は、以前試した【NC-70+NC-65】の27.5%ブレンドと40%ブレンドの間に似ているかもしれません。
(40%ブレンド寄り=油膜が薄い感触)
交換直後から500km〜800km走ることで、当たり面の添加剤が効き始め、ミッションオイルが馴染みました。

純正よりは"極冷間時"を除いてトータルで良く、シャキシャキ入るフィーリングのミッションオイルです。
フィーリングはお好みですし、私は本当に負荷を掛けず普段走りますから熱は入りにくいです。
もう少し冷間時から暖機後のフィーリングが得られれば文句無しなのですが..。
普段からブンブン走る方や、またミッション個体の差によっても評価が変わるんじゃないかなあと思いました。

次は距離を重ねるとフィーリングに変化があるのか、改めて春の気温ならどうなのか、検証ですね(^^)
"ミッションオイル替えたい病"はまだ発症していませんが、いつまで持つのやらw
Posted at 2025/02/21 07:18:19 | |
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