
カスハラ防止法案なるものが検討されているようですが、日本人の「おもてなし文化」は、一体何処に行ってしまったのでしょうね?
そのカスハラでよく言われる言葉に、「お客様は神様です」と言う、昭和の大モノ歌手が発した言葉が引用されております。
しかし、この言葉って、お店が言う言葉であって、お客自身が発する言葉ではないのです。
先の大モノ歌手も、歌を聞きに来てくださる客に対し、「神様」と称えての対価とし歌を披露している訳で、客自身が「オレは神様だからオレをもてなせ!」とほざく筋合いの言葉ではないのです。
ところが、団塊の世代で裕福感を味わった世代は、自分自身を大切にすることだけを学び、「他人のことなんて知ったこっちゃねぇ…」と我を通すことが当たり前の生活に…。
当然、その子や孫も同様な環境の中で育つ訳で…。
それが、今の日本人総クレーマー化している状態なんでしょうね?
で、些細な事ですが、これもクレーマーの一種なのでしょうか、マタマタくだらないコラムが有りましたので、紹介を致しましょう。(笑)
――バスが青信号の前でノロノロ運転して、わざと信号に引っ掛かります。
客は急いでいるのに、怠慢運転じゃないですか? 絶対間に合いますよね?――
このコラムのタイトルです。
バスの運転に対する、クレームのようです。
まっ、こちらも、読者の投稿を引用しているのかと思いきや、どうも、このコラムニストの勝手な感情を題材にしたモノのようです?
先の信号が青なのに、客の乗り降りに時間が掛かってイライラ…とか、赤信号に引っかかるような低速走行で進み、案の定、赤信号で停車でモヤモヤ…とかのSNS投稿が見られるとか?
って、そんな投稿、私は見たことありませんが…?
で、そのイライラやモヤモヤを、バス会社に直撃インタビュー…。
で、返ってきたのが、下記回答。
①乗り降り客への対応
バスは、当然ですが、乗客優先。
お客が、どんなに乗り降りに時間が掛かろうが、時には介助の手も必要なんです。
更に、乗客が、座席に着座したりとか、手摺を掴んだりとかの安全を確認しないと、発進できないんです。
仮に、急発進等で乗客がコケますと、運転手の責任になるようで、それだけに二種免の取得は厳しいようです。
又、昨今の煽り運転にもあるように、前に入り込んで急ブレーキなんて事態になりますと、少なからずお客にも被害が出る訳で、煽られ運転にならないような、より慎重な運転にならざるを得ないようです。
②信号の対応
先ず、路線バスは安全のために、加速性能ではなく、低速トルクの安定性を重視。
よって、ゼロヨンなんてのはどうでもよく…。
よって、普通車の慣れた人からすると、目の前の信号が青なら、一気に加速すれば引っ掛からないのでは…と思われる距離でも、無理な場合が多いようです。
又、電車に時刻表が有るように、当然バスにも時刻表が有りますが、停留所で待っているお客からしますと、早く来ても遅く来ても、文句を言いたくなるようです。
当然、早く来ますと、停留所の時刻表にある時間まで停車しなくてはならず…。
ならば、時間を掛けて進んだ方が良い…と言うコトにも…?
如何でしたでしょう?
バスの運転手さんも、人の子ですし、乗客も老若男女色々です。
発進が遅いとか、速度が遅いとか、時間が遅いとかを口にすれば、それこそカスハラになりかねません。
全てのサービス業に言えますが、「お客様は神様だぞ!」と叫ぶお客より、「お客様は神様です」と、サービスを提供する側から思われるお客になるようにしたいものですね…。
Posted at 2024/06/27 07:02:17 | |
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