TS-M1RSは、2007年のスピーカーなので、
16年も経過しているスピーカーです。
なかなか美品でちゃんと鳴るスピーカーも
減ってきてます。
パイオニアでの修理対応は
終わっていて、修理する手だてがない。
しかも
部品も入手困難なんです。
JBLとかなら
海外から部品の入手ができる物も
多いんですよね。
コーンとか部品の供給をしてもらえればスピーカーはいつまでも使えます。
パイオニアの場合はどんどん新製品を買ってもらいたいから、新品買い替えを推奨
なんでしょう。儲からないしね。
スピーカーのコーンを替えることをリコーンといいます。
知らない言葉が多すぎる。(^^;
うちのTS-M1RSは、コーンの付け根がシワになっていて3Dプリンタのインクで
補強して音の改善をしてました。
TS-M1RSは、コーンが紙でできてい低域の音を鳴らす時にコーンを押し出して
空気を震わせるんですが、一番力のかかる部分にシワができてしまうんです。
中古で買う時は、コーンにシワ(スジが入ってる)とビビリが出るようになってし
まうので、注意してください。
一度シワができるとコーン紙が柔らかくなっていて押し出せなくなります。
スピーカーの一番上のゴムの部分をエッヂといいますが、その部分は経時変化で
硬くなってきます。そうなるとさらにコーンにシワがより易くなる。
TS-M1RSは、エッヂが布でできていて柔らかさを保つためにゴム状の接着剤がコートされてます。それでさわるとベトベトしてるんです。
前置きが長くなりましたが、一台い余っているスピーカーをリコーンしてみるこ
とにしました。
スピーカーは、鳴ってなんぼですからね。破れていてもチャンと鳴ればいい。
TS-M1RSに使えそうなコーン紙を色々集めてみました。
使えそう=サイズと角度です。
まずは
古いコーン紙を外していきます。コーン紙を元の位置に戻す役割をする
波々の部分を
ダンパーといいます。これ、
再利用したいので慎重に
剥がしていきます。
剥がす際に
プラリペアの溶剤をかけていくと
比較的簡単に剥がれてきました。
換気に注意してくださいね。
リコーンの方法は、
YouTubeで勉強しました。便利な世の中です。
コイルの溝(ギャップ)の部分を養生テープで清掃していきます。
今回使用するコーンは、
ガラス繊維ですよ。コーンの重さがちょっと重いので
応答が落ちるかも?
紙の物も準備してましたが、
サイズがピッタリなので練習にはこれを使います。
コイルの穴のサイズが違うので
マーキングして穴サイズを広げて行きます。
ほぼピッタリになったら微調して、
コイルにハマるように調整していきます。
コイル側は、古いコーンを外して
接着剤を取除いておきます。
取除いた
コイルに接着剤を塗っておいて新しいコーンを嵌め込んでから、さらに
内側にも接着剤を塗っていきます。
使用した
接着剤は、ちゃんと
スピーカー用を
購入しました。
本気度を感じませんか? (^^;
接着剤が
硬化するまで
2時間かかるので、その間にフレームの清掃をします。
コーンの接着部とダンパーの接着部の残っている
接着剤をキレイに取除いておきます。
本日はここまで。
ガラスクロスのコーン紙って
どんな音がするのか楽しみです。
TS-M1RSは、
フラットな特性なんですが、たぶん特性が
変わるでしょう?
ある程度の特性がでてれば
イコライザで調整できます。
ダメダメだったら次は
紙のコーンでテストする予定です。
コイルもアマゾンで検索したらいっぱい出てきました。
コイルが切れても修復が可能かも?
いろんなコーンを試すのも面白いね。
(*^_^*)
※スピーカーって大事だとこの記事見て思いました。
最終的に音はスピーカーで決まる
Posted at 2023/10/09 16:39:26 | |
オーディオ | 日記