ネットニュースで取り上げられるくらい昔なんかな?
かつて東名高速の豊橋には本線に料金所が何レーンもありました。
渋滞のきっかけにもなってましたが。
知ってます??
これはもともと、長距離トラックなどが途中の
浜名湖や上郷などのような上下線共通のSA、PAで上下線便で落ち合って、それぞれの通行券を交換する不正通行が多かったために、「
検札所」として設けられていました。
上下本線をまたいだ大きなブースの上に「
豊橋本線料金所[検札]」と旧字体の高速の緑電光看板が目立ってました。
どういうことかというと、
Aトラック 東京→大阪
Bトラック 京都→川崎
だとすると途中で通行券を交換することで、それぞれ
東京→川崎
京都→大阪
の料金で通行できてしまうために、仲間同士で当時流行だったCB無線などを介して落ち合って交換しまくっていたわけです。
そのために多くのトラックが通過する豊橋に検札所を設けて、ここで
通行券を機械に通して履歴を記録することで、こういう不正通行を無くしていたわけです。
通行券を通してもらうと、入口の発券機で印字された種別や日時、カーナンバー末尾2桁などの数字の印字列の下に、同じような数字の印字がされました。
おかげで豊橋の通過時刻が後からわかりました。
自分自身も沼津時代にAE101の高速沼津本線(102路線)が年間4往復程、つくば時代にAE111で高速つくば線(特103)が年間8往復、同EG4で年間5往復程運転されていたので、定期運行が廃止になる平成13年までかなりの回数通過しました。
まだ新名神も新東名も無い頃、政治がらみで遠回りになった高速を長時間走行する途中の
唯一の会話ポイントでもありました。
定期運行廃止後は高速対応車にETCが装備されたので豊橋も通過となり、そして平成19年には完全に廃止。
この頃はまだ新東名が無かったので、臨時運転されていた高速沼津線(旧112)で何度か通過しており、まっすぐになった本線2車線とそのガードレール脇の廃レーンを見ながら懐かしく思っていました。
今ではETCが当たり前なので、通行券を受け取って料金精算する料金所自体が少なくなりました。
料金所はあっても自動精算機などで人がいなかったり。
有人料金所での
収受員とのちょっとした会話も長距離運転の気分転換だった時代が懐かしいところです。
ETCも割引がほとんどなくなったので
紙の通行券をもらったほうが得じゃねーか!
と
紙の通行券を下手に引っこ抜いて高速に入ろうものなら、出口で無人の扱いにくい料金機にいじめられてしまうわけで、何かと残念な時代ではあります。
まあ、最近の車は軽でもETC標準装備・・・
無駄な抵抗せずに素直にETC使っておいたほうが良いわけですかね・・・
とはいえ、高速もほとんど乗らなくなったなあ・・・
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Posted at
2021/10/20 20:04:10