2016年11月21日
ようやくTMRのセッティングが満足できるようレベルになりました。
吊るしの状態で2回転戻し。アイドル時ガスが濃いので徐々に絞っていったわけですが、FCRのセッティング情報ではほぼ1回転戻しで問題なしと言う事なので、なぜTMRは2回転戻しがデフォなのか理解に苦しみます。
結局、パイロットスクリューの1回転戻しで落ち着きました。
決まってしまえば馬鹿馬鹿しいレベルですがね。
おかげでキャブの脱着や、キャブドライバーの扱い方がうまくなりました(笑)。
アイドルが安定して、力強く発進できるので非常に乗りやすくなりました。
ちなみに、今回TMR-MJNを選択した理由も書いときます。
バイクのレーシングキャブは現在ケイヒンのFCRとミクニのTMRが2大ブランドです。
カスタムバイク誌を見た限りでは、6:4でFCRの採用が多い感じですね。
FCRの特徴は全開特性が良いこと。(FはフラットのFなので、全開にするとベンチュリーはニードルだけになります)その為、高回転域でのパワーが出て高速やサーキットなどアクセルをブン回す乗り方をする人に向いてる感じですね。
セッティングも、MJやJNの守備範囲がはっきりしているのでやりやすいようです。
TMRはFCRよりも後発なので、各部のベアリング数を増やして動きが軽かったり、チョークを採用した等使い勝手が良くなってます。
パワー特性は中低速からトルクが分厚くなるため、街乗り向きだと思います。
ただ、なぜかセッティングがMJやJNがお互いの守備範囲にちょっかいを出す為、セッティングを出すのが難しいみたいです。
ちなみにMJNとはヨシムラ独自の技術で、「マルチプル ジェット ノズル」の略。
普通のキャブに付いているジェットニードル(JN)はまんま釘状の針みたいなパーツです。
その代わりに穴の開いたパイプを採用することでキャブのベンチュリー内全体にガソリンが行き渡るので、燃焼効率が飛躍的に向上するわけです。
さらに、セッティングの守備範囲が広く、MJNの1段はJNの2~3段に相当するので、いくらかラフにセッティングが出せそうです。
ちなみに、ヨシムラではノーマルエンジンにサイクロンマフラーを装着した状態でセッティングを出てリリースしています。
なおMJN仕様はノーマルに比べ、塗装が異なっており結構かっこいいです(笑)。
結局TMR-MJNを買ったのはご存じのとおりですが、購入の決め手はやっぱ街乗りでの扱いやすさですね。真冬でもよく乗るのでチョークがあるのもポイントでした。
ただ、前述のとおり採用例がやや少なく、ネットでも情報が少なめだったので苦労した点は多いです。
Posted at 2016/11/21 20:56:24 | |
トラックバック(0) |
バイクネタ | 日記