
昨日は南房総にある高級会員制コース、MAGARIGAWA CLUBにお友達に連れてっていただき、お邪魔して来ました。
写真撮影や公開も色々制限されているので、どんな様子かは公開が承認されているYoutube動画等でご確認ください。
誰のが分かりやすいだろう・・・コースから各施設までまんべんなく撮影しているのは谷口選手の動画↓とかでしょうか。
コース以外にホテルからプールから麻雀ルームからカラオケボックスまで色々あります。
【コースの立ち位置】
まず私が全く知らなかった、恐らく車好きでMAGARIGAWA CLUBをご存じの方の間では常識かも知れないのが、ここはサーキットではなくあくまでドライビングクラブでありドライビングコースであるとのこと。凄い発想と言うか思想ですよね。つまり
レースはやらない。
と言う考え方です。どゆこと?って言うと、スピードを競う場合の方法としてはタイムアタックの専用コースなのです。なので追い越しも常に禁止。
悪くないですよね。危険がアブナクナイ感じがします。
接触の確率がぐーんと減るのはもちろん、何か起きてしまったら、ほぼ
全てが自分の責任
って分かりやすく、考え方はとても共感できました。
【コース走行】
そしてコース。
スケールの大きな2本のストレートと高低差の激しいテクニカルセクションで構成されています。全長3.5kmのコースで、ストレートは800mで鈴鹿のホームストレートと同じ。
ティルケエンジニアリングの作品としては一番新しいコースだと思います。
ティルケの作品と言えばコーナーのレイアウトの絶妙さはもちろん、レースを意識してストレートでしっかりオーバーテイクも出来るようなデザインが多いと思うのですが、タイムアタック専用となるとどうなのか?
と言うと、私が走ったことのあるティルケ作品と比較して考えてみると、富士の後半セクション、あの踏めそうで踏めない、行き過ぎてしまうとハイ終了!をより高難度にしたような難問を解く楽しさを感じるものでした(私は楽しいだけで解けないのですがw)。
また、初期の作品?でマレーシアのセパンがあるのですが、走った感じだと比較的単純につながっていて余り深く考えずにクリアしてしまう2本のストレートですが、同じように2本のストレートが続くレイアウトなのに、そのつなぎをより面白おかしく?発展させ、1本目のストレートエンドのブレーキングからの複合コーナーからの処理、そこから左→右と切り返しながら2本目のストレートに向けて立ち上がる、
理想の損得勘定
を攻略思想として持つ必要のある、何でしょう、ロールスピードが整ったセッティングと、アクセル開度&コーナーリングG体内センサーと攻略思想の融合?が必要な、色々キマらないとタイムが出ないようなレイアウトになってました。いやー深い!
そして何と言っても後半のダイナミックなテクニカルセクションですね。

(画像はCAR SENSOR様にリンクさせていただいています)
ものすごく勾配が急で、SUGOもオートポリスも富士もあの急勾配で最大10度ですが、MAGARIGAWA CLUBは20度あります。歩いたらもはや登山です。
それだけでも難しいのに、多分ここに数回通えて勾配を理解したとしたら、その次に来るであろう要素がカント、つまり左右の傾斜です。
勾配の凄さが色々な記事になってますが、タイムアタッカー的にはこちらの攻略要素、めっちゃ大きいっす。
筑波1ヘア立ち上がりのカントですら有効に使うのが難しかったり、鈴鹿逆バンクのような比較的均等なカントであっても思ったよりはらんで限界を感じ取るのが難しいのに、このコースの後半セクションは左右切り返しながらのカントの変化が大きく、素人ゆるふわ勢の小学生が、大学受験の問題を渡されたかのようで、何とか
何か難しいこと言ってる(゜.゜)?
と言うことだけは認識できましたw
【パドック】
と言うことでコースも凄いのですが、パドック(ピット)がまた凄い・・・

(画像はCAR AND Driver様にリンクさせていただいています)
筑波で言えばAパド全体&ピットロードが屋内にあって、各ピットにくつろげるソファとタイミングモニター、もちろんエアも備え付けられている状態ですwww
風雨をしのげ、キャンプ用チェア持って行かなくてもゆったりソファで休め、冷暖房完備で温度管理され、ピットイン・アウトは自動ドアが開閉しますwww
レースだとピットロードは危険ですが、タイムアタックなので慌ててる人がいないと言う前提に基づいていて、ホント素晴らしい!
およそ30台位分のピットがあり、通常会員走行枠は90分または180分の出入り自由で走りたいときに走る感じ、全長3.5kmもあるのに同時走行は10台少々なので門前GPなんて概念はこの世界には存在しない・・・実に快適過ぎるw
と言うことで、何か異世界ファンタジーの世界に迷い込んでしまったかのような一日でした。

最後に連れてってくれて貴重な992 GTSを貸してくれたお友達のSさん、とても楽しい車をありがとうございましたー!またいつでも呼んでくださいw
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2025/06/22 10:13:37