
皆様、隣国のセウォル号沈没事故をご存知でしょうか?
11年前の2014年4月16日に、修学旅行の高校生を乗せ、隣国の仁川港から、済州島へ向かった旅客船セウォル号が、同日の20時50分頃に隣国の南西部を通過しようとした際、積み荷の荷崩れか、船体が大きく傾き、それにより、船体が急激な先回を始めると、2分後には船内の積み荷は連鎖的に荷崩れ起し、横倒しとなった船に海水が流れ込み…。
この事故を起こした船は、日本からのお下がり船だったようで、当初、隣国のネットでは、「日本が欠陥船を売りつけた」と騒いでおりましたが、買い取った隣国の船主による、違法改造に寄り、船の 重心が高くなったことで、船が揺れた際の復元力が落ちた事が主な原因と判明。
更に、過積載や、積載物の固定等、ズサンな管理や作業が重なり、荷崩れした荷が、片方に寄った事で、船が横倒しになった事も判明。
それらの要因は、かなり早い段階で調査されていたのですが、その沈没事故の海洋審判が昨年11月に行われていたようです。
そうして、その判決文が、ここで公開されたようです。
事故当時、噂されたモノに、「他国の潜水艦との衝突」なんてまことしやかに騒がれもしましたが、これに対しては「外部要因を疑う物証は何も無い」と完全否定。
急旋回した理由についても、「総舵手ミスではない」とし「操舵機が正常でない動きをした」と判断。
その上で、事故は、下記理由によると糾弾。
① 旅客定員を増やすために船体を増改築した事で、重心が高くなり復元性が著しく低くなった。
② 復元性の低い船舶は貨物を減らす必要があるが、むしろ、許容量(1077トン)の2倍近い2214トンもの貨物を積んでいた
③ しっかり固定されていなかった貨物が一方に偏ったため旋回と傾きが強くなり、海水が流れ込んで復元性を喪失した
又、乗船者476人のうち304人と言う多くの犠牲者・行方不明者を出した要因も、下記指摘。
④船員らが積極的に救護措置を取らなかったため
実際、「船室で待機」と言う船内放送が有ったと言う証言も有ったのに、当の船長はと言いますと、船長の服を脱ぎ棄て、一般客を装い、救助されている様子が多くの画像に遺されております。
これにより、この海難審判では、船長をはじめ航海士、機関士など5人の免許を取り消し、機関士2人、航海士1人の業務を6カ月~1年間の停止としたようです。
更に、船主の清海鎮(チョンヘジン)海運には、是正命令を下したようです。
ところが、清海鎮海運と関係者らは、こうした結論を不服とし、控訴の準備をしているとか?
これに対し、ネットユーザーは、下記のような怒りのコメントで溢れ返っているようです。
「もう報道されていて知ってる内容ばかり。こんなことに10年もかかったの?」
「重要な判決なのに、報道されるまで数カ月もかかるなんて。事故への関心が薄れた上に、政治闘争の材料にされたから…」
「10年前から言われていたことなのに、メディアや左派団体が妄言を吐き続けていただけ」
「朴槿恵(パク・クネ)元大統領の弾劾はセウォル号事故を機に始まった。左派の扇動、謀略で、全てが彼女のせいであるかのようにされた」
「巫俗(ふぞく)にハマった朴槿恵元大統領が人身御供をした。米国の潜水艦と衝突した。いろんなデマが出回った。衝突説を推してた局もあったけど、全部うそだったのか。あきれた」
国民も、やっと気づいたのでしょうが、時既に遅しで、同じような政権下ろしが、今回のユン君弾劾にも起きたようです。
て言うか、国民も、政治家を非難できないんでしょうけどね?
瞬間湯沸かし器のような民度の国民ばかりですので、政治家もそれを利用しやすいのでしょう?
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Posted at
2025/04/22 06:56:14