春先の少ない晴れ間を狙って今回も星野河川公園へ。
この日は戦場ヶ原も考えたもの、風が強そうだったので断念(とはいえ、星野河川公園でもこの日は弱い風が一晩吹き続け、湿気もやや多めでレンズの結露も酷かったのでコンディション的には今一つ)
今回も北東の方角の系外銀河を中心に撮影。
EdgeHD800, ZWO ASI533MC, IRカットフィルター, Gain:385, 温度:-20度, ビニング:2x2, ダーク補正
NGC4725 かみのけ座にある中間棒渦巻銀河 (等級 10.1, 視直径 10′.7×7′.6)

240sec × 9枚
NGC4656/4657 りょうけん座にあるへの字型の銀河 (等級 10.96, 視直径 12′.9)

240sec × 10枚
英語圏ではホッケースティックと呼ばれています。一つの銀河に見えるけど、ホッケースティックのヘッドの部分がNGC4657、スティックの部分がNGC4656の2つの銀河から成り立っています。
望遠鏡の補整板がかなり曇っていたのに気づかずに撮影をしていたため、若干明るさが薄めに。
NGC6543 りゅう座にある惑星状星雲 (等級 8.1, 視直径 22″ x 19″)

これだけGain: 350、30sec × 30枚、コンポジットの後、マルチバンド・ウェーブレットを使用。
通称:キャッツアイ星雲。中心に猫の目の瞳孔ような明るい部分があり、その周りを紐が絡まったような複雑な構造をしているのですが、かろうじて瞳孔の部分を浮かび上がらせるのが精いっぱい。検索して見ると同じEdgeHD800でももっと綺麗に複雑な構造を浮かび上がらせているかたがいるので、もっと撮り方の工夫が必要です。
M104 おとめ座にある楕円銀河 (等級 9.3, 視直径 9' × 4')

240sec × 8枚
通称:ソンブレロ銀河。メキシコのソンブレロという帽子に似ているため、この名前で呼ばれています。200mmの望遠レンズを使って星の写真を撮り始めた頃に、何度か撮ったことがあったけど、ブログにアップしたことが無かったので改めて撮り直し。
Posted at 2023/03/23 20:57:10 | |
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天体観測 | 日記