T.M.WORKS Direct Power Harness kit W/ CI の取付 - その3
1
T.M.WORKS Direct Power Harness kit W/ CI の取付 - その2 からの続きです。
ここからは写真をほとんど撮っていなくて…ダイジェスト的な整備手帳になってしまうのですが…。
---
その2 までの作業で、ある程度配線が引けたので、今度はそのハーネスに接続するための電源用の配線を引きます。
本来であれば、キットに付属しているヒューズ電源をエンジンルーム右側にあるヒューズボックスの 15A のヒューズの代わりに差し込んで配線を引き、引いてきた電線をハーネスに接続するだけなのですが、ヒューズボックスの近くにはバッテリーがあることと、ヒューズ電源からの電源では物理的にもダイレクトな感じがしないので直接バッテリーのプラス端子に接続することにしました。
ここで一般的な方は別売のバッテリーのプラス端子から電源を取る配線 (品番: DP024 (6mm ターミナル仕様) ¥1,320- or 品番: DP025 (8mm ターミナル仕様) ¥1,320- ) を購入して接続するところですが、余計な出費を減らすためヒューズ電源の配線を切断、防滴ヒューズケースをつないでさらに配線を延長する方法にしました。
2
配線の被覆をそれぞれ向いて、銅線用裸圧着スリーブ (B2) を用いて圧着、エーモン工業の防水収縮チューブ 4Φ (1196) で絶縁と同時に防水処理をしました。
防滴ヒューズケースには切り落として不要になるヒューズ電源の部分から 15A ヒューズを1つ取り外して中に入れました。
3
延長した配線の先には M6 (写真) または M8 (後日こちらに変更。M6 も使える場所はあるのでそこは好みで) の丸形圧着端子を圧着してバッテリーのプラス端子に接続します。
4
もう一つのマイナス線側も同じように配線を延長してボディーアースに接続。
Ignite VSD alpha CI (alpha002) の取付の説明に、『alpha CI のアース線はなるべくバッテリーのマイナス端子に接続してください。アース線側に充電制御のセンサーがある場合はアースポイントへ接続してください。』との注意書きがあったため、バッテリーのセンサー (バッテリステート センサー ASSY) よりも1つ電気的・物理的外側でなおかつバッテリーのマイナス端子に一番近いボディーアース部分に接続しました。(アースポイント周辺がごちゃごちゃして写真が取りづらかったため、図示します…という、撮影していない言い訳 (^_^;) )
5
Direct Power Harness kit 単体の場合は、付属リレーを接続すれば、これで作業は終了ですが、Ignite VSD alpha CI を取り付ける場合はその付属リレーの代わりに、コネクターに Ignite VSD alpha CI を接続。
Ignite VSD alpha CI を接続すると、1つコネクターが余るので、Ignite VSD alpha CI に付属のショートコネクターを写真のように接続します。
しかーし!
これだと、うちのオーリスでは後日トラブルが発生!
取り付けた車両がアイドリングストップ車 (…と、ハイブリッド車) ではエラーが発生します。
オーリスで言うと、 HYBRID (“G パッケージ” を含む)、120T (“RS パッケージ” を含む) と 150X でメーカーオプションのアイドリングストップが備わっている場合が該当すると思われます。
(ここではトラブル発生状況、再現方法など詳細の掲載は割愛します。詳細と実際のエラー発生時を再現した動画はキャンセラーのパーツレビュー側を参照)
そこで…
6
別売オプションの Ignite VSD alpha CI (alpha002) 用キャンセラー (VH1029) をこの部分に取り付けたところ、エラーメッセージも表示される問題は解決しました。
(2021/07/15 22:15 追記)
後日、みん友さんよりご助言があり、T.M.WORKS Direct Power Harness kit 付属のリレーを取り付けておけばエラーメッセージが出ないことが分かりました。
キャンセラーは付属リレーを取り付けてもエラーメッセージが出る場合に検討すればいいみたいです。
7
また、この部分も見た目がすっきりと見えるように、ゴムロール巻きにして固定。
その他の引き回した配線はコルゲートチューブなどでまとめて、適切な結束バンドで結束して、きれいにまとめました。
8
Ignite VSD alpha CI の固定は付属の金具を付属の両面テープで接着してからボルトで留める方式なのですが、両面テープの厚みがいまいち薄くて密着力が弱くなりそうなよく分からない謎の仕様。(^_^;) (追加写真2)
そのためエーモンから発売されている厚みがあって、耐熱温度も200℃まで耐えられる両面テープ (エーモン 超強力両面テープ (3916)) を使用して貼り付けました。
防水対策は取られていますが、配線は極力下向きにして本体への水の浸入を押さえる方向で取付ます。
Ignite VSD alpha CI を最初に取り付けたところはブースト計のセンサー部を取り付けたところに一緒に取り付けましたが、そこはエンジンルーム内でもかなり高温になる (70~80℃ の熱風) ことが分かり、写真のボンネットフードのロック部のボルトに金具を共締めして、Ignite VSD alpha CI を固定。合わせてブースト計のセンサー部も移設しました。(写真)
これまでブースト計のセンサー部を取り付けていたところ (写真の左下あたり) にはこれまで使用していたモノと別の金具を取り付け直してハーネスの固定金具として使用することにしました。
また、周辺には、BLITZ パワスロ (パワコン) のプレッシャーセンサーに割り込む配線や、ブースト圧取り出しのチューブなどもあることからこれらも同時に整理、結束のやり直しを行い、見た目もだいぶすっきりさせることができました。
ということで、Direct Power Harness kit を使用して Ignite VSD alpha CI を無事に取り付けることができました。
同じような作業をされる場合は、自己責任でお願いします。
(アースポイントの配線図)
© 2012-2018 TOYOTA MOTOR CORPORATION. All Rights Reserved.
フォトアルバムの写真
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( NRE185H の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク