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2014年06月24日

パワーFC バルタイ(VVTi)セッティング開始

パワーFC バルタイ(VVTi)セッティング開始  アルテッツァはNA故に、ターボ車と違って馬力を上げる事は極めて難しい。そんな事は分かっている、分かっているさペンチノン...。(笑)

 マフラー替えてブーストをちょいと上げれば20馬力、30馬力UPも可能なターボ車をサイボーグとすれば、膨大な手間隙掛けて1馬力、2馬力を積み上げるしかないNAはアスリートです。費用対効果は、比べるべくもありません。(^_^.)

 がしかし、パワーFC導入の主目的は最高出力向上では無く、4000rpm付近のトルクの谷を改善する事です。そして成し得れば、可能な限り全域でのトルクを上げる事にあります。もちろん、結果的に最高出力も上がれば嬉しくはありますが、主目的ではありません。

 さて、今まで度々ブログに書いている、4000rpmのトルクの谷がどれ程酷いのか...。これです。(^_^.)





 ダイノパックによる複数回の測定結果は、綺麗に全て同じでした。

 測定結果を曇りの無い素直な目で見ると、3500rpmで20kg近いトルクを発生しているにも関わらず、4000rpmで16kgまで急激に落ち込み(-4kg)、4700rpmに掛けて18kgまで回復します(+2kg)。そして、4800rpmで一気に立ち上がり、ここで23kg近い最大トルクを発生...。(笑)  なにこれ? 100rpmで5kgもトルクが増加してるよ。

 つまり、たった1300rpmの間に4kgもトルクが落ち込んだ後、急激に7kgも立ち上がるのです。ママン、一体どんなどっかんターボ装着すればこうなるの?(^_^.)

※アオテッツァ君はNAです。ターボは付いてません。

 馬力で言えば、4000rpmで90馬力から4800rpmで160馬力に達します。ノーマルNAなのにたった800rpmで70馬力も違うって、馬鹿なの? 死ぬの? そりゃ2速コーナの立ち上がりに気を使う訳ですよ。(笑)

 体感と等しく一致するこの結果を見て、勢いでパワーFCを装着してしまった私を、一体誰が責める事出来ましょうか。

 後にエキマニ交換したら体感的にはかなりマシになり、レベリングインジェクタに交換したらフィーリングも良くなりました。まぁパワーFCは無くてもいいかななんて思った時もあったのですが、せっかく大枚叩いたのですから楽しまないとね♪(苦しみとも言いますが)

 そんなこんなで、やっと燃調もある程度の状態になったので、VVTiのセッティングを開始しました。アオテッツァ君の4000prmの谷対策、燃調でも点火時期でもなく、VVTiが肝だと思っています。しかし、基本となる燃調が決まらないと何も出来ないんですよねぇ。やっと本丸を攻める事が出来ます。

 まず全てのベースとなるのは吊るしデータなので、燃調以外は吊るしの状態でログを取得します。その結果がこれ。若干古いデータですので、燃調は今と少し違いますが、負荷値はそれ程大きく変わらないでしょう。



・緑:負荷値
・赤:エアフロ
・水色:空燃比



 パワーチェックの結果通り、3500rpmから負荷値が大きく落ち込んで、4500rpm辺りから急激に立ち上がっています。更にその後軽く落ち込んでから6700rpm辺りでピークを迎え、その後また落ち込みます。

 一番の問題は4000rpmの落ち込みですから、まず3000rpm~5000rpmのIN/EXバルタイを何となくのイメージで変更してみたのですが、ほとんど変化無かったり、若干マシになる程度。

 やっぱ適当じゃいけません。(笑) 仕方無いので抜本的にやり方を変更し、3000rpm~7600rpm辺りまで、2度刻みでバルタイ変更してログを取得しました。EX側は、諸般の事情で20度までしか取得出来ておらず、また後日ロギング予定。

 で、机上でデータを全てチェックし、各回転における負荷値の高いバルタイを選択して、新たにマップを作成。果たしてその結果は...、




・緑:負荷値
・赤:エアフロ
※エアフロカーブの高さ自体はうっかり変更前と変えてしまったので、そのまま
 比較出来ません。(^_^.)



 おぉ! みよ! まだ最初のセッティングにも関わらず、明らかに負荷値全域が向上しています♪ これは予想以上の結果! 3500rpm以前の負荷値が大幅に増加しており、7000rpm以降の落ち込みも少なくなりました。しかし肝心要の4000rpm付近の改善が小幅な事と、6500rpm付近は以前より若干数値が下がっている事、あとエアフロカーブがイマイチなのも課題です。
 
 これはEX側の全域ログ取得後に、再度マップを作成する時に対応する予定。何度かメイク&トライを繰り返せば、もう少しマシになると信じてます。

 そうそう、空燃比はAF計見る限り、問題となる程の大きな変化はありませんでした。VVTi変更後の空燃比が激しく上下しているのは、ノイズを拾ってしまってきちんと測定出来ていないためです。

 ではバルタイで空燃比は変わらないかというと、変わります。2度ずつ変化させてログを取得した際、吊るしから大きくずれた数値だと、空燃比は大きく変化しました。従って、VVTiのセットが大まかに決まった時点で、再度燃調セッティングは必要だと考えています。

 まだ先の話ですが、これが終わったらやっと点火時期を調整しようと考えています。
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Posted at 2014/06/24 00:09:49

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