
※其の壱からの続き
これらは、3月の末の事で、その後、各メディアとの記者会見で、諸々の追及をされるも、聴かれたことには、「先にも述べました通り…」「それは、記者さんの考えで…」「仮定の話には答えられません」等々、曖昧な答弁を繰り返したり、話をすり替えたり…。
このような状況が続き、流石に地方自治体を総括する国の機関も、このまま放置は出来ない状況になり、多くの国会議員から管轄する省庁への質疑が行われる事態になっております。
その国の審議会の中でも、改めて「兵庫県の対応は間違いである」と認定され、管理監督する消費者庁から、その旨を5月14日に通達。
ところが、“元被告ん”は、それに対しても、その後に今までの発言を覆すことは無く、
しかし、その2日後に、伊東総務相から「通達に関し、兵庫県との意見の齟齬(違い)は無かった」と発言。
当然、“元被告ん”はこの大臣発言に焦る訳で、県を通して「『齟齬が無い』とは発言していない」と、大臣の発言を否定するコメントを発表。
さぁ、こうなりますと、国も黙ってはおれません。
22日には、今度は兵庫県とは特定せず、全国の自治体に対し、「公益通報者保護法が定める通報者の保護体制を徹底することの確認や、必要に応じた体制の見直しを求める通知」を出したようです。
このドタバタ劇は、つまりは、消費者庁が兵庫県に対しモノ申したところ、県職員は理解し、“元被告ん”に報告したモノの、“元被告ん”は自分にとっては負けを認めたくない性格なので、報告して来た県職員に対し、「オレは認めん」と突っぱねたことから、県としては記者団に「『齟齬が無い』とは発言していない」としか話せず…。
県職員が、国と“元被告ん”の板挟みに有っていると言うところなでしょう?
で、22日の通達に対しましては、県として、流石に反論も否定も出来ず、記者の質問に対し、「(通知文で示された)法解釈を受け止めて、適切に対応していきたい」とし、「通知文の内容は知事にも報告する」と回答したようです。
さぁ、これで、後が無くなった“元被告ん”は、このまま負けを認めるタマじゃないので、どのような逆転劇に打って出るのか?
他には、自死した元県職員のPCに有った私的ファイルを、犯人捜しを行った一味の元総務部長が、他の県職員に見せて回っていたと言う『情報漏洩』を調査する第三者委員会も設置し、その報告が公表されたようです。
その報告書では、“立話”への情報漏洩をした百条委員会委員と同じ委員が、元総務部長への情報提供を認め、その情報を印刷し、複数の県職員に見せたモノと断定。
これより先に、“立話”への情報漏洩への第三者委員会報告でも、“元被告ん”派を結成した県議による情報漏洩が認定されておりましたが、結局、その両方共に、元副知事が押収した公用PCに有ったデータが流出した訳なのですが、そのデータと言うのが不思議なことに、各データの最終操作日時が、全て昨年3月25日の午後3時前で統一。
しかし、その公用PCが押収されたのは、同日の午前中(この日時は、“元被告ん”自身が会見で公言しております)
そう、つまり、押収された後に、誰かがデータを触ったと言うコトに…。
それも、全てのデータを一瞬に…。
当然、自○した元県職員は、押収された後にPCを触れるはずも無く…。
という事は、押収した元副知事本人か、或いは誰かに頼んで、USBか何かから一気にデータを編集コピーしたとしか考えられず…。
通常、単にコピーしただけでは、日付は変更できませんが、特殊なソフトを通すことで、日付の変更は可能とのコト。
ところが、押収された公用PCに、そのような特殊なソフトが入っているとは考えられず…。
まっ、このUSBは、元県職員からの押収品であることは間違いが無いようですが、となりますと、「公用PCを就業時間内に操作して、わいせつな文章を書いていた」と言う“元被告ん”の主張は厳しくなり…。
そう、就業時間内の不正な行動を理由にした、懲戒処分が仕組まれたと言う疑惑が…。
それを、“元被告ん”派の県議から、情報提供を受けた“立話”がSNSで発信し、又、県庁内では元総務部長が、わいせつ文章として、県職員に見せて回っていたのでは、自○した元県職員の方も、確かに生きる気力が無くなったのも理解できます。
元副知事は、責任を取って辞任していますが、元総務部長は、本件発覚後、役職を解任され、窓際に追いやられているようですが、先日、この第三者委員会の情報漏洩調査でクロ判定をされたコトで、懲罰委員会が開催され、停職3か月の懲戒処分が下りた(?)ようです。
まぁ、同僚を死に追いやった方が、わずか3カ月停職処分だけでの幕引きでは、遺族はどんな思いでいるのやら…?
又、元副知事も、情報漏洩や元職員の押収PCを改ざんした事実から、自主退職扱いで退職金を受け取っている現状では、こちらも懲戒解雇とし、退職金返還を求めるべき事案では…?
この二人は、“元被告ん”が総務省時代に宮城県に出向していた際の知り合いで、“元被告ん”が兵庫県知事になったのを機に集めた、いわゆる『牛タン倶楽部』のメンバーだそうですから、内部通報ではなく、是が非にでも『嘘八百のでっち上げ怪文書』に仕立て上げなくてはならなかったのでしょう?
まっ、この自死した元職員の内部通報を、“真摯に重く受け止め”て、その時点で素直に謝罪し、自分自身に減給処分でも課していれば、国会で議論されるまでの、こんなに大きな問題にはならなかったのでしょうが…?
東大出のエリート官僚を自負する“元被告ん”でしたので、それが災いの基になったのでしょうか…?
しかし、こんな国務大臣による“元被告ん”批判報道がなされる異常事態でも、ネットでは、未だに“元被告ん”派による、擁護発言が飛び交っていると言うのですから、マジにネット社会は怖いところなんですね…。
で、この後に、3つ目の第三者委員会の調査報告が出て、なんと「“元被告ん”が自死した元職員のデーター漏洩を指示した“可能性が大きい”」と公表…。
なんですか、この兵庫県と言うところは…?
おしまい
Posted at 2025/06/03 07:15:22 | |
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