この前日に戦場ヶ原にも行ったけど、赤道儀用のモバイルバッテリーの電源がなぜか入らず、諦めて帰って来てのそのリベンジ。場所を変えたのは単純に雲の流れの予測をSCWで見て浄土平のほうが晴れそうだったので。
日が落ちてからの山道はきついので、前より少し早く家を出て18:00頃に現地到着。
星が出るまでは暇なんだけど、au全然電波が入らないので、Kindle Fireでダウンロードしたアニメや漫画を見て時間を過ごす。
「♪グソクムシ~♪グソクムシ~♪グ~ソクソクソクグソクムシ~♪」
その後、20:00頃になって星ははっきりと見えるようになったものの風がそこそこ強く吹いているため、望遠鏡のセットアップだけして、車の中で待機。その後、21:00頃になっても風が止まないため、大きい望遠鏡はとりあえず諦めて、小型の望遠鏡とポータブル赤道儀(ポラリエ)で撮影を開始。
望遠鏡は半年くらい前に買ってなかなか使う機会の無かったAsker FMA180
全長が約20cm(焦点距離はレデューサーありで180mm)、明るさF4.5(レデューサー使用時)、レンズ径40mm、と超小型。
ISO6400 露出時間20sec EOS Kiss X8i(天体改造あり) 10枚ほどでコンポジット(実際はそれぞれ30枚くらい撮ったけど、やはり風の影響で流れてたものが多かった)
オリオン座大星雲と馬頭星雲
180mmだとこれくらいの範囲が画角に入ります。これだけ広ければバーナードループも入るかも。
はくちょう座の網状星雲(NGC6992)
もう一方の網状星雲NGC6960も一部写ってます。こちらもこの画角なら両方の網状星雲が収まりそう。ただ、1枚撮っては向きを少しずらして位置を合わせるのでかなり面倒です。
ぎょしゃ座のM38・IC405・IC410・IC417・NGC1907
はくちょう座のサドル周辺
0:00過ぎても風は止まず、かといってセットアップしたEdgeHD800をただ仕舞うのも悲しいので、ダメ元でEdgeHD800での撮影を決行。
EdgeHD800+レデューサー、ZWO ASI294MC^Pro Gain:390, 露出120secで撮影。こちらも20枚くらいずつ撮影したもののやはり風で流れてしまい、せいぜい5~6枚でコンポジット。いずれもトリミングあり。
M77 くじら座の渦巻銀河
NGC1232 エリダヌス座の中間渦巻銀河
NGC1055 くじら座の渦巻銀河
空が白みだす4:30頃まで撮影。機材撤収して1時間ほど仮眠してから帰宅。
浄土平は11月中旬には冬季閉鎖に入るので、ここはたぶん今年はこれで最後。
Posted at 2021/10/05 23:21:42 | |
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