
お盆休み前半を利用して、日本海風車めぐりに行ってきました。
今回は、一般道のみを利用して、最北は青森の風力発電所を見に行きました。
ここ最近めだった遠出もしておらず、ラングラーも長い入院から戻ってきたところで、のんびりと日本海沿いをドライブしつつ風車をみたいなということで、青森まで行ってきました。
出発はお盆休み初日、11日の午前5時。
走り慣れて退屈な岐阜市内を抜け、郡上市はせせらぎ街道を走り高山へ。
そこから国道41号線で富山へ抜けました。
富山からは、海沿いの道路よりも時間を優先して、基本的には主要国道を進みました。
途中お気に入りの道の駅、うみてらす名立に寄りあわよくば海鮮丼をと思いましたが、プールや海水浴場を併設してる連休初日のこの道の駅は大混雑で、駐車すらままならない状況。精神の安定を削りながらごはんをたべてもおいしくないので、そそくさと退散し、おにぎりをかじりながら先を急ぎました。
まず最初に訪れたのは新潟県の胎内市にある、JEN胎内ウインドファーム。
到着は16:30過ぎ。その間ほぼずっと走っていました。
残念ながらこの風力発電所は立入禁止のタイプで接近はできませんでしたが、海沿いに並ぶ風車をしばらくながめたあと、そろそろ時間も時間なのですぐ隣りにある塩の湯温泉でお風呂に浸かりました。
公営で、設備はあまりパッとしない温泉でしたが、翌々日まで温泉の臭いが残る独特の泉質と風車を眺めながら浸かれるお風呂に満足でした。
平湯温泉に入ったあとに残る臭いを平湯臭いというなら、ここのは塩の湯臭い、でしょうか。
ここから先は特に計画をしていませんでしたが、最北の目的地である、青森県の深浦町までおもったよりも時間がかからないことがわかったので、先に最北を訪れ、その後南下しながら残りの風車を眺めることにしました。
そうなるとできるだけ距離を稼いでおきたいので、都合のいい道の駅まで北進します。
途中で通過した新潟県は村上市、笹川流れと呼ばれる海岸沿いの道は、とても良い雰囲気で気に入りました。
自分のおなかもすいてきましたが、ラングラーちゃんの方も同じくお腹をすかせており、ラングラーのごはんは時間を間違えると食いっぱぐれてしまいます。
どうせなら会員になっている昭和シェルで給油したいので、山形県鶴岡市内のシェルに狙いをさだめてひたすら進みます。
ガスステーションの営業時間が気になったので、21時までに到着できるように、自分のご飯は後回しにしてひたすら進みました。
行ってみれば23時まで営業しているというGSで無事ラングラーは満腹になりました。
走行距離は600km台。まだ1/5ほど残っていたにしろ、1タンクでもうちょっと走れるといいのだけど。
今度は自分のごはんですが、時間も時間だけにチェーン店のカレーで済ませて先へ進みます。
この日のキャンプ地を山形県遊佐町の道の駅鳥海に決め、すっかり暗くなった道を走っていると、風車の航空障害灯がずらり。帰りに眺めるのが楽しみになってきました。
おやすみなさい。
おはようございます。DAY2。
今日はいよいよ青森県入りし、深浦町の風車を見ます。
ここから目的地までは4時間程度。午前5時前に出発し、8時半ごろついに青森入り。
下道で青森入りという謎の達成感が!
秋田県は帰りにたっぷり堪能するので華麗に通過しました。

下道で青森来た記念にパチリ。
そしてやって来ました、青森県は深浦風力発電所。
牧場や農地に広がる広大な風力発電所の雰囲気に癒やされた後は、風車を一望できる展望台があるとのことで、丘のふもとのウェスパ椿山なる施設に立ち寄りました。
が、残念ながら展望台まで行く唯一の方法であるケーブルカーが今シーズンの運行をしていないとのことで、おみやげだけ買って退散しました。
せっかくここまできたのだから、もう少し足を伸ばしたい気もしましたが、そうすると時間と燃料が無限に消えていくので、また来ればいいやと復路につきます。
さて、すっ飛ばしてきた秋田県を堪能すべく、青森県から南下していますと、秋田県内に入ってしばらくの路側帯にピンクと黄色のカラフルなパラソルをさしたおばちゃんが座っています。
うーん、何かでみたなぁ、とか思いながら通りすがりざまにみると、ババヘラアイスの文字。
たしか秋田県の名物として紹介されててちょっと気になってたやつです。
おまけに岐阜ほどじめっとくそ暑いわけではないにしろ、太陽も絶好調で暑い。アイスたべたい。
一瞬戻ろうかと躊躇しましたが、Uターンできるようなところもすぐにみつからず、後ろ髪を惹かれる思いで能代港を目指しました。
途中道の駅みねはまでようやく海っぽい(?)おさかな定食をいただきました。
そしてやってきました能代港。
ここにはなんと勝手に入って登れる展望台が風車のすぐ脇にあり、高い位置から風車を見られるチャンス。
ということで展望台からの眺めを満喫。
そしてすぐにまた次を目指して走ります。
...見つけました! ババヘラアイス!
今度こそは見逃しませんよ!
念願のババヘラアイスを。
あまりの暑さにおそろしい早さで溶け始めたので、手をべたべたにしながら食べました。
もちろん車の外でね!
何味かもわからないほどあまったるかったですが、ババヘラアイスを食べたという実績が解除されました!
それよりも、ほとんど1日炎天下に座っていると言ってたおばちゃんのアイスが、どうやってあの暑さのなかシャーベット状態を保っていられるのか不思議でなりませんでした。
このあと秋田県内のいたるところでババヘラアイス(もどき含む)を見かけ、謎のご当地感をひしひしと感じました。
アイスで少し涼をとったところで、本格的に暑くなってきましたが先を目指します。
次は海水浴場のとなりにある風力発電所。
近づけるかなぁと思いながら海水浴場の駐車場に入ってみると....
あまりの絶景にへんな声が漏れていたと思います。
最高です。おまけに風車の下の砂利道も走れるようになっていたので、2往復くらいしたかと思います。
テンション上がりすぎです。
ラングラーにしてよかった。
なんて思いながら、少々あれた砂利道から風車を堪能。
海を眺めてぼーっとしたりしながら、この日最高のひとときでした。
そろそろこのブログいつ終わるんだという感じになってきましたが、まだ半分くらい...
まだまだ次を目指します。
次は男鹿半島に攻め込んでいき、男鹿風力発電所。
またもや砂利道を進みます。
しかし、本当にいい景色です。
この道を走っていると、なんと油田に付き火気厳禁の看板。
まさかの油田地帯の上を走っておりました。
油田と聞くと日本のイメージはないですが、あるんですね、油田。
せっかく男鹿半島に攻め込んだので、突端の入道崎にも寄ってみました。
道中さびれていたので、本当に灯台があるだけかと思ったら、おみやげ屋なんかもまぁ驚くほど栄えていて、びっくりしました。
灯台もあまりみない白黒のシマシマになっていました。
灯台にも上がれるとのことで、上がってみました。
なんともいい眺めです。
手前にあるのは北緯40°のモニュメントですが、GPSで測ってみたらぴったり40°ではなかったです。測定方法が違うのかな。
さて、そろそろ日が傾いてきたので、今日のお風呂とキャンプ地の思案を初めねばなりません。
幸いにも、おすすめされていた道の駅がちょうどよい場所にあったので、道の駅岩城を目指します。
なんでも、海を眺めながらお風呂に入れるとか。
ここにきてようやく海鮮丼をいただき、海っぽさを味わいながら、日の沈んでいい塩梅にアンビエントな(?)景色のお風呂につかり、この日は早めに床(ラングラー)につきました。
おはようございます。DAY3。
今日はさらに戻り、秋田県は由利本荘市内の由利高原周辺の風車を散策します。
まずは国内でも上位に入る大きさで、まだ稼働を開始したばっかりの、ユーラス由利高原ウインドファーム。
早朝の風力発電所の雰囲気も一段とおだやかでまたよし。
ここの風車は一段と大きく、見慣れないメーカーでまたピカピカです。
ここで朝ごはんにしました。最THE高。
そしておとなりの西目ウインドファームも。
そして最後のつもりで、仁賀保高原に向かいました。
まぁこれを最高の景色といわずになんというのか。
鳥海山をバックに、右手には海、正面には風車の脇を抜ける高原道路。
爽やかをそのまま絵にしたような場所でした。
白いボディのラングラーにしてよかったと思った瞬間。
空と風車とラングラーのコントラストがいい感じ。
さて、まだまだ風車はたくさんありますが、もうお腹いっぱい。満足しきったので、帰ることにしました。
楽しいところで帰るのもまた大事なんです。
この時午前9時前。
せっかくここまですべて一般道でドライブしているもの、このまま高速道路を使わずに帰らない手はありません。
通しで帰れば日付が変わる頃には家に付けそうです。
その前にそろそろまたラングラーちゃんがお腹をすかせているので、給油所探し。
今度は営業時間を気にしなくていいので、距離で調度良いところを探します。
今ここの由利本荘で満タンにしてしまうと、おそらく家に着く頃にギリギリになります。
疲れている中燃料も気にするのは精神的にくるので、走れるところまで走ってから給油することにしました。
おそらく鶴岡市内までは余裕で行けて、胎内や新発田まで行くのは辛そうな感じです。
鶴岡市内で満タンにすれば、おそらく家まで余裕でしょう。
なので、鶴岡市内ということは、行きに入れたシェルにもう一度行くことにしました。奇遇ですね。
そして今度はできるだけ海沿いを走ることにして、時間のこともあるので、国道レベルで海沿いを狙いに行くことにしました。
帰ると言っておきながら、通りすがりに見れそうだった酒田港には寄ってきました。
真新しい風車がめずらしく海の上に建てられていたので、見れてよかったかも。
さて、ここからはひたすら戻る、戻る。
行きに食べそびれたうみてらすの海鮮丼に再挑戦すべく寄ってみたところ、時間が17時頃だったのにレストランはガラガラで、落ち着いて食事出来ました。最高ね。
お風呂に入ろうか迷いましたが、お風呂に入ってのんびりしていると、帰宅が3-4時ごろと辛くなりそうなのと、そんなに汗だくにもなっていなかったので、パスしてひたすら帰りました。
途中釣り餌とともに呼ぶ声がしたので、とある道の駅に寄って2時間程しゃべって帰りました。
あの道はああだったねーとか、あの街はあんなんなんだね、なんて話ができるのもまた一般道ドライブの醍醐味なんです。いいね!
結局帰宅は3時すぎ。
それでも楽しく安全に帰ってこられたので、大満足でした。
走行距離は1860km。
岐阜-青森をすべて一般道で往復できたのも楽しかったし、謎の達成感があります。
なかなか満足の行く長距離ドライブでした。