
11/10は、
東京バーチャルサーキットを初体験して行きました。
たまたま本来7000円する鈴鹿フルコース体験が、クーポンで5000円弱で売られており、みん友のLFIKALさん、ふじそんさん、Sugar299さんと4人で遊びに行って来た感じです。
Sugarさんはご存じの方も多いと思いますが平塚のカートを中心に活動されており、LFIKALさん、ふじそんさんは基本は箱とカートのレースやタイムアタックだと思いますがお2人とも以前モテラにも参戦されていたため、フォーミュラー経験者になります。この4人のバトル、一体どのようになるのか・・・
バーチャルサーキットは、場所がとても分かり辛い赤坂の住宅地の細い一方通行にあるので、行かれる方は事前によく場所を確認した方がよいと思います。
やっとの思いでたどり着くと、ちょうど改装、リニューアルオープンしたばかりと言うことで、とても広い待ち合わせ室

に改装され、、シミュレーターマシンが

フォーミュラー(GP2)1台、

箱(996)1台の計2台が置いてあり、これまでは2ペダル・パドルシフトのフォーミュラーだけだったのが、今はまだ設置中ですが今後はクラッチ付きのツーリングカーも楽しめるようになる予定です^o^
到着するとまずはステアリング操作の説明を受けます。基本はゲームとかと同じでステアリングと、ステアリング裏のパドルシフトが右はアップ、左はダウン。足はアクセルとブレーキの2ペダルのみとなっています。

ゲームとかと違うのが、ニュートラルボタンとピットレーンボタンの存在。
イメージ的にGP2のミッションの構造は前進モードと後退モードがあり、前進するギアからいきなりバックに入れることは出来ません。そこでステア右側の4連ボタンの一番上の青いニュートラルボタン、これを押すとどのギアからもニュートラルに入ります。その状態で左パドルを押すと後退モードに入ってバック、右パドルを押すと前進モードに入って1速、その後左右のパドルでシフトアップ&ダウンが可能となります。
ピットレーンボタンは、右上の赤いボタンで、押すとON/OFFが交互に切り替わり、ONの時は78km/h以上のスピードが出なくなります。
また、基本的な計器としては、まずタコメーターは無く写真のステアリングに最上部に沢山あるLEDが、3ブロックに分かれていて、左側が点いたら多分パワーバンド、中央部が点いたらシフトアップ、右側部が点いたらレブリミットになります。
そのLEDの下の7セグが中央部にシフトポジションインジケータ(写真はニュートラルで "n"の表示)、その両側が表示されていませんが左がスピードメーター、右が直近のラップタイムになります。水温とか気になるのですが、表示されないと言うことです。カートだと水温の調整まで自分でするので大変ですが、テレメトリー前提でドライバーは水温管理しなくてよいのですね^^ いいなぁ、自分もGP2にステップアップしたい。笑
・・・などと言う一通りの操作スイッチや計器を覚えると、とりあえずは運転できる・・・・
と思ったら全然甘く、実際に走り出すとブレーキが効かない効かない。
これは、マスターバックの無いブレーキのためブレーキングに非常に強い踏力が求められており、普通に腿筋とかふくらはぎで踏んだのではそれこそ踏力40%とかしかならないため、
「背中でブレーキを踏む」
感覚が必要になります。つまり、背中をシートバックにぐぐーーーっ!と超押し付けて、足はタンスとかトイレでよく見る「つっぱり君」のようにつっかえ棒的に使って初めて100%の制動力が発揮出来る感じでした。
ブレーキの踏力って、腿・ふくらはぎの筋肉でほとんどを決めて、足首で微調節をする感覚だったので、この体全体を使ってのブレーキでの微調整はホント難しかったです。と言うか、出来なかったです。笑
あと、ここの体験ブログとか読むと「ステアリングが重くてヘトヘト」的なのもありましたが、乗用車のパワステと比べると確かに重いのですが、N35でそこそこグリップするタイヤ&コースのカートとかに比べればむしろ軽い位で、私は大丈夫でした。
あっと言う間に1回目の「体験コース」は終了。7周で、ベストラップは何秒だったか・・・1'57位だったような気がしますが、ブレーキが踏めてないことが最後で分かったのでこれは何とか縮まるタイムでしょう!と言うことでおかわり!!
実は、結果から言っておかわりを2回、合計3回走りました。笑
しかし、3回目は2回目を少しでも更新しようと空回り、2回目のベストを更新できず。
自己ベストは1分45秒台、4人のバトルの中では周回数の違いがありますが2位となり、塾長の模範走行の軽く走って1分42秒台の3秒落ちとなりました。とても大きな差ですが、ベストラップ以前に「ベース」が全然出来ていないので、発想としては、タイムを「削る」のではなく「固める」ことが重要だと感じました。
ちなみに全ての走行で、タイヤはミディアムコンパウンドのユーズドを使用、スタート時のタイヤ温度は28度に設定。今年のピレリは温まりが良く、アウトラップが結構早いそうで、2周目からはほぼ全開に出来ました。
と言うことで、ああ、残念。終了。
なーんてゲームだったらそんな感じで終わってしまうかも知れないのですが・・・・
東京バーチャルサーキットはここがスタート地点です(・・)
これまでの操作は全て隣のコントロールルームのようなところでタイヤの発熱が4輪それぞれ何度か?等

リアルタイムでモニターされていますし、

MOTECのロガーにより記録されています。
そして、自身のベストラップとプロドライバーの模範走行を照らし合わせ、ドライビングクリニックとでも言うか、一種のカウンセリングが受けられます。
カウンセラーはN1とかGT300とかで活躍されたイメージが強い、砂子塾長です。個人的にはビデオのベストモータリングが大好きだったので、筑波の例の楽しみながらハイレベルなバトルをやるのにも出場されていたイメージがあり、そのような方に教えていただけるとは普通は無い素晴らしい話だと思います。
では早速アクセル開度のチェックを・・・
なーーんてくだらないカウンセリングではありません!!
まず、プロの目からグラフの全体を見て、1LAPをどう組み立てているか・・・?を見た後、部分に移って、このドライバーはそれぞれのコーナーをどう捉えてるか?どんな方針で攻めているか?と、
ドライビングの思想をチェックする
ところから始まります。MOTECのロガーデータをプロの目にさらす=全てが筒抜けです。一切の言い訳は通りません。
例えば鈴鹿の3コーナーと言うかS字入り口の左コーナー。このGP2マシンのコーナーリング性能と車速から、「コーナー」ではなく「ストレートエンド」と捉えていますか?など、正しい捉え方がされているか見られます。
それから細かいところに行くと、例えば私のロギングデータでは部分の考え方で、鈴鹿のシケインが悪いことを指摘されました。シケイン1個目の右が、2個目の左より車速が高くなっていたのです。これにより、塾長と比較するとシケインからフィニッシュラインまでの間で何とコンマ8もロスしてました。進入で頑張りすぎず、十分に車速を落として、落としすぎてもいい位の感じで入った方がよい、と言うことが分かりました。
鈴鹿のシケインの後は長いストレートが続くんだから、そんなの当たり前だろうが!!と言うお叱りもあるかも知れないのですが、シケイン1個目がアンダーも出ず曲がりきれてる感があったとしても、よりボトムスピードを落とした方が2個目のボトムスピードを更に上げることが出来るのであれば、その方がよいと言うことです。
頭では分かっても、実際に曲がりきれてしまっていると、中々そこでタイムをロスしていることを把握し辛いです。それが、こうやってグラフで見て、任意の区間のタイムをプロと比較したりすることで数字で明らかにされることで把握でき、また実際に走って体で理解できれば徐々に自分のセンスとなって行く気がしました。
また、別の悪かった点としては、いわゆる「ソーイング」が見られ、ステアリング操作に無駄があるようです。コースと挙動を覚えたとしても、少しでもリアがムズムズっと感じると微妙にステアをニュートラル側に戻すクセがあるようで、単純に無駄に戻しているのか、オーバースピードなのか、余り意識してませんでしたが今後注意します。
以上のようなカウンセリングが受けられることを考えると、トレーニングコースとかかなりいいお値段しますが、私のような一定のレベル以下のアマチュアには価値のあるものだと言うことが分かりました。
また、ツーリングカーの挙動も面白そうなので走ってみたいところです。

コックピットとか超かっこよくてそそられます!!RRにモノを言わせ、超絶トラクションでロケットスタート!!!武骨なシーケンシャルシフトをガコーン!!とシフトアップ・・・

・・・しようにも、リアタイヤが付いてないのでやっぱシミュレータとして使うしかなさそうです。笑

・・・タイヤはよく見ると、置いてあるだけ~みたいな。

あと、万が一の事故の際にもシートバックの成田山が守ってくれるので体は大丈夫です。笑
バーチャルサーキットを一通り楽しんだ後は、お代をお支払いして昼食→次の遊びと言う想定だったのですが・・・
家に財布忘れましたToT
小銭入れだけ持っていて、たまたま1000円札が数枚いてくれたのですが、走行代金支払い後の残高は2000円。。。飯は食えるとして、遊べるのか???
と疑念をいだきつつ、帰ろうとする前に
てか駐車場代がかかるじゃん!
と気づき、足早に駐車場へ。笑
番号入力の結果、表示された金額は
2000円(爆
持てる現金の全てを失い、キャッシュカードも1枚も持っておらず、万事休すかと思いきや、SUICAが入っていたため、SUICAで食べられるてんや@サンシャインシティに移動。笑
女子中学生に見えるふじそんさん奥さんと合流して天丼&ドライビングトークの後、アムラックスに移動。
B1ではいつものGT500車両(ENEOS SC430)以外には、痛車が3台位展示してあり、

ミクさん他の皆様にお会いして来ました。設置してあったグランツーリスモで、東京ルート246のコースでバトルしようとしましたが、都合上1人3分のタイムアタックをしたのみとなってしまいました。
その後上の階に移動し、車見学。一番時間をかけて見たのは、やはり86。
ボンネットの中では、

バッテリーが結構後ろだね~、とか

ボンネットキャッチャーがオーバーハング先端なので凄く小さくてシンプルな造りだ!とか

タワーバーがストラットのアッパー共締めじゃなくて、専用のタワーバー用のマウントポイントがあるんだ~、とか色々見たり話したりして楽しみました。
その後帰宅し、翌日千葉のラーメンツーリングの準備、トランポへの積みこみ等した後に、今日のバーチャルサーキットに一緒に行った方や、Cha.さん、くわっちさんらとグランツーリスモでオンライン走行会を急遽実施。
翌日の千葉原付ラーメンツーリングで5:30起きの予定ですが、2:00頃まで?走ってしまい、翌朝はネムネムでしたが、やはり実車でもしっかり走っているこのメンツだとクリーンでハイレベルな戦いが楽しめて実によいレースになりますなぁ^o^
また、一緒に楽しめればと思います。
参加された皆様、お疲れ様でした。
この記事は、
東京バーチャルサーキット行ってきました♪について書いています。