大変長らくお待たせいたしました!今更なので経緯は省きますが、完成間際に某社の不手際が原因で障害が発生したり、家具類のセッティング等に予想以上に時間がかかったりした上に、10月後半の長雨や台風で外構の仕上げが遅れ・・・気づけばもう11月ですね(^_^;)
「入居決定」の発表からかなり遅れましたが・・・今回、ようやく予告しましたWeb内覧会にこぎつけたので、レポートいたします(^^)/ ※今回は「前半」ですがそれでもかなりのボリュームですので、お時間ある際にどうぞ(汗
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さて、やはりまずは外観からですかね。一見してお分かりのように、基本的に「ブラック一色」にこだわりました。実際に建て始める前は、「真っ黒でなくてチャコールグレーにしようか」とか、「サッシやドア、シャッターなどはダークブラウンかサテンにしようか」等も考えましたが、ネットや実際に建っている他のお宅を拝見していると、それぞれイメージや色合いが中途半端だったり、締りがなくボヤけて見えたりするので、思い切って黒!と決めました。(※洗車していないアウディが汚いのはスルーしてくださいw)
結果的には、とてもシャープで精悍な感じになり自分としては気に入っています。外壁は当初「モダンならガルバリウムかな?」と思いましたが、工務店さんの勧めで窯業系サイディングに。採用したのは、当時まだ発売前だった、旭トステムの「アットウォール」のハイグレードタイプの新製品。
「後日、商品を使用したモデルハウスとして、竣工後、カタログ掲載用に家の外観写真を撮らせていただければ」という先方からご提案していただいた条件で、ちょっとお安く施工していただきました(^^;) 角の電柱が邪魔なんですよね~・・・冒頭の「不手際」というのも、電柱問題だったんですが。
2台の足車の駐車スペースは、前面に電動アップゲートを。カーポートをY合掌タイプとしたのは、左手は後方奥まで(窮屈ですが)クルマを押し込めるようにして、ゲスト用のスペースを2台分確保するためです。ということで、ウチには「庭」がありません(^_^;)
玄関ポーチ周りです。機能門柱はスリムなタイプ。縦のスリットが郵便受けになっています。
門扉はYKK APのAP01というモデル。ハーフミラー調のガラスパネルを使用しています。「門扉ってどのメーカーもありきたりなモノばかりだな~」と半ば諦め気味に各社のカタログで探していたところ目につき、「これは」と思いネットで実際の商品の写真を見てひとめぼれでした(^^)
同じくYKKの「ヴェナートシリーズ」の、中央にブラックガラスを配したドアともバッチリマッチしていると思います。ちなみに庇は「できるだけ存在を主張しないシンプルなもの」、ということで、ネットで見つけたサンワカンパニーの「ラミナ」。ガラス製も考えましたが、すぐに雨などで汚れますし、掃除が大変なので辞めました(^^;)
裏手に回ります。左手、フェンスの内側に給湯機があるんですが、目立たないように下置きタイプ、かつ特注で黒にしてもらっています(^_^;) 右手、敷地の真裏ですし、エアコン室外機は現状そのままですが、黒のカバーを作っていただいてもいいかもしれません(大型なので既製品では合いません・汗)。セコムの防犯カメラ(カーポート後方と合わせ2か所に設置)は黒がありませんでした(笑)が、浮いていて「カメラがあるよ」と主張するので、塗装まではしないことにしました(^^;)
シャッターもブラックにして正解だったと思っています♪上2か所ののセンサーライトは感知時に点滅、さらにアラームの鳴るタイプで、ちょっと威嚇的かもw
「建てます」と発表した際に書きましたように、家全体のトータルのイメージは「徹底的に生活感を排除したシンプルモダン」です。さらに外観は黒一色、ということで・・・建てている途中からは、「Black gallery」、イタリア語なら「Galleria nera」というフレーズが頭に浮かび、それをコンセプトとして内外をトータルコーディネートしていきました。
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普通は玄関やリビングからでしょうが、ここは皆さん興味がおありのガレージから(笑)ご紹介します。(※ここからは都合により夜の撮影です(汗) スルスルとシャッターを開けると、このような感じに・・・
実家の旧ガレージのように、イベントゼッケンを貼ったりパーツなどを飾ったりと、いかにも「クルマ好きの宝箱」といった風情ももちろんイイんですが・・・あれこれ悩んだ末、家全体のコンセプトに合わせ、メーカーフラッグすら飾らないシンプルな仕立てにしました。そう、BBが正に「ギャラリーの主役」であり、その美しさを純粋に愛でるのが中心にあるということです。
床は黒の石張りです。一般的な表面が荒い仕上げは埃が掃除しづらいのと、カッコよさで鏡面に。「鏡面は濡れると滑るよ」と言われましたが、この2台は基本的に雨の日に乗らないのでOK(笑)。 本当は、もっと真っ黒で深みのある御影石にしたかったんですが、何やらここ数年、中国での需要に引っ張られて高騰しているらしく断念(汗 ですが、それなりに車体の映り込みもあり、概ね期待通りの仕上がりです(^-^)
角には「コーニス照明」という間接照明を。ガレージ内で作業はほとんどしないので、ダウンライトも明るさより雰囲気重視で電球色にしました。ギャラリーっぽくもあり、ホテルのラウンジのようでもある、ガレージでありながら油臭くない、ゆったりとした雰囲気にしたつもりです。
ただ、もうちょっと明るくてもイイかな?とも思うので、シャッターボックス上に後日愛車を照らす角度でスポットライトを追加するかもしれません。「暗いかも」というのは当初から予想済みで、「あそこなら追加できます」と事前に電気屋さんにも確認しています(^^)
この、ダウンライトでシンプルな天井にしたかったのも、オーバースライダーではなく普通のシャッターにした理由です。ま、安価なのもありますが(^_^;)
そして唯一のアクセントがSFエンブレムの照明(^^;) オーダーではなく、実はヤフオクでゲットしたもので、ちょっとサイズが大きすぎるんですが(汗・・・夜はコーニスの光と相まってイイ感じです♪
排気ガスの処理ですが、有名な「EGウェイアウト」などは高価ですし、見た目も大袈裟で好きではありません。かといって何もしないのも・・・ということで、工務店さんのアイデアでこんな感じに。停車後マフラー位置に合わせて箱状のブラケットを置き、床から一段高くなったステップには、上面に黒く塗ったグレーチングと内部には同じく黒く塗ったU字溝。突き当りの壁情報についた換気扇に向かって、溝に沿って排出・・・という算段です。
という感じで、工具のキャビネットや洗車用具などを置かないので、そちらは後日目立たない、敷地の裏手に物置を買って、そちらにしまおうと思います。
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ではやっとw、玄関から入ってみましょう。左側の靴箱の他に、(写っていませんが)右手には広めのシューズインクロークがあるのでスペースも余裕です。それ以外にも、とにかく「モノがあふれている」状態は避けたいので、納戸、造作収納、寝室のWICなど全体的に収納スペースは「これでもか」と豊富に設けました。
突き当りの壁にはリクシルのエコカラット。綺麗な幾何学模様で、これもカタログでひとめぼれでした(^^;) クロスの施工時に急遽付けてもらうことになったので仕方ないですが、前もって予定していれば壁沿いに上からピンスポットで照らして、もっと綺麗に模様の陰影が際立ったんですけどね~。
靴箱の上には間接照明を仕込んでもらいました。上方を照らす「コーブ照明」のタイプです。
中央がガラスという、玄関ドアと共通性あるデザインのドア(建具は基本的にパナソニックです)を開けて、いざLDKへ・・・そうそう、取っ手類もシルバーやサテンではなく、すべてマットブラックにしてもらいました。ザラっとした感触も気に入ってます♪
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こちらがメインのリビング。最初の予定よりも、(建築規制の影響で)若干狭くなってしまったんですが・・・それでもリビング側とダイニングキッチン側合わせ30畳余りを確保しています。ピカピカのフローリングは、ダイケンの「ハピアフロア」の石目柄から「ホワイトオニキス」にしました。
内外装、設備、家具・家電・・・とにかく家全体として「こだわっていない部分は無い」と言えるくらい、ひとつひとつ自分で吟味して選んだものなのでキリがないんですが(笑)、特にその中でもこだわった部分だけに解説を付けようと思います。
こちら側の壁にはやはりエコカラットを貼り、以前から憧れていた(マンションではほぼ不可能な・笑)テレビの壁掛け。(ソニーのKJ-55X9350D。その後の新型よりデザインが好きなのであえてコレを選びました)中学時代からサラウンド環境は時代と共にアップデートしてきましたが、今回ピュアオーディオとの共存は諦めて、トールタイプのフロントスピーカーと、同シリーズのセンタースピーカー、さらにすっきりとセンターSPが収まるAVラックまでヤマハのピアノブラックで統一しました。
旧宅で使っていた手持ちの電動スクリーンがドンピシャになるよう誂えてもらっており、下ろすとこんな感じに。実に気持ちいいです(笑)
ブラインドも最初から「白のバーチカルブラインド」1択、それも広く高く、綺麗に見える「壁面全面の天付け」に拘りました。さらに角にはガレージ同様コーニス照明を仕込んで、綺麗な光を反射します。(※ただし、この後向かって右手の角にピアノを設置する予定なので、一気に狭くなってしまうんですが・汗)
で、もともと構造強度上、中央は折り上げ天井の形になる予定だったんですが、(間接照明ももちろん素敵ですが、コーニスと両方だとクドイのでスルー。)それを利用してプロジェクターが収まるようになっています。天井からブラケットでぶら下げることなく、スッキリです(^O^) その後ろに見えているのは、LDKを一気に賄う大型のビルトインエアコン。このおかげもあって、ブラインドのある壁側がスッキリしています。
「ドルビーアトモス」対応とするため、天井埋め込みのスピーカーが4本、後方のサラウンドスピーカーが2本、それぞれ目立たないよう白のBOSEで。さらにサブウーハーと合わせて、「5.2.2ch」タイプのアトモスになっています。詳しいレポートは割愛しますが、やはり物理的に天井にSPがある優位性は、立体的な音場という点で従来のサラウンドとは一線を画します。
ソファはかなり悩みましたが、夏に某お洒落な家具屋さんで見たものとほぼ同サイズ・同デザインでありながら、そこの商品が実はどうやら造りが粗雑な中国製(汗 なのに対し、しっかりしたメイド・イン・ジャパン、「家具と言えば」の、福岡は大川にある無名な(失礼・笑)お店のモノです。
普段は圧迫感がないようヘッドレストは倒しシンプルに。映画鑑賞などゆったりするときは起こしてハイバックにして、首を預けてくつろげます。そのお店、HPや品ぞろえは何ともあか抜けない(笑)ですし、実店舗を持たないので事前に実物を試せず、購入はある意味「賭け」でしたが、結果は革の仕上げも丁寧で造りも良く、掛け心地も含めてとても満足しています。ちなみに10数年前から定番になった感のあるカウチソファは、経験的に結局使い勝手が悪く好きではないので却下、Iタイプの3人掛けにしました。
代わりに、追加した隣の1人掛け。こちらもメインのソファ同様、とにかく長い間悩みました・・・デザイン的には、「バルセロナチェア」の白が早くからの候補だったんですが、Knoll社のオリジナルはとても高価で手が出せませんし、どうしても「リプロダクト」は嫌でした。(一口に「リプロ」と言っても、ピンキリではありますが・・・クルマ同様、オリジナル至上主義なんですよね~(^^;))で、探しているうちにようやく某サイトで見つけてゲットしたこちらは、カッシーナのヴィンテージモデル、イージーチェア「アルコ」。
デザイナーはポール・タットル。製造はスイス「ストレッスルコレクション」社、現「カッシーナ・イクスシー」になる前の「カッシーナ・インターデコール」社が販売。あの「美しい椅子」の誌面でも紹介されたことがあるようです。ご覧の通り座面はペラペラで硬く、とても「掛け心地が良い」とは言えませんが(笑)、デザイン優先で選んだので良しとしています。やはりブランドの昔のモデルとあって、非常に重く堅牢な造りになっています。とりあえずクッションを置いてますが、これから寒くなるので、肌触りのよいファーを敷こうかなと思っています(^-^)
そしてラグ。これが一番贅沢だったかもしれません(汗。夏に見に行った「Bo Concept」のモノです。幾何学模様が綺麗なハンドメイドのレザーパッチワーク・・・高価なので悩みましたが、イメージで「コレしかない!」と思い奮発しました。大事に長く使おうと思いますが、子供達が汚してしまうのだろうな~と覚悟はしています(-_-;)
振り返ってDK方向を見ます。空間のほぼ中央には、リビング階段。もちろんシンプルなスケルトンタイプですが、中でもあえてデザインに主張のある、ジグザグフレームのいわゆる「稲妻階段」にしました。途中の折り返しもなく二階へ伸び、オブジェのような存在感を放っていると思います。
すでに写真に写っていますが、長くなるのでDKについては次回にご紹介します(^^;) で、ご覧のようにリビングからも大きなフィックス窓越しに、ガレージが見られるようになっています。
実は最初ここは絶対条件ではなかったんですが、意外にもヨメが乗り気で「大きい窓にして見えるようにしよう!」と言ってくれたので、もちろん断る理由はありません(笑) 室内が基本的にモノトーンなので、BBのロッソやSFエンブレムの照明がひと際映えるのも、計算のうちでした(^^)
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続きまして隣接する書斎の扉は、フェラーリストアで特注・・・ではなく(笑)、実車のリア用のシルバーエンブレムを加工して付けてもらいました(^^;)
中は鰻の寝床、とまではいかなくても、間取り上かなり細長いんですが・・・一応8畳程度確保しました(汗 床はLDKと同シリーズの「グレイッシュセルベ」。突き当りはコンクリートっぽい質感のアクセントクロス、書斎はあえて天井も黒目のグレーにして、「秘密基地感」を出しました(笑)
当然、ガレージと直接行き来できるようガラス戸を設けましたが、これはあまり吟味することなく工務店さんにお任せしてしまい、後悔している点です(汗 取っ手などがいかにも「勝手口」といった感じで・・・家全体で窓のサッシは外がブラック、中はホワイトなんですが、ここのドアは(中・外で分けられないですし)黒一色で良かったなと(-_-;)
でも、ここから見えるBBの後姿はライティングもマッチしてラインがとても綺麗に見えるのが気に入っています(^^) (※ガラスに映り込んでしまうので、開けて撮影しています)
PCデスクの後ろ側には車関係のライブラリとモデルカーのショウケース。広くない部屋なので、書籍・雑誌はコンパクトにまとめるために量を減らしました(車以外の書籍や文庫本など、残りは「実家」という名の無料ストレージですw)。
こちらのショウケースは横面もガラスで解放感があり、LED照明も仕込んであって点灯するとこんな感じ(^^;) 飾るモデルカーも数を減らしましたが、下の方はまだ余裕がありますね~(笑)
リビングのソファ同様、ずっと悩んでいた自分専用のラウンジソファ。長年の憧れだったイームズも考えましたが、欲しいのはその中でも限定のオールブラックバージョン。当然高価で手が出せませんし、やはり「リプロ」はどうしても嫌でした(汗 そんな中、夏の幕張メッセでの展示で試したエコーネスの「ストレスレス」の掛け心地が気に入り、コレにしました。「ストレスレス」というと、例の独特の「脚」が好きではなかったんですが、調べたらベースが3種類あるんですね。形はさらにメタルのシンプルな「シティ」が良かったんですが、それには掛け心地に重要な「ロッキング機構」が付いていないとのことで、「シグネチャーベース」。モデルはストレスレスの王道ともいえる「スカイライン」です。
しっとりとして吸い付くような革のなめしも(香もまた良いです♪)、掛け心地も申し分なし。デザインコンシャスとは言えませんが、一度座ればその造りに大満足の逸品です。定期的にケアしながら、長く大事に使いたいと思います(^^)
PCもちょうど長らく使っていたVAIOがくたびれてきたので、ついにMacに乗り換えです(^^;) まだ操作に慣れませんし、使ってきたソフトを揃えないといけないのでしばらくは苦労しそうです(汗
ワークチェアは、アーロンなどのハイバックは圧迫感があるので(かつ高価なのでw)却下、オフィスっぽいのは置きたくないですし、デザインが気に入って、Knoll社の「ポロックチェア」にしてみました。4本脚のヴィンテージまでは拘らず、お手軽な新しい5本脚のタイプ、それでも20年前の製造みたいです。
テレビ台はシンプルなモノが良かったんですが、収納力に惹かれて壁面タイプに(^^;) 引き出しに手持ちのDVD、ブルーレイ全て収まりました。飾り棚もありますが、今はカラッポw 今後お気に入りのモノがあれば吟味して飾りたいと思います。最初は棚上にスターウォーズのフィギュアやプラモデルを置いてみましたが、なんだか子供っぽくて違和感があったので辞めました(^^;)
もちろん、書斎ではサラウンドは組みませんが(笑)、サウンドバーを置いてみました。まあ、リアルサラウンドに比べるべくもないですが、内臓SPよりはマシですね。
・・・と、こんな感じで、第1弾としてまずはガレージ、書斎、メインのリビングをご紹介しました。長々とお付き合いいただきありがとうございます(^_^;)
「もう他は興味ないよ」とおっしゃるかもしれませんが(笑)、次回はDK、浴室等他の部屋もレポートしたいと思いますので、よろしくお付き合いくださいませ~