皆さんが年末年始にアップされるブログを拝見しつつ、
三ヶ日は実家にてのんびりと過ごしました。
ということで、今更ですがあけましておめでとうございます。
皆さん、今年もよろしくお願いします。
↓ここから先は鉄分過多な話なので、興味がない方はスルーして下さい(笑
で、
このニュース。
山手線の品川〜田町間に新駅ができるそうです。
でも、重要なのは山手線に新駅誕生! ではなく、
この広大な土地が再開発されること。
僕は生まれ育ちが田町なのですが、
田町から品川の間には、東京機関区、田町電車区、品川客車区という
鉄っちゃんにはたまらん“鉄道の車庫”があるんです。
自分も小さい頃、札の辻橋から飽きる事なく電車を見ていたらしいです。
そしてここは、鉄道遺構……というには大げさかもしれませんが、
戦前の京浜急行線計画の名残りがあります。
京浜急行線計画と言っても、京浜急行電鉄(当時は京浜電気鉄道)ではなく、
混雑緩和のため、品川〜東京間で横須賀線と京浜東北線の急行を専用線
(これが京浜急行線。ちなみに京浜東北線の普通は、山手線の線路を共用)
で走らせ、運転面の効率アップをはかるというもの。
電車化されていた京浜東北線と横須賀線、そしてまだ客車列車ばかりだった
東海道線ではスピードが違いすぎるため、電車と列車とで線路をわけて
効率を上げるということだったようです。
丁度関東大震災で鉄道も大きな被害を被ったので、
改良計画を実行しやすかったのも要因の1つだそう。
結局戦争が激しくなり、工事は中断してしまうのですが、
それでも結構なところまで進んでいて、現在も残っているものがあります。
目立つのは、多分今でもあると思いますが(google earthには映ってる)、
品川駅から東京方面に進むとすぐ右手に現れる、コンクリの高架線の端っこ。
これが、京浜急行線用(横須賀線用)未完成オーバーパスの遺構です。
もう1つ、こちらは現役で使われていますが、
京浜東北線に乗って品川から田町方面に向かうと、
ちょうど泉岳寺のあたりで電車は土手をのぼり、山手線をオーバーパスします。
これも京浜急行線計画に則って作られたもの。
そして、東京口の客車列車が全廃になったために用なしとなった
東京機関区と品川客車区が無くなるのは仕方がないにしても、
田町電車区までもが極端に縮小されるそう。
かつて自分が飽きることなく眺め、花形列車で満杯だったこの3つの車庫。
そして、京浜急行線計画の遺構。
再開発により、子供の頃から慣れ親しんだ風景が、写真でしか見られなくなる……。
って、自分ももう40代も半ばを過ぎたのだからそれも当然か(笑
感傷的になってもしょうがないですね。
Posted at 2012/01/04 16:13:25 | |
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