その昔、車の免許証は、単に「運転免許証」であり、大型とか、普通とか、はたまた二輪とかの分類は有りませんでした。
それが、車の普及により、事故も多発。
すると、公安当局は車の特性に応じ、免許証を細分化し始め…。
まっ、確かに、運転する車の特性上、その運転技量に各々のスキルが求められる訳で…。
特に、16歳から運転が可能な二輪免許証には、一段と厳しい目が向けられる事に…。
又、自転車感覚でも乗れる原動機付自転車は、大人への登竜門として、やんちゃ小僧の憧れの的に…。
更に、その原チャに慣れますと、今度は排気量の魅力に憑りつかれる若者も多く…。
そこで、多くの都道府県の教育委員会や公安当局では、若者の二輪への抑制とばかりに、「バイクの免許を取らせない」「バイクに乗らせない」「バイクを買わせない」の「三ない運動」を展開。
何せ当時は、暴走族最盛期で、ヘルメットの着用義務も無かった時代。
中でも、原チャはその利便性から購入者が多かったものの、逆に、暴走族予備軍には格好の獲物に…。
又、二輪各社、原チャなのにレーサーレプリカ仕様の高性能車を世に送り出し…。
当然、自爆事故や対四輪車事故、対人事故も増え…。
そんな状況を見かねた公安当局が打ち出したのが「三ない運動」だったんです。
しかし、一定の効果は見られたものの、若者に対し、威圧的に禁止をしても限度が有ることを痛感した公安当局は、禁止するよりも、二輪に対する指導をしようと方向転換。
その最たる県が、『だって埼玉県だもの』の埼玉県のようです?
免許証を保有した高校生を対象に、運転マナーの講習会などを行っているのだとか?
実際高校生ともなりますと、人によりましては、遠隔地への通学を余儀なくされる場合もあり、バイク通学を容認されているケースは、多くの都道府県で有るようです。
で、山梨県を舞台にした21年放映から22年の12話まで続いたTVアニメ「スーパーカブ」ですが、主人公はJK(2年生)。
ひょんな事で原チャのスーパーカブをゲットンしたことから、人生の転機を迎えたぼっちJKが織りなすストリーです。
まっ、JKと言う今どきのアニメの主人公なので、人気を博したのでしょう?
オラが町のラブライブサンシャインも、主人公はJKでしたモンね♪
しかし、「三ない運動」の最中、このようなJKの駆る原チャをメインにしたアニメが、教育委員会や公安当局から規制も掛からず放映された理由は?
そう、「三ない運動」は、単に二輪への興味を禁止しただけで、交通安全教育には何一つ寄与していない事実が判明したからのようです?
高校生と言う精神的にも大人への過渡期に、禁止するだけでは、卒業と同時に免許証を取得し、乗り回す若者が事故を起こすケースが増えた事実も有ったようです。
更に、少子化や市町村合併等により、公立の小中高が統廃合されたり、バスなどの公共交通機関も利益確保の観点から、路線廃止や本数を減便したりと、利用者には不便が強いられることに…。
となりますと、教育委員会も、無下に原チャ禁止も時代にそぐわなくなり…。
まっ、この「三ない運動」発案の起点となりました暴走族も、減少傾向に有る事も要因の一つではあるようです?
と、オラが町でも、条件さえ合えば原チャ通学は可能なようです?
てか、その原チャも、排ガス規制から、現状の50㏄では、メーカー各社は『対応不可』とのことで、間もなく125㏄に拡大されるようです?
でも、現状125㏄の小型二輪免許証は生きていますので、その出力で区分されるとか?
当然、お巡りさんも見た目で判断できなきゃならないので、恐らくですが、原チャ対応の125㏄と、これまでの小型二輪の125㏄では、ベツモノで製造販売されるとは思われます?
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Posted at
2024/04/23 07:06:18