
みなさまこんばんはー。
今週末はいかにも梅雨、といった天候ですね。本日は、予定していた家族でのお買い物は延期となり、ちょっと空いた時間を利用して、気になっていたクルマに試乗してきました(^^ゞ その件はまた後日・・・
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えー、写真撮影を趣味とする方ならば、一度はチャレンジしたいと思うであろう被写体・・・初夏の風物詩、ホタル。数年前から、ずっと撮ってみたいと思っていました。
が、どうも設定や撮影方法が特殊でハードルが高そう。そもそもホタルが見られるスポットを知らず、今まで一度もその姿を見たことがありません。・・・各地で鑑賞会をやっている場所はあれど、そんな所は混雑する上に一般の方が手を伸ばしてケータイでパシャパシャやったり(こちらの画角に入り込む)、コンデジで無意味にストロボを焚いて「写らない」などと騒いだり(笑)、押すな押すなの混雑で三脚はズレたりと(全て以前、
函館山で経験済み)まあまず碌なものではなく、撮影どころかその風情を楽しむのすら無理と思われ・・・半ば諦めていました。
しかし今年、とある方から「絶対秘密厳守」を前提に、とっておきの観賞スポットを教えていただけることになりました。しかもクルマで1時間程度の近場です。地元の方しかその存在を知らず、正に穴場とのことです。これは観賞&撮影にはうってつけ、ということで、早速ホタルの生態から撮影法を猛勉強!理屈を頭に叩き込み、いくつか露出パターンを事前に決めておいて脳内シミュレーションをして・・・いざ、飛来するタイミングを計って挑みました☆
カメラの設定や撮影方法、現像方法など、解説するととんでもない長文になってしまいますので(笑)、すべて割愛させていただき(ここはみんカラですし・笑)いきなり作品をご紹介しようと思います。
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まずはこちら。
ここは何しろロケーションが素晴らしい。棚田、S字を描く水路、ポイントとなる木、そして遠くにはいつものお山の頂が・・・撮影前のロケハンの時、「ここは画になる!」と瞬時に思いました。
最後まで迷った、数m離れた所からの若干のアングル違いでもう1枚撮りたい画があるんですが、その撮影法の特殊性からホタルは1回に1カットしか画作りできません。今年はゲンジはすでにシーズンオフのようなので、また来年のお楽しみにしたいと思います。
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同じエリアのちょっと離れた場所です。三脚を立てたのは田んぼのすぐ横のあぜ道。足場が悪く、ご近所の方からお話を聞くと「マムシ」が出るとのことで、ちょっとドキドキしながら撮りました(^_^;)
ここは背景の面白さはありませんが、「ここ(水路のすぐ傍)にセッティングすればカメラのスレスレを掠めて飛んでくれるだろう」と見当をつけました。果たして期待通りに飛んでくれて、意図していたような、光跡を中心にした迫力ある画作りができました(^^)
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続いては、上の場所から車で数km移動した別の地区。ここはまっすぐ伸びる水路を素直に中心に据えて、綺麗なブルーに表現しようと決めました。もうちょっと、手前・カメラ方向へ向かって突進してきてくれると良かったんですが(><)
こちらは比較的有名なスポットらしく、撮影中他にも親子連れ(パパは三脚とカメラ持参)やお一人で訪れる方がいらっしゃいました。
えー、当然ですが、(他の夜景の時もいつも言うように)肉眼で見てこんな風に見える訳ではありませんし、ここまで多数のホタルが乱舞している訳でもなく、簡単に言うと長時間露光(シャッターを長く開ける)した写真を数十枚、フォトショを使って、ちょっと特殊な合成をしてこのような写真になります。
そう、言ってみれば「合成写真」なんですよね。「なんだ、インチキか」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんし、ワタシもちょっとモヤっとしたものを感じますが(笑)・・・「ホタルの撮影」というと、アップでその姿を写す以外、光跡を1枚の写真に収めようとすると、このような表現が一般的です。
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では、ワタシのように(笑)、まだホタルが飛んでいる姿を見たことが無い方の為に・・・肉眼で見るとどうなのか、というのは、you tube で見つけたこちらの動画がとても良く分かると思いますので、ご紹介します。
こちらは通常のビデオカメラではなく、デジイチで撮影されていますね。撮影場所が暗いので、ビデオではこんなに綺麗に撮れません。どのような動画の設定だとこのように綺麗に撮れるのか、知りたいです(笑) できればワタシも来年以降、デジイチでの動画撮影にもチャレンジしたいと思います♪
そしてこの後、ゲンジに代わってヘイケが見られる時期になるんですが、そちらもまたナイスロケーションを教えていただいていますので、来月に入ったらぜひトライしたいと思っています(^^)
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それにしても、素敵なロケーションで、飛んでくるホタル達を静かに眺める・・・何と贅沢で幸せな体験でしょう。本当に素晴らしい。年々その数が減ってきているそうですが、大切にし、失くしてはいけない、貴重な宝だと思います。
遊園地やら動物園やらも楽しいでしょうが、このような風景こそ、子供に見せてあげたい、経験させてあげたい、そして何かを感じ、記憶し、思い出にしてほしい、そう思います。観賞マナーがある程度わきまえられる程度に分別が付く年頃になったら、ぜひ連れて行ってあげようと思います。
※ Iさん、この度はとても貴重なポイントを惜しげなくご教授くださり、本当にありがとうございました。後日改めて報告を兼ねてお礼に参ります。よろしくお願いいたします。
Posted at 2014/06/22 22:52:01 | |
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