
百条委員会・第三者委員会で指摘を受けた、公益通報者の保護違反認定に関し、謝罪どころか、その認定すら認めようとしない兵庫県知事の“元被告ん”ですが、とうとう、国会でもこの問題が審議される事態に至り…。
コトの発端は、昨年の3月に、県職員だったAさんが、この“元被告ん”を外部のメディアなどに内部告発。
その事を知った“元被告ん”は、即座に犯人捜しを直属の部下である当時の副知事に、指示。
すると、Aさんに目星をつけた副知事さんは、Aさんを問い詰め自白に追いやり、県から貸与していた公用PCを押収。
まっ、この犯人捜しをした時点で、国からの公益通報者保護違反だったのですが、とさかに血が上っている“元被告ん”には、「そんなの関係ねぇ!」と、懲罰委員会に掛け、懲戒処分を公表。
この懲戒処分に寄り、天下り先だった会社への転職も取り消しとなり、人生計画が破綻。
オマケに、公用PCの中身まで改ざんされ、“元被告ん”は「不適切な内容が有った」等と、変態職員にされ…。
それらを苦にし、このAさんはその後、自死。
これら一連の疑惑を調査する県会議員で「百条委員会」が設置され、県としても調査を余儀なくされたことから、「第三者委員会」を別途設置し、両者で検証することに…。
まっ、その途中に、メディアが参戦し、亡くなったAさんの内部告発に有った“元被告ん”のパワハラ・おねだり疑惑を、ミーハー取材合戦した事で、全国区でこの問題が知れ渡る事に…。
調査が進むにつれ、県会議員は“元被告ん”への不信任案を提出するや、その案は満場一致で可決。
ところが、“元被告ん”の次の一手が、大博打!
県会議員からの知事不信任には、通常、その議会開解散が一般的対処の所、何と、県知事自らが失職を選択。
予期せぬ一手に、兵庫県では県知事選へ突入。
すると、そこに、政治パフォーマンスが大好きな、N党党首の“立話”が参戦。
その参戦方法が、何と、「当選を意としない立候補(後に2馬力選挙と言われる)」と言う、“元被告ん”応援団を公言。
その応援と言うのが、単に“元被告ん”の応援演説ではなく、百条委員会の委員や亡くなったAさんへの誹謗中傷に始終。
その選挙期間中には、亡くなったAさんから押収されたPCの中身の暴露や、百条委員会の委員からの委員会機密情報漏洩暴露等に寄る誹謗中傷を扇動。
この“立話”に情報を提供したと認定された維新の県議は、後に維新を離党し、新会派を結成。
普段から“立話”のネット誹謗中傷には定評があり、“立話”を尊師と仰ぐネットユーザーも多数存在することから、既存のメディア情報(後にオールドメディアと称される)より、“立話”の話を正義とする方が、“元被告ん”推しに転じ始め…
そんなネットユーザーが、いつしか“元被告ん”の街頭演説会に集まり始めると、今までの敗戦濃厚の形勢は大逆転し、そのまま選挙投票日となり、皆様ご存知の通り知事に返り咲くと言う、前代未聞の結果に…。
ところが、話はこのままでは終わりません。
“立話”の誹謗中傷を受けていた、百条委員会の委員でも有った某県議が、余りの誹謗中傷に耐えられず県議を辞職し、更に、自死に至ると言う、悲惨な負の連鎖が発生。
ところが、当の“立話”は、反省するどころか、「この県議は、兵庫県警の逮捕情報を苦に、自死をした」と、首吊りの足を引っ張るような暴言を吐き、反省の念は皆無。
この“立話”発言には、流石の兵庫県警察も即座に「事実無根」と、本部長自らの口で一蹴。
そうして、百条委員会は、パワハラの認定や、公益通報者保護義務違反を指摘した調査結果を県に提出。
ところが、当の“元被告ん”は、「真摯に受け止める」「風通しのいい職場造り」等と、決して謝罪は口にせず、しまいには「同じことを何度聞かれても答えは同じです」と開き直る始末。
で、“元被告ん”自身が立ち上げた第三者委員会も、百条委員会と同様な調査結果を提出。
こちらは、元裁判官とか、弁護士とかで構成されていたメンバーで、百条委員会よりは高度な知識を有する方々の調査結果なのですが…。
こちらの調査内容に対しましても、「重く受け止める」「色々な考え方があり、ひとつの意見」等と、受けとめても受け入れはしないと言う…。
更に、自死にまで至った誹謗中傷に対しても、記者からは、「何故、知事自身が『誹謗中傷は止めよう』と呼び掛けないのですか?」と質問をしても、「誹謗中傷は良くない事です」と、答えにもなっていない回答に始終。
特に2馬力選挙の相棒である“立話”との連携を質問されると、あれだけ知事再選にお世話になったにもかかわらず、「話もしていない」と、一定の距離を置いている発言に始終。
※其の弐に続く
Posted at 2025/06/02 07:01:03 | |
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