![両者信号無視って…? 両者信号無視って…?](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/676/499/47676499/p1m.jpg?ct=e3d0730dd88a)
50㏄…いわゆる原チャと呼ばれる乗り物ですが、日本の交通事情や、乗り物の変遷の中で、ガラパゴス化の日本の象徴とも言える乗り物で、多くの日本人に愛用されてきたモノの一つでしょう♪
当初の原チャは、その名称のまんまで、自転車に原動機をつけた乗り物でした。
それが、見た目を追及した先代の技術者たちは、もっとカッコ良く、もっと速くを追い求め、レーサーレプリカの域にまで進出。
2サイクルエンジンの極限を求める事に挑戦。
ところが、世の中、そのような時代は終焉を迎え、環境問題がクローズアップされることに…。
と、2サイクルエンジン自体が、排気ガス規制には通らなくなり…。
仕方なく4サイクルにシフトするも、年々厳しくなる排ガス規制に、とうとう原チャの心臓である50㏄エンジンの開発を断念せざるを得ず…。
じゃぁ、原チャ免許も無くなるの?
と、そこは、国も税収が減ることはイヤだし、メーカーも原チャ層を失うのは痛手…。
となると、何とか原チャ免許を残そうと、両者は必死に考えた…。(笑)
で、出た結論は、現行の小型二輪枠内で125㏄の出力を原チャ並みに抑えた、新原チャ制度を設け、25年から運用の運びとなったようです?
まっ、私個人の意見としましては、免許証制度はそのまま、原チャもあくまで50㏄のままで、そもそも50㏄の原チャ区分は廃止してもいいのでは…と思うのですけどね?
いくら出力を抑えましても、トルクは今の原チャ以上に出るのでしょうから、扱いなれないとチョット別物に感じるのでは?
まして、ヤンチャ小僧どもには、これまで以上に面白いモノになると思われますが…?
二輪の事故は相も変わらず、茶飯事に発生しており、原チャも例外ではありません。
そこには、名前の由来である、「自転車」的な運転感覚での事故がほとんどのように感じます。
信号無視、歩道走行、渋滞時のすり抜け等々。
ここで、紹介する事故も、その一つです。
愛知県岡崎市で起きた、原チャと普通車による事故です。
事故現場は、信号機のある交差点内。
事故の時間帯は、朝の通勤時間帯と思われる、平日の午前7時50分頃。
信号で停車していた撮影者さんの車の後方から、すり抜けで原チャが登場。
信号は赤。
原チャは止まるかと思いきや、ノーブレーキで直進。
まっ、クロスする道路が、黄色信号に変わった所で、原チャはクロスする側は止まると確信したのでしょう?
で、自分の方は赤信号なのに、そのまま交差点内に侵入したものと思われます。
ところが、次の瞬間、黄色信号を無視し、交差点内に突っ込んできた普通車が…。
原チャと普通車が一点で交わったことから、バイクの運転手は、原チャとともに吹っ飛んだそうです。
画像のように、吹っ飛んだ瞬間も信号は赤ですモンね…。
跳ね飛ばされたバイクの運転手は、瞬間立ち上がったそうですが、その後痛みを訴え救急搬送されたとか?
警察の調べの結果報告は有りませんが、どっちもどっちの責任割合とは思うのですが、怪我している以上、普通車が少し重くなるのでしょうか?
しかし、まぁ、通勤時間帯ってのは、確かに、皆さん、時間的な余裕が有りませんからね…。
1秒でも1mでも、先に進むことしか考えていませんモン…。
特に交差点は、車や二輪が密集する場所で、合わせて歩行者も居て、目からの多くの情報を一瞬で判断しなければならず、そこに、自分勝手な「良いわ良いわ」の判断が入ると、こう言う結果になるのは必至ですからね…。
又、今まで事故が起きなかったのは、紙一重で、タマタマ事故に遭わなかっただけで、自分の運転が正しいという事では無いのです。
こちらは、両者共に亡くなっておらず、ドラレコの物的証拠も有る事から、事故原因の究明は簡単でしょうが、これがどちらかが亡くなり、ドラレコの提供も無かった場合、生存者側の証言だけで処理されるケースも有りますからね…。
オラが県での交通事故では、同じように信号無視の車に、こちらは信号に従って進んだ原チャが跳ね飛ばされ、原チャの運転手が亡くなった事故では、夜だったことも有り、警察は跳ね飛ばした車の運転手の証言だけで処理し、原チャ運転手の危険運転として処理しましたモンね…。
しかも、原チャはクロスする道路を走行していたにも関わらず、事故を起こした運転手の証言は「自分は青信号で交差点に入ったものの、原チャは対向車線を走って来て、強引な右折をした」と…。
しかし、この証言は、事故車のナビ情報から、当時の車は赤信号で交差点に入った事が証明され、警察の面目丸潰れの事故処理となった事件でした。
まっ、常日頃から、交通安全に気を使い、帰宅コースを念入りに家族に伝えており、警察の説明に納得がいかなかった家族の執念でも有ったようです?
昨今、自転車の違反取り締まり強化がニュースになっておりますが、問題になってからでは遅いんですよ…。
問題になる前に、弱者救済と言う概念を捨てなきゃダメだったんです。
併せて、モペットや電動キックボードも同じです。
警察に止められると、決まり切って「知らなかった」と…。
その時点でアウトでしょうから、有無を言わさずしょっ引けば良いんですよ…。