
皆様、横断歩道の歩行者優先をご存じですよね?
基本、自動車学校でも「横断歩行者を見たら先ずブレーキ」等と、口酸っぱく教わってきたはずです。
ところが、一旦路上デビュー致しますと、そんな教習内容なんて完全に打ち忘れ、自己流運転が幅を利かせるようになりますと、横断歩道の歩行者なんて眼中から消え去り…。
しかし人間なんて勝手なモノで、自分が歩行者側に立ちますと、そんな自分の運転は棚に上げ「オレは歩行者だぞ、止まらんか!」となるから不思議なんですね…。(笑)
そのような歩行者目線で観察した岐阜県内の小学生6年生男児が、夏休みの自由研究として、横断歩道での車の停止状況を調査したそうです。
調査しようと思ったキッカケは、この小6男児が、塾通いの道中に、交通量の多い信号機のない横断歩道を渡る為、その度にそこでかなりの時間を費やしていたからだそうです。
夕方、暗くなると、退勤時間帯も相まって、その数が減ることは無く…。
その日は、11台もの車が止まらず、小6男児の前を通過。
そうして、止まらない車を数え始めたコトで、夏休みと言うコトも有り、それを記録し始めるコトに…。
今年は猛暑だったにもかかわらず、7月の朝7時半から夜の7時まで30分おきに、12日間を記録。
時間帯別では、やはり、朝の通勤時間帯が最も多く、午前8時から8時半までの30分間で、通過台数は平均5.2台だったそうです。
まっ、道路状況によっても違うでしょうけどね?
例えば、その先に信号機が有るとか、脇道から出て来る車が多いとかですと、歩行者は無視される傾向に有るようです?
私は朝の散歩をしておりますが、大体、朝の7時過ぎから1時間半程度で、極力車が頻繁に通る道は歩かず、又、大通りを避けてはおりますが、信号機のない交差点も何か所かはあります。
確かに、通勤時間帯は、皆殺気立っておりますもんね…。
それでも、静岡県は比較的、歩行者優先が守られているようで、割と停まってはくれる確率は高いようです?
で、この小6男児、台数だけでなく、止まってくれる車、止まってくれない車にも着目。
更には、その運転手も分類。
小6男児談
「やさしい顔のおじいちゃんは止まってくれて、トラックは止まってくれて、いかつい兄ちゃんは見た目のわりに止まってくれて」
同
「(スポーツカーのような)背が低い車が止まってくれなくて、おばあちゃんが止まってくれません。(おばあちゃんは優しそうに見えるけど)優しくないです」
う~ん…、「優しい顔のおじいちゃん」…ねぇ…?
止まって、笑顔で「渡って」とほほ笑んでくれると、誰だって優しい顔になりますけどね…。
「おばあちゃんは優しくない」って、単に、運転に余裕が無いだけなんですよ…。(笑)
違反金についても、9000円/台と母親から教わり、12日間の合計が638台だったことから、合計574万2000円と算出。
まっ、厳密に言いますと、バイクやトラックは、金額が違いますけどね…。
又、最初の一台が捕まりますと、後続車は違反出来なくなりますし…。(笑)
これらの調査報告書は、夏休みの自由研究として学校への提出は勿論、最寄りの警察署へも提供されたそうです。
この提供を受けた警察では、下記コメント。
「やはり私たち大人の観点とは違う見方をしていて、こういう車が止まりにくい、こういう運転手は違反するんじゃないか、総合的な取り組みの参考となりました」
更に、その提供された資料を町民への交通安全の呼びかけとして、チラシにして配布。
又、止まる・止まらない運転手の特徴も、小6男児の言葉をそのまま記載。
確かに、運転手の特徴は、この小6男児とほぼ同感ですかね…。
女性の運転手は、年代に関係なく、止まる確率が少ないです。
他には、プロボックスの社有車や2トントラックが、止まる確率が少ないですかね?
まっ、そういう印象が強いだけで、基本、どの車も運転手の問題でしょうけどね?
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Posted at
2024/11/26 07:03:52