
昨今、周囲で走る系の車に乗る人はほぼ
絶滅状態ですが、まったく走る事に興味の無い同僚が、何故か
コルトラリーアートに乗ってます。(笑)
新車購入で既に走行8万Kmを越えてますが、もちろん車には何の問題もありません。
タイヤは購入時から純正装着のネオバ。(笑) 秋~春はスタッドレスに換えてるらしく、経過年数はともかく(笑)、まだ溝残ってます。
そんな彼を連れて先日サーキットに行ってみました。因みに本人は、
峠も攻めた事が無い普通の人です。
場所は毎度のALT。受付を済ませて、早速コースイン。同じ枠にいるのは、インプ2台とエボ1台。何かとご迷惑を掛けてしまう可能性があるので(^_^.)、事前にご挨拶~。
同僚は緊張の面持ちなので、まずは私が運転して、大まかな走行ラインや注意点を説明し、ピットインや速い車両に抜いてもらう時の方法を実演します。
その後同僚に運転を代わり、助手席に乗ったのですが...。一般走行しか経験の無い人がサーキット走るとどうなるか、インプの時に続いて色々と分かりました。(^_^.)
タイムとしては44秒位。それでも本人は緊張で疲れ切っており、喉が渇くとの事。ラインも、何度説明しても中々分からないらしく、苦労してました。これも初めての人には共通する様です。
その後何度か走って、40秒前後までタイムアップ。タイムは安定しないのですが、ベストは38秒台が出ました。
私も途中で
ちょっと借用せてもらったのですが(
もちろんこれが目的(笑))、ベストは33秒後半....。遅いっ! 遅過ぎるっ! つーか、自分の下手さに愕然...。
自分の中の基準は、30年近く前のフルノーマル旧車(2000cc)ですが、これでギリギリ32秒台入るか入らないかです。コルトラリーアートの方が
パワーウェイトレシオが良好で、シャシ性能は遥かに進化してますし、タイヤもそろそろ4年物とは言え
ネオバですから、
余裕で自車ベストより速いだろうと思っていただけに、かなりショック! グフのノリス中尉に
、「怯えろっ! 竦めっ! マシンの性能を活かせぬまま、死んでゆけーっ!」と言われてる気分です。(^_^.)
しかし、
安心して走れなかったのも事実です。初めて乗った時に1コーナと3コーナ進入のアクセルオフで、リアが妙に
巻き込む様な挙動があり、少々ビビリました。(^_^.) 3コーナ進入はともかく、1コーナはブレーキング後ですから、それ程タックインするとも思えないのですが...。
人の車ですから、これ以降
ビビリミッターが作動して、メンタル面で攻め難くなります。
以前借用したインプも、コーナはリアが出る感じで曲がるのですが、それはあくまで
アクセルオンの話です。FR乗りにとって、何でも無い
進入のアクセル「オフ」でリアがズリズリ出るのは本能的に怖いものがあります。一瞬、タイヤ空気圧を間違えたか、車両に何か異常があるのではと思ってしまいました。
一旦車両を降り冷静に考えると、
ホンダタイプRの様な現代の
走る系FFは、積極的に
リアを流して旋回するという話を聞いた様な気がします。走る系FFのコルトラリーアートも、FFのネガを消すために、こういうセッティングになっているのか、あるいは
走行8万Kmオーバという事もあって、足回りのヘタリが原因なのか....。そういうFFに乗った経験が無いので、判断出来ません。
もし
コルトラリーアートに乗ってる方がいれば、コーナ入口で
リアが積極的に出るのが本来の特性かどうか教えて頂きたいところです。(^^ゞ
その後、気を取り直して再度走ってみたのですが、やはり
アクセルオフでテールが出る挙動に慣れず、
ビビリミッターが作動して思い切って突っ込めません。1コーナや、2コーナから3コーナへのアプローチは、巻き込む動きが大きくなるのが嫌で、進入前に思い切りアクセル踏めません。特にこの3コーナ、FFの難所(タックイン巻き込み→コースアウト)らしいですし...。実際、当日もビッツRSが
コースアウトして牽引されました。(^_^.)
前回借用のインプは、
激安下取り確定だったので、何かあっても許されるという気軽さで走れましたが(笑)、今回のコルトラリアートは、オーナが
月まで行く(38万Km乗り続ける)と公言してますから、万一の事態は絶対に避けなければなりません。スピンすら、こういう場所に不慣れなオーナから見れば、勘弁してくれって気持ちになるでしょう。
FFはアクセルオンでアンダー側に安定しますから、思い切って1コーナと3コーナに突っ込み、リアの巻き込みをアクセルで調整するという走り方を試してみたかったのですが、やめておきました。(^_^.) ちょっと不完全燃焼ですが、仕方ありません。(T_T)
にしても、頑固なアンダーを殺して走る事が
唯一最大の課題だった30年近く前のFFしか知らないヲヂサンとって、現代のFFは実に驚きです。
あと、
LSD無いのが少々辛く感じました。コーナの立上りでは、
インリフトで前に進みません。アクセル踏むと、イン側が空転してスキール音すら出ます。(笑) 立上りでアクセルを抜かざるを得ないのは少々悲しいものがありますから、FFはFR以上にLSDの必要性がありそうです。同じFFでも、ソニカで走った時はそれ程感じませんでしたが。(笑)
ブレーキのタッチは、とても好ましく感じました♪ ボキャブラリの貧弱な私はその良さを上手く伝える事が出来ないのですが、ロータ面とパッド面で確かに摩擦が発生しているんだなという感じが伝わってきます。もちろん当たり前の話なんですが、その感触が違うのです。
あと特筆すべき美点は、
油温水温の上昇が緩やかな事。油温上昇は110度前後で、水温は1周クールダウンすれば、ピットに入っても冷却ファン動いてません。最初は、ファンが壊れているのかと思った程で、これにはビックリ。ボンネットの穴が効いてるんですかねぇ。
そう言えば、
ASCなる電子装備も付いてますが、RX-8借用時の経験からOFFで走りました。でも、一度はオンで走ってみれば良かった。これがあれば、巻き込み気味挙動を科学の力で抑えてくれたかも?(笑)
走行中に気になったのは、タコメータの見辛さです。メータ表示が全部赤で、レッドゾーンがどこからかよく分かりません。(^_^.) 停車時に落ち着いて確認したら、6500rpm辺りでしたが、いきなり乗ったものですから、走行中はホントに分か難くて困りました。これは要改善を望みたいところ。
総じて今回の走行は、自分のウデの無さもあって不満の残るものとなってしまいました。少しFFの走り方を研究してからリベンジしたいとこですが、走る事に興味の無さそうな同僚は、もう付き合ってくれないだろうなぁ。(^_^.) 嗚呼、早く自分の愛車(旧車の方)を復活させたひ....。
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サーキット等 | クルマ
Posted at
2010/10/09 22:24:40