
日本の道路交通事情は、後手後手の対応で、ある意味やりたい放題になっているようです。
電動アシスト付き自転車が世に出回り、高齢者や幼児を持つママ達に、一気に拡大。
確かに、多くの労力を費やしていた登坂路や一時停止からの走り出しには、絶大な効果があるようで、結構な価格にもかかわらず、概ね女性からは支持を得たようです。
ところが、そこに電動自転車が現れると、都会に住む若者が、即反応し一気に普及。
安全面なんかは二の次の四千年国製が殆どで、その価格もピンキリ。
歩行者が行き交う歩道を、正に自転車感覚で走るのですから、当然事故も多発。
そこで、公安当局は、一定の速度、出力を有する機種に関しては、原動機付き自転車(原チャ)とし、電動アシスト付き自転車とは区別することに…。
ところが、販売する方は、原チャ登録を購入者の意思に任せるだけで、本体を販売するだけ…。
更に、原チャ登録が必要となると、購入者も諦めるために、それと分からないように、末尾に小さく表示したり…。
購入者も、捕まると言う意識は無く、捕まっても確信的に「知らなかった」と言い訳をすればいいと思い…。
更には、自分のチャリに後付け出来る、電動キットまで販売されるに至り…。
又、厄介なのがキックボード…。
当初は、その名の通り、自力で蹴って進むものでしたが、こちらにも電動が販売されるや、その持ち運びの手軽さから、若者に一気に拡大。
しかも、報道走行が可能なモノや、それに対応できる切り替えが出来るタイプも…。
こうなりますと、取り締まる側も訳分からなくなりますし、それらを忠実に守って運転する優良ドライバーなんて居るはずも無く…。
そんな不良運転者が増加した事で、取り締まりはかなり厳しくなったようですが、好き勝手に運転させていたモノを、いきなり厳しくしても、なかなかねぇ…。
相も変わらず、ニュースを賑わせております。
そんなニュースを一つ…。
――「モペット」酒を飲んだ状態で無免許運転 一方通行逆走で歩行者ひき逃げ疑いの男を逮捕 ヘルメットやナンバープレートもなし――
ネットニュースのタイトルです。
てか、このタイトルから、交通違反のフルバージョンでは…?
記事に寄りますと、場所は大阪のミナミで、運転して事故を起こしたのは、自称自営業の44歳の男。
酒を飲んだ状態で、48歳の女性を後ろに乗せたニケツ運転で、一方通行を逆走し、歩いていた19歳の大学生に衝突。
大学生は軽傷だったようですが、ニケツ女は左手首を骨折。
そうして、警察が到着した際には、現場から60mほど離れた場所に…。
よって、警察は、ひき逃げ容疑でも捜査しているようです。
当然、運転手もニケツ女もノーヘル。
しかも、モペットは、ナンバープレートの無い未登録車。
当然、無保険車両だったのでしょう?
こんなフルバージョンの交通違反を犯すヤツですモノ、運転免許証なんて、「ナニソレ? 美味しいの?」と言う感じだったようです。
警察の調べに対し、この男、「事故を起こしたことは間違いないが、決して逃げたつもりはない」と、ひき逃げ容疑だけは否認しているとか?
当然、ニケツ女も、酒気帯び運転同乗で、取り調べを受けるようです。
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Posted at
2025/05/26 07:02:49