
鈴鹿→東北と週末連続で出かけたので、落ち着こうと思っていたら先週水曜日にANAが一週間だけ羽田~八丈島線他の特典航空券を3,000マイルで提供するとのニュース。
コロナで全然海外旅行とかしておらず、今期ほっとくと期限切れとなるマイルは20,000マイル位。裏技で少し減らしつつ延長する方法もありますが、使えるなら使った方が良いので、一度も行ったことのない八丈島に行くことに。
速攻フライトを予約、宿は家族で行くと良い宿を取らされますが一人なら質素な宿で全然良いので、元民宿の畳6畳位の宿を確保。
飛行機はどうせ期限切れになるマイルを有効活用、宿は全国旅行支援で割引後3,600円で素泊まり、3,000円のクーポンをもらったので実質600円?の激安離島ツアーが実現したのでした。
後かかる費用は基本的に食費、レンタルバイク、温泉、お土産代の実費と言うことになります。
【10/28 1日目】
出発20分前、ギリギリまでパワーラウンジで仕事。。。しかし一部終わらず宿に着いてからも少し仕事をすることに。。。
機体はB737-800のセンター一本通路の小さな機体でした。
3列シートですが、直前の座席表で、真ん中、通路側に誰もいない窓際へのチェンジが成功。ゆったり行くことが出来ました。

離陸後、シートベルトサインが消えて、ちょっと窓の外の風景を撮影していたらまたシートベルトサインが付き、揺れるかなー、と思ったら「皆様、当機はこれから着陸態勢に入ります・・・」って早っ!

あっと言う間に着陸して、宿に。何とか仕事を終わらせて、バイクを借りに行きます。

現地では、NMAX125と言うスクータを借りました(写真左の白いバイク)。
これが、大当たり。パワーやトルクもトテトテ走るには十分だし、結果とし24時間借りてガソリンスタンドに行ったら2Lしか入らなかった。。。燃費もヨシ!
と言うことで借りて早速島の北部を軽く回ります。
まずはいきなり、「八丈オリエンタルリゾート」。

倒産して内部はそのまま放置、多重債権により取り壊せないらしく廃墟と化しています。部屋のカーペットから南国の植物が生えたりしており、見てみたいが入ることは残念ながら禁止されています。
続いては「ゆーゆー牧場」子牛のユンボちゃん、エシレちゃんとお話ししました(*'▽')
そして「長友ロード」。

長友選手が10年以上前に自主トレで「坂ダッシュ」していた250mの坂がありました。ちょっと軽く走ってみましたが10m位で心変わりしてやめました(^^;
そして八丈島の北西方向にある「八丈小島」を望みます。

海岸線からの険しい傾斜の島で、とても人が住めないような外観ですが、かつては24世帯91人が住んでいました。しかし電気・水道・医療の無い島に島民が将来を憂い、1969年に都などからの支援を得て、全員都営住宅等に移住したそうです。
この八丈小島の写真は夕日が大変美しく見えると言う「夕日ヶ丘」から撮ったのですが、曇りで全く美しい写真は撮れず。残念に思っていたところ、何か見たことの無い不思議な模様の猫がスタスタと通り過ぎました。

茶トラっぽい色合いなのですが挿し色が赤めで濃いめで、模様も普通に直線的でない感じで見たことないものでした。詳しい方、何かご存じだったら教えてください。
続いては「南原千畳敷」

でかつて八丈富士が噴火して海に溶岩が降り注いだそのままの姿を見て、その雄大さに感動でした。
その後スーパーで明日のツーリング中の昼飯用の肉を買い、あとパン屋さんにも寄って、、、

くさやパンを(σ・∀・)σゲッツ!!
安心して宿に帰るのでした。
夕食は八丈島ならではの郷土料理をいただきたく、事前にネットで調べ、宿の人などに聞いても一番オススメされた「梁山泊」に行きました。

おひとり様でご迷惑なのに大変広いスペースをご用意いただき、ありがたかったです。

乾杯は島の名産品である明日葉を使った明日葉ビールで。

メニューを確認させていただき、

選んだのはまず島のお刺身。

この写真にはポイントが2つあって、まず奥のネタ。これが八丈島では「アカサバ」と呼ばれる全くサバとは無関係の「ハチビキ」。身は赤く、味はマグロっぽい感じなのに触感はトロのように柔らかい不思議でとても美味しいお魚でした。
もう1点が、写真右下のワサビの上に載っている「島唐辛子」。これは手元の醤油に付けておいて、辛子醤油として刺身を頂くのが島の基本でした。

そしてとても美味しい、、、癖になりそうです。
続いては、余り普通には食べられそうにないメニューとして、アオウミガメの煮込み。正直アオウミガメは保護されていて産卵の時の応援の対象でしかなく、食べるってどう言うこと?と思ったのですが、小笠原諸島では古くからウミガメを食べる習慣があり、今では年間の決められた時期に135頭のみ捕獲が許可されていて、その範囲では食用が可能。

と言うことでいただきます。刺身だと馬肉に近いとの話でしたが、煮込みだと身は鳥胸肉かカエルに近い印象のクセが無くあっさりしたお味でした。モツについては豚足のコラーゲンのようなプルプル感高めのもので、いずれも美味しかったです。
そして最後に島寿司。いわゆる「づけ」に近い寿司で、身は醤油に漬け込むため、島内多くの寿司屋では予約が必要なメニューになっています。

シャリは酢飯なんですが一般的なものよりかなり甘め。また、ワサビではなく辛子を使うところが特徴的です。身の醤油、辛子、甘酢の組み合わせは意外にとても美味しかったです。
またネタとしては写真右下の「岩のり」が物凄く美味しい、、、是非またいただきたいです。あとはクサヤを喰っておきたかったのですが、大きいサイズしかなく断念。
続いて2軒目(笑)、「港町食堂」。

先ほどの岩のりの島寿司に味をしめて、「島唐辛子と岩海苔のピザ」を注文。

これまた旨い、、、唐辛子も海苔も両方美味しいので最高過ぎるお味、おひとり様で1枚は喰い切れないかと思いましたがペロっと行けちゃいました(^^;
もう満腹過ぎて宿に帰ると、焚火をやっていて同宿の方々と語らい、眠くなったところで自室に帰って寝たのでした。
【10/29 2日目】
八丈島は、八丈富士山頂からの眺めが本当に絶景、絶対登るべき。との意見多数で登ってみたかったのですが、4時間程度を見込む必要があり、ツーリング主目的なので断念。一応登山口近くのふれあい牧場で牛と語らっては来ました。
続いては島の南部に移動し、「登龍峠」から北部の八丈富士を望みます。うーん、美しい!
そこからはさらに南下して末吉地区に。ここにはこの美しい景色

とからは想像しづらい、第二次世界大戦末期の悲しい歴史があります。

硫黄島が攻略された後、八丈島は更なる北上を食い止めるための要所として、陸海軍2万人が駐留していました(現在の人口は7千人強)。
そしてあの悲しい特攻兵器、「回天」「伏竜」「震洋」のうち、この美しい景色に見える港には、17歳~18歳の「震洋」特攻隊員50名超を含む部隊がいたました。島の中西部には、「回天」も配備されていました。
そのような歴史の重みを感じ、今の平和に感謝しながら、温泉を目指します。
温泉は、BLOGとかで良く見かける「裏見ヶ滝温泉」

ここは混浴の温泉で、水着着用(チッ)となります。駐車場にはレンタカーが2台、地元の人の軽が2台、バイクが1台。ヤロー感は薄めな印象ですが、私は混浴には全く、全然、1mmも興味がないため、華麗にスルーして大変見晴らしがよい別の温泉「みはらしの湯」に移動。こちらは人気の日帰り温泉&スパで、TripAdvisorで2020年全国2位の温泉。

こちらは撮影OKの休憩室から撮った風景ですが、湯舟からはもう一面海な感じの風景と、気持ちの良い塩水の温泉が堪能出来ました。
そして昼食!

マリーナベイサンズのインフィニティプールのようなプールを備えた乙千代ヶ浜海水浴場付近で、昨晩買っておいた肉と、くさやパンを昼食にします。
ちなみに家からバイクでソロキャンするなら炭火焼き一択ですが、今回フライト&バイクで預け荷物、スーツケース無し、常に1つのリュックで移動して肉を焼く方法について、燃料・可燃物は飛行機で携行出来ない、炭等を使用した場合は要後処理、その他諸々を考えた結果、現地でカセットガスを買って、持参したバーナーで炙る方法としました。
尚、バーナーの機内持ち込みは、ガス缶を付けていなければ基本OKですが、着火用に火花を出す機能部分についての見解が航空会社により異なる場合があるので注意が必要です。
では昨晩スーパーで買っておいた肉を早速焼きます。まずはアンガスビーフから。

焼く→醤油とワサビ付ける→くさやパンでお口の複雑化?のループで、美味しく食べられました。

ちなみに持参した小型BBQグリルは以前動画をアップしましたがホント1秒?で組み立てられて大変便利です。ステンなので背負うと少し重いのが難点?
続いては和牛の肩ロース。

こちらはとても柔らかく大変美味しゅうございました。でも外で食べると何でも美味しいので、輸入牛肉との差が縮まる感がありました。
またもや満腹で、気持ちよくツーリングを継続。
ちなみに、道は都道でメンテが行き届いていてかなり走りやすいのですが、細いわき道を見つけるとその先に何があるか気になってしまい、何度かコースをそれて見ました。

大体その後2種類の発見があるのですが、
「突き当り」または「人んち」
がほとんどでしたw
クルマだとちょっと凸凹で下回りを打ってしまったり、行き止まりのUターンが難しかったりで怪しげな細い道は二の足を踏んでしまいますが、こう言うところはバイク最高!です(^^♪
後は怪しげな穴、トンネルなどもありました。

こちらも探検してみたい感じもありましたが、万が一野生で強めの何かがいたら家に無言の帰宅をすることになってしまう可能性もあり、生存確率を上げるために2人以上のツーリングの時に行こうと思いました。
最後に観光名所の「大阪トンネル」へ。

ここからの景色も大変美しゅうございました。
と言うことでワインディング、ランチ、温泉、美しい景色などの楽しいソロツーの1.5日を過ごし、バイクを返却して空港に向かうのでした。

空港ではボーディング待ちの間、名産の明日葉を使った明日葉団子をいただきました。

これがかなりの美味で何とおかわりw
大変美味しゅうございました。
羽田に戻ると、

都内で晩飯でも喰おうと誘ってくれたごり12さんが車で迎えに来てくれており、乗車。
すると、都内で晩飯は甘い罠で、そのまま拉致られました。。。
到着した先は、千葉のハーバーサーキット。マジで?これから走るのか。。。

そして圧敗。。。orz

コンマ2もチギられました。流石ごり12さん速いっす、今度リベンジさせてください。
その後、本当の晩飯にありつけ、またもや満腹で何と千葉→埼玉までごり12さんにそのまま送ってもらったのでした。かたじけない。。。
やはりバイクで走って肉焼いて喰うのはかなりシアワセなので、いずれソロキャンに行きたいと思います。ただもう寒いかな。。。
以上、長々と長文失礼しました。