
隣国国民は、理想と現実を混同する傾向に有るようですね?
隣国は、皆さまもご存じの通り、南北に分断し続けておりますが、南の政治家も国民も、何時か統一出来ると信じて止まないようです。
まっ、肝心の北は、そんな南に対し「アホか!」と一蹴しておりますが、時にはヨイショするかと思えば、掌返しに反抗し…と、南をもてあそんでおります。
先日も、南が北へビラをまいたとかで、その仕返しに南北をつなぐ道路を爆破しましたモンね…。
そんな状況に、南の政治家の中には、「統一をあきらめようか…」と言い出す議員も現れて来たようです。
その言い出しっぺが、何とムン君政権時代の元大統領秘書室長 任鍾晳(イム・ジョンソク)氏。
ちなみに、そのムン君ですが、大統領時代には精力的に北への統一をアピールし、お坊ちゃまと「9・19平壌共同宣言」を交わしたまでは良かったのですが…。
その後、調子に乗ったムン君は、当時の米国大統領だったトランプ氏に対し、大ぼら吹きでお坊ちゃまとの米朝対談を設定したところ、二人が面談するや、両者「話が違うじゃん!」と物別れとなり、早々に撤収。
それからと言うモノ、完全にムン君を信用しなくなったお坊ちゃまは、妹君に対南政策を一任。
すると、まぁ、この妹君は、南をこれでもかとこき下ろし、対話は完全に閉ざされ…。
統一どころか、話もしてくれない北の国に、南は成す術もなく…
そんなジレンマが、南の政治家にも蔓延し、前述の発言が飛び出す事態に…。
まっ、当のお坊ちゃまも、「反統一・二国家宣言」を主張している所で、南が「統一だ、統一だ、統一だ~!」と叫んでも、空しいだけ…。
まして、南には、「大韓民国領土は韓半島とその付属の島嶼(とうしょ)とする」と定めた憲法第3条が有るのだとか?
という事は、南で統一を諦め、二国家になることは、憲法違反なのだそうです。
よって、統一を諦め、二国家を認めるためには、その憲法改正も必要になるようです。
これには、当然賛否に分かれる訳で、元統一部長官 丁世鉉(チョン・セヒョン)氏は、賛成の意向を示しているとのコト。
「任鍾晳氏の平和論は(中略)正しいと考えている」
「1991年に(南北同時に)国連加盟を果たしたので、実際はその時から二つの国だ」
「最終的に南北関係はその道に行くしかない」
反対しているのは、当然ですが、お坊ちゃまと「平壌宣言」を交わしたムン君本人。
お坊ちゃまが、近年、その「平壌宣言」を無視した「敵対的二国間関係」を掲げたことに対し、下記批判のコメント。
「平和と統一という民族の念願に逆行する反民族的な考え方」
まぁ、ムン君念願の南北統一ですが、半ば、自らが壊した感の有る南北関係ですが、お坊ちゃまに嫌われていると言う実感が無いのでしょうね?
いや、嫌われていると分かっていながら、自分のプライドだけで自分を正当化しているだけなんでしょうけどね?
まるで、兵庫県知事と同じじゃね?(笑)
又、「統一を諦める事は、先の憲法に違反する」と訴える議員も居るようです。
当然、ムン君一派の残党なんですが…。
「憲法第3条と4条(平和的統一政策樹立に関する条項)に違反している」
「現役の政治家として口にすべきでない」
等と、口々に叫んでいるようです。
更に、別の党の保守派からも、下記批判コメントが…。
「軽率かつ無責任な発言」
まぁ、色々な異見を批判するのは民主主義において、結構なんですが、もう少し現実を見極めた方が良いのでは?
「北を統一する」のか「北に統一される」のか、これは、決して南北だけの話ではなく、そのバックについている国の意向が大きく作用しますからね…。
実際、分裂したのも、戦争を始めたのも、戦争を休止したのも、南北二国間が主導したのではなく、全てそのバックの国が決めた事ですからね…。
Posted at 2024/10/29 06:55:45 | |
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