
バイク事故を追っかけておりますが、最近、50・60代の方が亡くなる事故が、目立って多くなっている気が…?
当然、10・20代の免許取りたてと思われる方も少なくはないのですが、いわゆるリターンと言われるライダーさんが多いのかもしれません?
若い頃にブンブン言わせていたモノの、車に彼女となれば、自然、跨る機会も減り、子供が出来ますと、母ちゃんの目を気にしながら乗り回す勇気も無くなり…。
ところが、子育てもひと段落し、ふと周りを見まわしますと、仕事以外に趣味は無く…。
まして、遊んでくれる家族もいなくなり…となれば、暇だけが友達となり…。
そこで、昔取った杵柄とばかりに、知り合いなんかのバイクに跨ったのが運のツキ…。
瞬時に若い頃の自分にタイムスリップすると、気分は既に颯爽とコーナーを走る抜けるライダーへと…。
そのような傾向が、二輪新車販売において、数字でも顕著に現れているようです。
――新車を買う人の6割超が50~60代といわれ、その割合は年々上昇――
と言う記事が…。
そのような方々へのインタビューも紹介いたしましょう。
「風を切って走る爽快感がたまらない。35年ぶりにこの感覚を味わい、とりこになりました」(兵庫県西宮市の会社員Mさん(55))
16歳で免許を取り、250㏄のバイクを乗り回し、80年代のバイクブームを謳歌し、3ヶ月入院する事故も起し…。
ところが、車の免許証を取ると、仲間と共にバイクに跨る機会も減り、20歳頃からの移動は完全に車に移行。
しかし、2年前に、同僚から「バイク、やっぱ最高やで」とリターンした事を告げられると、子育てもひと段落し、暇をもてあそんでいる自分に気付き…。
そこで、手始めにレンタルバイク屋さんへ出向き、跨ってみると「ナニコレ!」と、全身に電気が走る快感を覚え…。
1年後に、250㏄の中古を購入し、今では、サーキット走行会にも参加しているとか?
日本工業会の2023年度の調査では、二輪購入者の平均年齢は、55.5歳。
50~60代の割合は増え続け、全体の60%に…。
逆に、少子化の影響か、20代は3%、30代は6%と、いずれも16年間で3分の1以下に落ち込んでいるそうです。
更に、多くのリターンライダーは、普通二輪免許が多く、金銭的にも余裕が出て来た50・60代は、限定解除と言うステップアップに挑む方も多いようです。
まっ、それはそれで結構な話なんですが、下りた当時のバイクと、今のバイクの性能は、ベツモノですからね…。
体力的にも衰えている所に、大型の動力性能は、想像を遥かに超える代物です。
そこに、若い頃の記憶でアクセルをひねりますと、思わぬ事故に至る結果となり、昨今のニュースにもなっているのでしょう?
※其の弐に続く
Posted at 2024/10/07 07:07:59 | |
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