
先日、NPBのセ・リーグ会において、27年度からの『DH(指名打者)制導入』が正式に決まりました。
これに先んじて、パ・リーグでは、75年からすでに導入しておりましたが、セ・リーグとは、何故にこんな差が…?
まっ、そもそも、DH制は、MLBのナ・リーグが先駆者で、73年に導入。
しかし、ナ・リーグは遅れるコト22年から本格採用と、こちらもNPB同様にリーグ間で大きな時間差が有ったようです。
ちなみに、野球の醍醐味は、やはり「バッティングだ!」として、息詰まる投手戦より、バカスカ打ち合う打高投低嗜好が有ったようです。
しかし、野球と言う競技は、その戦術の競い合いも醍醐味であり、打って、守って、走って、投げて…の三拍子そろえる事は並大抵の努力では成し遂げられません。
そうして、それら全ての要素を一人一人の選手が持ち合わせていれば、言うことは無いのですが、9人すべてを揃えることは、先ず不可能です。
特に、ピッチャーと言う存在は、基本、1人で9回を投げ抜く訳で、その投球数は軽く100球を越します。
しかも、相手との心理的な緊張感を持ちながら、全てに全力で…。
そんなところに、当然、バッターとしても役目が回ってくるわけで、しかも、打つだけでなく、ヒットを撃てば走らなくてはならず…。
そのようなピッチャーへの心理的、肉体的な負担を減らしたり、野球のルール的に、ピッチャーに打順が回って来ますと、試合展開に寄りましては、まともに打ったりすることは無く…。
楽勝な得点差で勝っている場合、バッターボックスに立つだけで、バットを一度も降らず三振となる事も…。
まぁ、それも、この野球のルールに沿ったモノなので、ひとつの面白さでも有るのですけどね…。
ところが、高校野球でも言われ始めました、ピッチャーの酷使…。
何せ、勝ち進みますと、甲子園だけでも、最大6試合を投げ抜かねばならず…。
まして、高校のチームに、中継ぎや救援等と呼ばれる替われるピッチャーを抱えるチームは希。
よって、この甲子園大会で潰れるピッチャーも居る…なんてことを言われていますモンね…。
まっ、それでも、多くの若者が、この甲子園を踏み台にして、アメリカンドリームを掴み取っているのも現実です。
で、その一つの対策案として取り入れられたのがDH制。
ピッチャーは投げるだけに専念。
その代わりに、打つだけ専門のバッターを、メンバーに入れると言うモノ。
そう、今までは9人制だったのが10人制となり、攻めや守りにも大きな変化が…。
今行われている甲子園大会でも、来年からのDH制導入を決めたようですが、隣国野球界は既に導入をしており、やっとここでセ・リーグが導入を決めたことを受け、下記、馬鹿にするようなコメントをしておりましたので紹介を致しましょう。
「『投手も打席に立たなければならない』という伝統を固持してきた日本のセントラルリーグがついに変化を選んだ」
「彼らは野球の原型を守ると頑なに拒否をしてきたが、グローバルの波に逆らえなかった」
「日本の野球はようやく目覚め、伸びをする段階になった」
「伝統を誇示」する事は大事なんですけどね…。
日本統治時代の遺構を「ぶっこわーす」と叫び、実際にぶっ壊して来た隣国に、これと言った観光資源が無く…。
て言うか、DH制の試合にも臨機応変に、戦術的な野球を展開する日本チームに勝ってから叫んでもらいたいものですが…。
で、調子コイた隣国メディアは、更に下記コメント。
「NPBは韓国やアメリカに比べて数歩遅れている状態だ。日本、とくにセ・リーグは変化に対する拒否感が強すぎた。韓国は新しい変化を積極的に取り入れてきた。その点で言えば、日本よりも先を行っている。もちろん、日本野球の実力を疑う気はないが、今は興行的な面で先を行っているのは韓国なように思える」
『数歩遅れている』日本に勝てない隣国に、そんなコト言われたくないですね…。
真の意味を理解せず、単に『新しい変化』を取り入れただけで、プレイヤーが一人増えて喜んでいるだけでしょう?
確かに、お笑い的な『興行的な面』は、間違いなく先を行っています。
イチローさんがアメリカへ渡ると、その野球の芸術的なバントヒットに、米国ファンも「野球の原点を見た」と称賛しておりましたけどね…。
やはり、各種スポーツの起源を理解した上で、そのスポーツを楽しまなければ、個人の技術も、チームの戦術も上手く行かないと思うのですけどね…?
ここ1点が大事だと言う場面で、スクイズが出来る選手がいるチームと、そうでないチームは、チームの一体感が違うでしょうしね…?
DH制に移行しても、そういうチームを基本にしているのが、NPBではないでしょうか?
まっ、MLBに行っても、活躍できずに抹消される選手が多い隣国選手とは、基本的な技術や意識が違いますからね…。
Posted at 2025/09/04 06:56:06 | |
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韓国 | 日記