先日のエボの車検で、最近は基準が厳しくなりシート&シートレールは保安基準を満たしていることが必要になりました。
厳密に言えば基準自体は変わってませんが、検査の目が厳しくなったようです。
なので、2年前にパスできたレカロSP-GN&社外のローポジシートレールはNGとなり、ショップが対応品を用意してくれたため今回はかろうじてクリアできました。
正直これを機にエボの処分を考えたほどです。
しかし、車検に通らない車体は買いたたかれるでしょうし、手放すにしても無責任な状態で売っぱらうのは私の矜持に反します。
と、いうことで車検に対応できる案を色々模索しだした結論が・・・・・
「カワイ製作所製のシートレールに交換する」
という案です。
カワイ製作所は独自に強度計算をすることで製品に保安基準を満たすことができたメーカーです。
世話になってるショップの社長も知っていまして「ああ、あそこの買うことにしたのね。それなら安心だよ」と言ってくれました。
メーカーとメールで相談し、「SP-GNを生かして、なるべくローポジに」という条件で出た結果は、ノーマルシートにも使えるローポジレールにSP-GN用のアタッチメントをつけるという案が提示されたのです。
SP-Gならスーパーローポジのレールがあるのですが、SP-GNは底部がやや大きい為純正程度のポジションの製品しかないという回答でした。
SP-GNは20年ほど前は、レカロのフルバケとしては日本用に設計された数少ない車検対応のシートでした。
有名なSP-Gは当時日本の車検対応してなかったんです。(確か座面面積が小さい理由で)
それゆえ、並行輸入品で幾分安いSP-Gではなく無理して正規品のSP-GNを買ったんですよ。それが20年の時を経てこんなカルマを背負うとは・・・・・
まあ仕方ありません。
2~3週間かかるようですが、メーカーに発注!
10日で届きましたww
理由はわかりませんが早いことは良いことですw
交換前のシートポジション。助手席より明らかに低いですね。
シートを左右から挟み込んで固定する製品なので、シートを車体ギリギリまで下げられた故ですね。当然シートの強度もかなり求められるので、安全性を考慮すると厳しいというのも理解できます。
一人で交換するのはちょっと手間でしたが、シートそのものは軽いですしレールの精度が良いので無理やりな位置決めという作業もなく、想定よりはかなり楽に取り付けできました。
もっともシートとアタッチメントを仮組、レールとの仮組、シートを外してアタッチメントとレールの本締め、レールを車体に本締め、シートの本締めと、アタッチメントが車体専用品ではない為、試行錯誤で結構手間は食いました。
ポジションの倒れ具合も2~3回やり直して確認し・・・・
助手席よりやや高い感じになりましたが、無事交換終了。
ミラーの位置が大幅に変わりましたが、これはこれで運転しやすいかなと。
試走はまだですが、いい感じに仕上がったと思います。
要は慣れですからね。
最後にシートと車検対応についてですが、カワイ製作所製のシートレールはレカロシートとの組み合わせなら車検対応のようです。
ブリッド製は装着できる製品こそありますが、車検対応は謳っていないようです。もっともブリッドは独自の車検対応のレールを販売しているので問題はないかと。
スパルコはシートの強度計算書をメーカーで作成していない為、現状では車検不可、ショップ曰く「門前払い」だそうです。
シート自体が通らないので、カワイ製作所でもラインナップしてますが車検非対応です。
そのせいかわかりませんが、最近スパルコのシートが多く出品されている気がします。その辺は気をつけたほうが良いですね。
ともかく、これで大手を振って公道を走れる仕様になりました。
早く乗り慣れないとww
Posted at 2022/02/23 20:44:21 | |
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