欧州の脱炭素宣言によるEV普及が、頓挫した形となっておりますが、そのEV戦略を効果的に経済へ取り込んだ四千年国ですが、諸々の分野にパクリ精神旺盛で進出しております。
で、こんな記事が…。
――もはや侮れない、中国二輪メーカーの現在「大排気量車は当たり前! 1000cc4気筒スポーツや900cc2気筒アドベンチャーも生産」――
そう、四千年国の二輪業界を紹介した記事です。
今年11月に行われました二輪車ショーである、通称「ミラノショー」ですが、そこに四千年国製の二輪車が出展されたようです。
まっ、車業界同様に、自国での開発研究なんて不可能な民族ですので、世界の二輪業界と巧みに連携し、四千年国ブランドして発表展示したようです。
先ずはQJMOTORS社。
85年に車両メーカーとして創業。
05年、イタリアのベネリを買収し、ベネリブランドとして生産するかたわら、自社ブランドとしても展開。
19年には、ハーレーとの合弁会社を設立。
20年には、MVアグスタとも提携。
22年には、サスメーカーのマルゾッキとの連携で、四千年国に生産拠点を設立。
■SRK800RR「ウイングレット付きの800cc並列4気筒スーパースポーツ」
SRK800RRは、778cc水冷並列4気筒DOHC4バルブエンジンを搭載。最高出力は102ps/1万rpm、最大トルクは7.9kgm/8500rpmを発生する。
■SRK1000RC「MVアグスタF4のフレームを用いた1000cc並列4気筒スーパースポーツ」
SRK1000RCは、MVアグスタとの提携によって誕生したもので、並列4気筒エンジンの排気量1078ccに由来する「TEN_78」なるサブネームを持つ。
次はCFMOTO社。
89年にスペアパーツメーカーとして創業。
97年に、自社ブランドのスクーターを製造。
22年からは、Moto3に参戦し、KTMとの合弁会社を設立し、KTMのミドルクラスをOEM生産。
又、KTMのデザインを多く担当したキスカ社とも提携し、KTM790の兄弟車を発表。
日本へは、4輪バギーを輸出しているとのコト。
■MT-Xコンセプト「排気量は800ccか? フロント21インチ、リヤ18インチのオフロード志向アドベンチャー」
既に販売されているアドベンチャーモデル「800MT」のオフロード性能強化版と思しきコンセプト車で、ホイール径はフロント21インチ、リヤ18インチ。
■800NK「KTM 790デュークのCFMOTO版と言える並列2気筒スポーツネイキッド」
799ccの並列2気筒エンジンを搭載したスポーツネイキッド。最高出力は100馬力で、KTMの790デュークのエンジンと排気量、ボア・ストロークは同値。
■450MT「オフロード志向の450cc並列2気筒アドベンチャーツアラー」
最高出力44馬力の449cc並列2気筒を搭載した新型アドベンチャーツアラー。ホイール径はフロント21インチ、リヤ18インチ
■125NKコンセプト「若者をターゲットにした新世代ネイキッド」
125ccスポーツネイキッドのコンセプト車で、スイングアームは片持ち式。エアダクト機能(ブレーキ冷却用?)を備えたカーボン製ホイールカバーも特徴のひとつだという。
次はVOGE(ヴォージ)社。
83年創業のLONCINと言う四千年国の二輪メーカーが、18年に欧州での現地生産を始めた会社。
LONCINは小型二輪が専門だそうですが、VOGEは欧州向けの為、大型二輪を展開。
LONCINは05年に、BMWと提携。
12年には川崎重工との提携を発表したモノの、合意には至らず…。
19年には、MVアグスタと提携。
ミラノショーには、VOGE社ブランドとして出品。
■ロードスポーツのBRIVIDO(ブリビド)シリーズは250ccと500ccを展開
「BRIVIDO 250RR」(ブリビド250RR)は、248cc水冷単気筒エンジンを搭載するフルカウルスポーツで、最高出力29ps/9500rpm、最高速129km/h。車重は137kgだ。
■アドベンチャーツアラーVALICO(ヴァリコ)シリーズは同社最大の900ccエンジン搭載車もある
そしてヴォージ最大排気量となる895cc水冷並列2気筒エンジンを搭載するのがアドベンチャーツアラー「VALICO 900DSX」(ヴァリコ900DSX)だ。最高出力94ps、最高速は200km/h。車重は215kgで、フロント21インチ、リヤ17インチという車体構成だ。
■ネオクラシック系ネイキッドのTROFEO(トロフェオ)
「TROFEO 350 AC」(トロフェオ350AC)は322cc水冷単気筒エンジンを搭載するネオクラシック系のネイキッド。最高出力41ps、最高速158km/h、車重156kgだ。
他には、EVブランドのZEEHO社。
■「ZEEHO シティスポーツ/シティクロス」定格出力1.8kWの電動スポーツ車で、キャストホイール仕様が「シティスポーツ」、ワイヤースポークホイール&ブロックパターンタイヤの仕様が「シティクロス」。
「ZEEHO シティモタード」ブレンボ製ブレーキキャリパやオーリンズ製リヤショックなどを採用したモタードルックの電動スポーツ車。
ZONTES社
■「ZONTES ZT125C」エンジンは125㏄水冷短気筒。
全長2100㎜、全高1120㎜、全幅845㎜と立派なサイズ。
ホイールは前後16インチ。
コーペモト社
■「コーペモト 800Xラリー」最高出力95馬力の799㏄水冷2気筒エンジンを搭載。
ホイール径は前21インチ、後18インチで、最低地上高は293㎜。
HORWIN社
■「HORWIN SENMENTI11」最高速200km/h、最高出力100馬力、後続距離300kmと言う超高性能EV。
2.2kwの外部給電機能があり、アウトドアレジャーなどでポータブルバッテリー代わりに使えるのも特徴だという。
クインキー社
■「クインキー QH250 GY-B」最高出力20馬力の249㏄短気筒を搭載するオフロード車。
エンジンは油冷と言う表記もあり、スズキとの関係を思わせる一方、カラーリングはどこかホンダ風味。
まっ、全車種、何となく、何処か、日本メーカーのデザインがムンムンと…。(笑)
一応、欧州では、実績が有るのでしょうか?
最高速200km/hなんてのも有りますが、下手すりゃ死後の世界を見れるかも知れませんね?