2009年03月08日
ハンドリングマシン(RX-8)
前日の続きです。って事で、今度はRX-8
★RX-8
前車(昭和50年代の旧車)が元気だった頃、ひょんな事からある走行会に参加する事になりました。一人では寂しいので(笑)、RX-8に乗る友人も呼びました。
が、何と走行会直前にミッショントラブルで、私が走れなくなったのです。その姿を哀れに思った友人が、何と大切にしているRX-8を貸してくれたのです。走行枠が別だったのが幸いでした♪
友人の大切な車ですから、間違ってもクラッシュは許されません。道義的に考えると、スピンすら大問題です。言うまでもなく、慎重に丁寧に大切に走りました。
車は、車高調、マフラー、ROM辺りが変更されており、見た目も大切って事で、リアタイヤに1サイズ太いのが入ってます。その他はノーマルとの事。ASCやABS等の電子装備も付いているらしいので、一通りレクチャしてもらい、まずはそのままコースイン。
1ヒート目は、ちょっと勘違いした亀さんが、直線だけは元気良く走ってコーナはゆっくりだったので大渋滞。(笑) でも、丁度良い完熟走行になりました。時々、妙にハブが壊れた様な振動が伝わると同時に、減速方向にしつつ車の動きを補正する様な動きが出ましたが、これがASCってやつか。最初は、ハブが逝ったかと思ってびっくり。(笑)
ASCの動きが鬱陶しいので、オフにしてもらって2ヒート目。何となく車の動きが分かって来たので、アクセルを床まで踏んでみると...。あれっ? 意外に加速が鈍い...? NAとは言え、REだし9000rpmまで回るし、きっと壮絶な加速をすると身構えていただけに拍子抜け。スペックは240馬力と聞いてたのですが、感覚的には200馬力以下です。これもきっと、シャシ性能が相当高いのでしょう。それはすぐにタイムで現れました。
以前同じコースを、自分の旧車で「どぉりゃぁぁぁっ!」ってな気合で走ったタイムを、借り物で初めて乗る車、しかも相当注意して走った状態で、軽く1秒程更新していたのです。これが現代の車の性能か...。圧倒的ぢゃないか、我が軍はっ! と言った時のギレン総帥の気持ちが、良く分かります。(笑)
そのタイムは、そのコースのRX-8でアップされていたベストより速かったので、非公式ながらベストラップ更新しました。(笑)
にしても、ギリギリ目一杯と、鼻歌交じりで1秒もの差...。もうケンカにもなりません。これが二十年のテクノロジーの進歩か...。
まぁ、私の旧車は足も当時のフルノーマルなので、バネは2Kg程度でダンパーもソフト、車高は160mm程あります。車高調等いれて車高下げ、足固めればタイムも上がるでしょうが、1秒縮めるのは至難でしょう。っていうか、ワンオフする以外、車高調は存在しませんが。(笑)
車自体は、思ったよりアンダー傾向が強かったのですが、リアタイヤが1サイズ太いのが関係しているかも知れません。それでも、自分の旧車と比べたら面白いように曲がります。いつも苦労するコーナも、ハンドル回すだけで、何事も無くクリア~。自車ではブレーキでフロントに荷重掛け、アンダーとオーバのの狭間を手探りで探すようにして曲がるコーナなのに、何も小細工いりません。すげぇっ!
複合コーナの途中も、アクセルをぐぃっと踏めます。自分のだと、調子の良い時限定で、恐る恐る少し踏める程度。
特筆すべきは、タイヤが全然減りません。これにはマジでびっくり。自分の旧車、足回りも含めて完全ノーマルなせいか、サーキットでは横転しそうな勢いで凄まじくロールします。(笑) そのため、タイヤは外側が死ぬほど減ります。(笑) 走行後は、消しゴムのカスの様なタイヤカスが、つらら状にストラットに一杯付きます。(^_^.)
しかしRX-8は、そんなタイヤカス自体が出ません。サスがタイヤ接地面を上手に使っているので、タイヤに変な負担が掛からず、片耗もしないのでしょう。
もうね、同じ車というカテゴリに入れてはいけない、別の乗り物でした。(^_^.)
しかもこれ、普通に5人乗れる普通の車として使えます。もちろん荷物もしっかり載ります。これなら、ファーストカーとしても不足はありません。乗り降りも、不便ではないです。
デザインは好き嫌いが分かれるかも知れませんが、走れば速く実用性も十分な、良い車でした。これなら、お金があれば欲しいかも。っていうか、欲しい車の1台となりました。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2009/03/08 02:25:07
今、あなたにおすすめ