4気筒というもう一つの当たりグレード　BMW/E46 318i M-Sports

BMWとひと目で分かるキドニーグリルに、Mスポーツ専用に奢られたエアロがスポーティで精悍。
モダンなBMWとは一味違った、少しレトロな雰囲気もまたミソ。

加速性能以外は、本当に秀逸！
よりハイパワーな上位グレードの330iとシャシは共通のため、非力な318iには車体剛性がオーバースペック。そのため、どれだけアクセルを開けてもシャシがビクともしない。
3シリーズの中で最軽量モデルなので、とにかく回頭性が良くてコーナーの曲がりやすさは半端ない。
同年代の国産スポーツカーをいくらチューンしても得られない走りがここにある。

唯一、Mスポーツの弱点は専用のサスが硬い。
硬すぎて、高速道路の継ぎ目ではマリ○カートのミニジャンプかと思うくらいよく跳ねるので、乗り心地は無論、本来の走行性能さえも低下しているのではないかと思う。
そのためE46の場合、実は乗り心地も走行性も、どちらも高いのは「Mスポ」ではなく「ラグジュアリー」だったりする。

Cセグメントど真ん中のセダンなので、積載性は良くも悪くもど真ん中。

この時代のピュアエンジンモデルにしては、悪くも無ければ、良いわけでもない。
ハイオク仕様で街乗り7〜8km/Lくらい。
高速道路込みで、12km/h前後といったところ。

古いので、中古ではめっちゃ安い。
そして下取りもめっちゃ安い。
そしてそして、お決まりまりの窓が落ちる、オイル漏れ、クーラント漏れなどの故障はつきものなので、故障すると修理代はそれなりにかかります。
古い車なので、定期的にしっかりと部品の予防交換などケアしてあげる必要があります。