T.M.WORKS Direct Power Harness kit W/ CI の取付 - その1
目的
チューニング・カスタム
作業
DIY
難易度
初級
作業時間
6時間以内
1
この整備手帳は、T.M.WORKS Direct Power Harness kit with Ignite VSD alpha CI の取付の整備手帳です。(タイトルと表記が異なるのは、タイトルの文字制限に引っかかったため、“with Ignite VSD alpha CI”の 部分は “W/ CI” と省略しています。)
取付時間が6時間以内となっていますが、実際は同時に取り付けた Ignite VSD alpha CI の固定方法や配線のまとめ方の変更などを後日行っている関係から6時間では全然たらないぐらいかなりの時間を割いてます。
しかしそういった要素がなく事前に材料などがそろっている方で慣れた方だと3時間もかからないかと思います。
取付手順は 2代目オーリス 120T (“RS パッケージ”) の 8NR-FTS エンジンで進めて行きますが、トヨタ車の4気筒エンジンであれば、一部部品の脱着などがことなるものの取付の流れはほぼ同じかと思いますので参考にはなるかと思います。
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(オーリス 120T (“RS パッケージ”を含む) および他車種でオーリスのエンジンカバーを流用取り付けされている方のみ)
まず最初にエンジンカバー (エンジン カバーSUB-ASSY NO.1) を取り外します。
まず最初に①で示したエンジンカバーの後方部分に両手をかけ上方に持ち上げて後側のクリップ2カ所をはずします。
その後、②で示した辺り…前方に両手をかけ上方に持ち上げて前側クリップ1カ所をはずしエンジンカバーを取り外します。
(整備書の情報では、前後同時、または前方から取り外した場合、破損するおそれがあるようです。)
【オマケ情報】※2020/06/06 現在のモノタロウ価格
・12601-47020 (旧品番 12601-0Y010) エンジン カバーSUB-ASSY NO.1 \11,660円
・90109-06385 ボルト (カバージョイント) \77円 ×3個
締め付けトルク 10 N・m (102 kgf・cm)
(補給部品)
90480-16049 グロメット 1個 121円
※カバー側にあるゴム部品。90109-06385 のボルトが差し込まれるところの部品です。 (最大3個)
【関連整備手帳】
・スパークプラグ交換作業 (NRE185H - 8NR-FTS エンジン) その1 ほか
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/5856534/note.aspx 2
カバーが外れたら、4つのイグニッションコイルのコネクターを外して取り付けるハーネスを割り込ませる形で取り付けます。(コネクターの詳しい場所は写真4)
ちなみにイグニッションコイルの番号は左から 1、 2、3、4 となっていて、取り付けるハーネスの一番端っこを1番に取り付けるつもりで仮にエンジンの上に載せてみたのがこちらの写真です。
長さは十分ありますが、黄色で示したあたりがかなり高温になることに加えて赤矢印で示した周辺に私の場合だと BLITZ のパワスロ (パワコン) の配線などがあり、周辺がハーネスだらけでごちゃごちゃになりそうなので、この取り回しでは取付しませんでした。
というのも…
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こちらは、Direct Power Harness kit の配線図なのですが、ご覧いただくと分かるように、図真ん中あたりのオレンジの配線 (イグニッションコイルにダイレクトにバッテリーからの電源を通す配線) は単純に配線を分岐しているだけ。
それ以外の配線は単純にストレートに延長しているだけの構成です。
ということは、図のように逆につないでも全然問題ありません。
つまり、 1、 2、3、4 と並ぶイグニッションコイルに 購入したハーネスの一番端を便宜上1番とした場合、1番には1番を、2番には2番を…と接続したくなりますが、私の場合は、1番には4番、2番には3番、3番には2番、4番には1番と図のように逆につなぐことで配線の取り回しを時計と逆回りにすることにしました。
4
取り外すコネクターは赤丸で示したコネクターがイグニッションコイルのコネクターです。4気筒エンジンなので4か所あります。
左から、 1、 2、3、4 です。
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コネクター割り込み後はこんな感じです。(この写真は、1番に1番のコネクターを割り込ませています。やり直す前の写真ですね。 (笑) このあと作業をしているうちに反時計回りに取り付けることを思いついたのですぐに外しましたけど。)
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イグニッションコイル4番に差し込んだ1番はこの写真のように取り回して…
① ゴムロールのゴムを割り込んだコネクターの上にクッション代わりに挟んで…
② その配線をくるりと左側から前方に既存のコネクターの横に添える感じで…
③既存のコネクターは割り込んだコネクターの上にゴムロールのゴムを挟んでそろえて、1番ピンのプラス配線だけを奥へ配線して純正配線に結束バンドで結束しました。
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3番 (オレンジ) は少し上側に、2番 (黄色) は元の位置から奥にずらす感じにしたところ、2番と3番の配線が写真中央に集中して自然とまとまる形になりましたので、それをそのままゴムロールで巻いて、結束バンドで縛りました。
1番 (黄緑)は既存のコネクターに差し込んだところから折り返してイグニッションコイルの1番に差し込みました。ハーネスが折り返すのでそこを全てまとめてゴムロールでまとめて、その上から結束バンドで縛ってます。
この時、既存の3番に差し込んだコネクターから来た配線をイグニッションコイルの2番に、逆に2番に差し込んだコネクターから来た配線をイグニッションコイルの3番…とクロスさせないよう注意してください。
ハーネスの2番を 2-3 × (2番の信号を3番に接続してしまっている。)
ハーネスの3番を 3-2 × (3番の信号を2番に接続してしまっている。)
これだとコンピューターの点火タイミングや点火したい気筒が異なるため故障の原因になると思われます。
なので普通だと…
ハーネスの2番で 2-2 (2番の信号をそのまま2番に入れているため)
ハーネスの3番で 3-3 (2番の信号をそのまま2番に入れているため)
…となります。
ただし、私の場合はコネクターの差し込みが左右逆で配線が反時計回りなので…
ハーネスの2番をオレンジの 3-3
ハーネスの3番を黄色の 2-2
というようにつなぐことは問題無いため、そのようにつないでいます。(ちなみにハーネスの4番は黄緑の 1-1 )
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周辺部分は かなりの高温となるため、結束用品は高温に対応できる EPDM 製のゴムロールと耐熱タイプの結束バンドを準備して使用しました。
・ゴムロールは100℃まで
・耐熱結束バンドは115℃まで
(その2 につづく)
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