
車いじりと風車めぐりの旅、してきました。
いつもの風車めぐりの旅、今回は途中でシートを交換しました。
事前に計画したルートはこんな感じ。
今回の旅のメインは3本立て。
・シート交換(AUTOBACS ASM YOKOHAMA)
・郡山布引高原風力発電所
・上毛三山パノラマ街道
天気予報ではなんとか天気は持ちそうな感じだったので、意気揚々と出発。
シート交換はレカロシートとS2000のチューニングで有名な、オートバックス ASM ヨコハマでお願いしました。
ASMまでは高速でヒューンと。
観光地的な意味で好立地すぎるASMへ下道で行く勇気と気力がなかったので、首都高速までしっかり使って行きました。
結果的には作業予約した午前10時に行こうと思ったら下道なんて無理でしたね。
検討していたシートが2つあったので、まずはアドバイスをもらいながらシート選び。
実は、以前ぱっと座った感じではTS-Gのほうが座り心地が良く感じていたので、迷っていました。
これが驚くのですが、説明を聞きながら「ちゃんと」座ることでそんな迷いは吹っ飛びました。
言われている通り、TS-Gは本当によほどの猫背の人か、座り心地を犠牲にしてもアイポイントを下げたい車以外には合いませんね。
これをせずにTS-Gをぽっと買ったりしなくてよかったと心底思いました。
自分の体でもないのに的確なアドバイスを命中させてくる店員に驚きながら、シートを決め、ポジションを決めました。
選んだシートは、RECARO RS-G ASM LIMITED IS-11というモデル。
フルバケットタイプのシート、RS-GのASMデザインモデルです。
限定と名が付きますが、ASM YOKOHAMAでしか買えないのは"Ruby"というさらにお高いモデルで、僕が選んだのは全国のオートバックスで取り寄せできるモデルです。
いや、価格差が...
RECARO RS-G ASM LIMITED IS-11|MINI/ミニ|パーツレビュー|
ちなみに、ASM YOKOHAMAさんは取付事例をブログで紹介されているのですが、バッチリ載っていました。
レカロ装着写真 BMW MINI : RECARO Blog - 横浜市中区ASM レカロシート専門店 -
「シートの位置変えたかったらここのネジを付け換えたらいいんですよね?」
なんてナメたことを聞いてかかったら、
「シートレールとシート本体のアライメントをきっちりとっているので、できればそれをしないでASMへ来てください。調整は無料です。」
という一言に、まさに目からウロコ。
実際、後ほどシートレールを動かしてみたら、これがまた驚くほど滑らか。
フルバケットシートでは乗るたびに動かす部分なので、確かに重要度は高いです。
ほんと、ASMで取り付けをお願いしてよかったです。
さて、取付作業をしてもらっている間、車は使えないし、どうしたものかと思案していたら、こんな素敵な地図をいただけました。
ASMを探す地図2012。
先述のように、ASM YOKOHAMAは中華街まで徒歩10分と大変いいところにあります。
この地図に書き込みながら、ここにはこういうのがあってね、なんてすごーく丁寧に観光案内までしていただきました。
おかげで作業待ちの間、一切暇すること無く、横浜を満喫しました。
事前に、時間気にせずゆっくり遊んできてねと言われていたので、作業完了の電話をもらってから1時間くらい余分に遊んできました。
中華街でランチをして、
山下公園、大さん橋を散歩。
久々に歩いた上に、歩きすぎて足の皮がめくれました。
シートを取り付けてもらったら、ドキドキしながら前から行ってみたかった大黒PA("おおぐろ"だと思っていた)へ。
入るときも出るときもビビっていました。首都高怖い。
それに、慣れないシートでいきなりの首都高。
安全確認とかすごく怖かったです。
首都高の建設の頭おかしさを堪能しながら、一度落ち着いて、おみやげを買ったりシートの位置をじっくり調整したりしました。
冒頭の地図ではASMから下道で湯西川、福島を目指す予定でしたが、国道16号が渋滞の名所であるらしいのと、湯西川に20時までに到着しないとお風呂に入りそびれてしまうので、東北道の岩槻ICまで高速を使いました。
それに湾岸線走ってみたかったし(←これな
橋を渡ったり滑走路の下に出たり入ったり、高いところを走ったり、楽しかったですが、川口JCTで大型トラックが故障していて大変な渋滞。時間を食いました。
スカイツリーは飽きるほど見れました。
ここでゲリラ豪雨。
こっちの方の豪雨おそろしい。
19:30過ぎ。なんとか湯西川に辿り着き、お風呂に。
鬼怒川から南会津まで降り続く雨に、さにゃーんはどろどろ、天気は心配に。
会津若松市内で晩御飯と洒落込むつもりでしたが、めんどくさくなって途中のセブンイレブンでお腹を満たし、会津若松市内ではさにゃーんのお腹を満たしました。
Pura売ってない...。
いつもの道の駅ばんだいに到着した頃、雨は降っていませんでした。
風が涼しくていいな~なんて、眠りについたら、寒さで目を覚ましました。
トランク(車内からアクセス出来ない)にしまいこんだシュラフを出すのもめんどくさく、パーカーなどというものも持っていない、ねぼけて暖房をかける選択肢がなぜか抜け落ちている状況で、タオルにしがみつきながらうとうとしていると、朝になりました。
起きて頭が冴えてから、「さっさとシュラフだせよ」と自分に冷静なツッコミを入れていました。
今度から夏の車中泊でもパーカー1着くらいは持っていくことにします。
ここからは日本最大級の風力発電所、「郡山布引高原風力発電所」へ。
郡山布引高原風力発電所は、日本で最大の風力発電所。
私の大好きなエネルコン社製風車が33基並んでいます。
日本最大ですよ。全部エネルコンですよ。33基ですよ!!
ばんだいの天気は晴れ。
怪しい雲が流れていましたが、まぁいいでしょうと、こころぴょんぴょん、テンションは最高のまま、布引高原へ。
早朝の風車を拝みたかったので、空が明るくなった頃に出発。
あ、、、れ、、、???
さっきまで雨は降っていなかったはず...。
それもそのはず、雨というか、雲の中なんです。
梅雨時期の低く下がって広がる雨雲。
高原は完全にその中でした。
後に下から撮った写真。
真ん中辺りの山の上にちょんと見えるのが風車。
あー...。
高原内は雲の中。
霧の中。
一番近い風車でもこのありさま。
そして気温は15℃。寒い。防寒着なんて、あるわけない。
とりあえず、かろうじて見える順路表示に従って高原内部へ。
あかん、迷う。
...どこ?
本来ならば33基の風車がそこらにいっぱい生えている絵が拝めるはずだったのです。
しまいには本当に迷いかけて、かなり焦りました。
なんとか駐車場へ戻ってきて。
でもせっかく家から600km離れたここまで風車めぐりにきたもの、そそくさと諦めることはできずに粘りの晴れ間待ち。
結局、いちばん霧が晴れた状態で、こんな感じ。
晴れた空、一面に広がる風車と幻想的な風景を思い浮かべながら、絶対また来るとリベンジを打ちたて、涙目ながら後にしました。
さて。予定が狂いました。
予定ではここでお昼くらいまで高原内を駆けまわりつつ風車分を補給する予定だったのですが、写真を撮るどころか車から外に出るのもはばかられる風雨と霧。
そそくさと次の目的地、上毛三山パノラマ街道を目指します。
その途中にある伊香保温泉も目的地です。
南会津へ向かうのに、福島県道235号(馬入峠)を通ったのですが、最悪でした。二度と行くか。
第二いろは坂でレカロシートの恩恵を感じつつ、戦場ヶ原でお昼にしました。
上毛三山パノラマ街道は確かJAF Mateに写真が載っていて、大変良い感じだったので、いつか行きたいと思っていたのです。
...が、パノラマどころかずっと霧。
前部霧灯はつけっぱなし、ちょこちょこ後部霧灯も使いながら...
そう、完全にパノラマどころではなく、あざ笑うかのような霧をかきわけながらひたすら進んだのです。(実はまだ序の口だった)
気を取り直せない途中の赤城山。
完全に雲の中。
...
そしてお目当ての伊香保温泉。
石段を登っている時はなんとか雨には降られず、365段を登り切りました。
にしてもすごい湿気で嫌な汗。
そこから伊香保温泉の黄色いお湯に浸かり、心に立ち込めた霧を晴らし、続きの榛名山へ。
榛名山。
群馬の名山、ことごとくダメです。
途中、メロディロードがあって、50km/hで走れと書いてありました。
先行車は結構な勢いで走っていったので、リアフォグを付けて、ビビりながら
「静かな湖畔の森のかげから♪」
これっぽっちもテンションあがりませんでした。
榛名山の次は妙義山。
道の駅みょうぎ。土砂降り。
「この道路は、時間雨量120mmを超えると通行止めになります。」
妙にリアリティを帯びてきたその看板にビビりつつも、足早に妙義山あたりを駆けぬけ、
もういいやとばかりに諏訪を目指しました。
とどめをさしに来たのが、国道299号、メルヘン街道の道中である、麦草峠。
ここまできたらその標高が2000mを超えるという時点で事前に察しろよっていうレベルなのですが、ほぼ視程0でした。
はい、霧です。雲の中です。
ほぼずっと視程が5mくらいしかない中を、30km/hにも見たない速度で走行、突如目の前に現れるシカ、シカ、シカ。
別荘地なのでシカ払いのホーンも使えない始末。
本当に神経がすり減り、諏訪に辿り着ける気がしませんでした。
やっとのことで諏訪に辿り着き、晩御飯。
予定よりかなり早く諏訪まで来てしまい、長野ももう飽きたので、高速でさっさと帰ってしまうことにしました。
諏訪ICから乗り、小黒川で休憩、再度出発しましたが、ここにきて安心したのか、一気に疲れが。
気付いたら駒ケ岳で4時間程爆睡していました。
旅の後半はさんざんでしたが、やっぱりレカロシートは素晴らしいです。
詳しくはパーツレビューを見ていただければ詳しく書いているのですが、本当にどこかが痛くなったりすることはなくて、楽でした。
全行程は1,388kmでした。
梅雨期に山の観光をしたのが間違いだったのですが、霧で隠された部分は梅雨があけたらリベンジするとして、レカロの素晴らしさを実感した旅でした。
布引高原の下見もできたからいいかな。
絶対また行きます。郡山布引高原風力発電所。
ま、福島はお隣だからね。