諸君、私は車が好きだ。
諸君、私は車が大好きだ!
スポーツカーが好きだ。
オープンカーが好きだ。
スポーツセダンが好きだ。
ホットハッチが好きだ。
クーペが好きだ。
街中で 田舎道で 高速で ワインディングで サーキットで 酷道で
この地上で走れるありとあらゆる道が好きだ。
隊列を並べたツーリングが好きだ。
隣に女性を乗せた時など心がおどる。
自分の操る愛車がコーナーをサクッと攻略するのが好きだ。
ウーファー音を上げてダラダラ走るミニバンをぶち抜いた時など胸がすくような気持ちだった。
侵入速度を揃えた車列がコーナーを綺麗に抜けて行くのが好きだ。
恐慌状態の初心者がコーナーでタコ踊った車を何度も何度も立て直そうとしている様など感動すら覚える。
便利主義の白物家電的な車を遥か後方から追い上げていく様などはもうたまらない。
レブを当てて唸るエンジンが私の捻った手の平と共にシフトアップし加速していくのも最高だ。
哀れなヤン車が雑なコーナリングで健気にも追いかけて来たのを鮮やかな加重移動で木っ端微塵にちぎっていった時など絶頂すら覚える。
警察の交通機動隊にめちゃくちゃに追いかけまわされるのは嫌いだ。
必死に守るはずだった点数が蹂躙され剥奪されていく様はとてもとても悲しいものだ。
VIP車の排気量にモノを言わせて害虫のように左車線に追いやらるのは屈辱の極みだ。
諸君私は楽しい車を、走りの楽しい車を望んでいる!
諸君私と共にある戦友諸君、君達は一体何を望んでいる?
更なる楽しさを望むか?
VIPやミニバンみたいなクソのような車を望むか?
ドライビングテクニックの限りを尽くし、三千世界にカラスを殺す嵐のような闘争を望むか?
「スポーツ!」「スポーツ!」「モータースポーツ!」
…よろしい
ならば走れる車だ。
我々は満身の力を込めて今まさに振り下ろされんとする握り拳だ!!
走れる車がカタログ落ちで耐え続けてきた我々にただの車では最早足りない!
チューニングカーを!!
カリカリのチューニングカーを!!
我らは少数派にすぎない。
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している。
ならば我々は諸君と私で総勢百万と一人の車好きとなる!
我々を少数派に追いやった連中の髪の毛を掴んで引きずり下ろし、フルバケに座らせて思い出させてやる。
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Posted at
2012/01/04 23:04:33