最近、二ヶ月くらいにあった出来事です。
こちらカリフォルニア州では全米で一番厳しい、排ガス規制がされています。
新車では満5年。それ以降は2年毎に州認定のショップで排気ガス関連の検査を受けなければなりません。とうとう今年は、自分の番でした。
ということで無用の混乱とハッスルを避けるため、検査の前に純正ダウンパイプ(日本風に言うとフロントパイプ)へと取り替えました。
もちろん、アクセスポートでECUを純正に書き換え、検査に臨みました。
2500~3000回転で30秒間ホールドする検査があったのですが、ECUの学習期間が短かったのか、どこかで小さなブーストリークしているのか、非常に苦労させられました。
何しろ、アクセルペダルを同じ力で踏んでいても上がったり下がったりで、何度もやりなおしをしてやっとでした・・・
結局、何だかんだでガス検もビジュアルも大丈夫で、無事にこの苦行を乗り越えました。
そんなこんなで2ヶ月間、純正ダウンパイプと純正マップを少しとAPのステージ1マップで過ごしました。
・・・が、このほどやっと時間が出来、INVIDIAのダウンパイプを元に戻し、ステージ2のマップに換えました。
やはりパワー感は明らかにあるし、タービンの音も聞こえるしで、こっちの方がいいですね。
羽もグラグラしてなかったですよ。
今回は、ちょっと将来の安心を得るための作業も行いました。
こちらのVF40タービン搭載のレガシィ&アウトバックには有名な(致命的な)欠点があり、後期型のVF46搭載車からはこれが無くなっています。
それは・・・・・・・・・・・・
右後ろのシリンダーヘッドのAVCSからタービンへと、オイルのサプライラインがあります。
アクチュエーターの下にバンジョーボルトがあるのですが、その中にフィルターが入っているのです。
こちらのタービンブローのほとんどの原因は、このフィルターが詰まってタービンの軸にオイルが供給されなくなり起こっているそうです。
そして大抵の場合、破壊されたブレードがシリンダー内部に入り込み、エンジン本体も逝ってしまうという最悪のケースです。
ということで今回の作業でこれを撤去しました。
自分は今までしっかりとオイル管理をしてきたのか、フィルターに引っかかってるような物は見えませんでした。
これで、これが原因でのブローは無くなるので一安心です。
日本のエンジンにはこんなの付いてるのかな?
Posted at 2011/07/22 11:09:02 | |
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