IBF・WBAフェザー級、WBCスーパーフェザー級、WBAライト級ほかを獲得。52勝(38KO)5敗1分け。
 1973年8月23日生まれ。オーソドックス。93年にプロデビューし、10年ものキャリアを経てIBFフェザー級タイトルを獲得した。07年にWBCスーパーフェザー級王者マルコ・アントニオ・バレラに挑戦し、判定勝ちを収める。09年にはWBAライト級タイトルを奪取し、3階級制覇を達成した。弟のラファエル・マルケスもバンタム級とスーパーバンタム級の2階級王者。
 連打が得意である一方、カウンターの名手としても知られる。さらに、驚異的なスタミナを誇り、タイトル戦での判定勝ちも多い。04年にはマニー・パッキャオ(フィリピン)と激突。第1ラウンドに3度のダウンを喫したが、12ラウンドまで戦い抜き、引き分けに持ち込んでいる。09年9月にはフロイド・メイウェザー(米国)と戦い判定負けを喫したが、2階級上の相手でもKO負けはしなかった。