
ここ最近、古参車の溜まり場とも言えていたJR西日本から、
国鉄車両が次々と消えて行ってますね。
そろりと消えた写真の103系。山手線で有名だったウグイス色が奈良線から消え、水色が和田岬から。
そしてまだまだ走ると思われていた113系、117系と。
113系は籍上は一部残ってますが、定期運用がなくなりメインは中国地方で残る115系へと。
特急については山陰方面の列車で一部残りますがこれも間もなく終わり。
大半の特急列車は国鉄時代の面影のない新しい車両になっています。
そして
車内サービスもかなり前に終了。
かつては駅での連絡時間も長く、車内サービスもあり、旅行に行くときに
弁当や飲み物を買い込んで話しながら車窓を楽しむというのが定番でした。
今は
乗り換え時間もなく隣ホームへ移動するだけ。
駅の売店で何かを買う時間もないので、車内サービスのなくなった今では、
乗車駅で買い込んで乗るという必要性があります。
すなわち、ギリギリに駆け込み乗車すると、降車駅まで飲み物、食べ物がないわけですねww
ちなみに、平成初期のころは東海道本線では静岡=東京や浜松=東京という長距離走る普通列車がありました。
これは車両の送り込みを兼ねていたわけですが、これらの列車では途中で乗務交替などがあったために数分停まる駅がありました。
こういう駅については車掌さんがあらかじめ放送してくれて、
「次の熱海では5分少々停車します。お買い物の必要な方はこちらでお済ませください。この後終点東京までは停車時間が短くなっております。」
などの案内がありました。
これを聞いてみんな一斉にホームにダッシュします。
これが今は始発駅で
「この列車、車内販売は行っておりません。また終点天橋立まで綾部駅以外での停車時間はありません。城崎温泉方面へのお乗り換えにつきましても、福知山駅での乗り換え時間が2分程ですのでご注意ください。」
とまあ、
買い物忘れた乗客にはつらい案内があるのみなのです。
待ち合わせ時間が無いのは急ぎの場合はいいのですが、ホームの売店も使えないほどのスピード送達。
どこの在来線特急もそんな感じなのだそうです。
そして今度は
新幹線・・・
新幹線でのワゴンサービスまで終了なのだそうです。
(グリーン車のみ別サービスで継続)
新幹線のワゴンサービス、かつては各地の土産物を買うチャンスでもありました。
駅にもあるのですが、実は、新幹線車内でしか買えないものもあったのです。
例えば、「博多名産、辛子明太子~」というやつ。
当時、
鳴海屋、福さ屋の2社があったと思いますが、鳴海屋さんのほうが味が深いので必ず買っていました。
しかし、この鳴海屋さんの明太子は確か、
「日本食堂」の車内販売でしか買えず、駅やその他の業者では福さ屋さんのしか買えなかったんです。
なので学生時代から新幹線を使うごとに、必ずまとめ買いしていたのですが、当時は余裕があったのか、
着席でも立席でも、ワゴンに乗せてなかったらわざわざ持ってきてくれたんです。
そんなある乗車の時のエピソード。
実家関西へ新幹線。
いつものように
土産に明太子を購入しようと思ったら、やはりワゴンに数がない。
てなわけでデッキに立ってたのですが、
ここに届けるのでここから動かないでくれと言われ、そのまま待ってました。
すると
ワゴンで頼んだ人と違うお姉さんが持ってきてくれた。
支払おうと財布を開けると、そのお姉さん、
「あ!!●●大学の方ですか!!私、●大の□キャンパス(本学)通ってるんです!!」
なんでわかったん??
と聞くと、お姉さん、財布指さして
「学食の食券ww」
なるほど、、
当時は学食の食券、回数券みたいな印刷タイプがあったので、それをパスホルダ部分に挟んだままにしてたんです。
それを見て。
それから相手仕事中だけどデッキで誰も見てないからと少し話し込みw
男子校から200人中2人しか女子学生がいないという理工系学科に進学した自分には、自慢じゃないけど
8年ほど女っけなしの世界ww
俺でも女の子から話しかけられることがあるんか!?
な世界でしたww
多数の学部のある本学の学生生活、バイト生活の話なんかを多分5分程だったと思いますが聞き、
なんとこの異性との話の時間の新鮮さ!!
という極めて
幸福な時間であったことを覚えておりますのww
そりゃ
茶畑ばかりで農家のおばちゃんくらいしか異性を見ない世界で、しかも
向こうから話しかけて来るんだから、尻尾振りまくりですわね・・・
当時恰好だけは流行最先端ww
平成初期と言えば
吉田栄作ファッションww
白無地Tシャツに細目ジーンズww
うちらの学部は
田舎で金ないので、3枚1000円白無地ww
それだけの理由でその恰好でしたがw
それが幸いしてか、背は高くないのに、相手も同じくらいの背丈だったからか、結構ジロジロ全身見まわしてきたりと、
下手すればこっち勘違いするで?な対応でしたw
数か月後に学園祭だったので、
「今度の学園祭、そちらの校舎行ってみます!!」
と言われて別れましたが、以後当然に見てませんww
ま、そんな当時にしては
新鮮すぎる世界も経験できた車内販売ww
それだけではなく、
色々販売員の方々との会話もあった車内販売。
夕方急いで乗車して、弁当も何もかも売り切れだったとき、困ったなという顔していると
「レトルトですがうな重な作れますよ!ご飯はまだ炊飯器にありますので!」
とウナギのレトルトを温めてうな重にしてくれたこともありました。
関西につく時間は22時過ぎ。
どれだけ助かったことか。
なんか、
初対面の人と人との会話も消えて行ってる感じもしますね・・・
人手不足、非効率、コスト増大など色々削減の理由が各方面でありますが、やはり人と人の交流が減ってゆくのは寂しいものですね。
Posted at 2023/08/08 17:32:59 | |
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