2016年06月05日
アルテッツァ3周年の総括(メンテナンス&修理編):長文
アオテッツァ君が我が家に来て、5月31日で満3年となりました。平成10年式ですので、車齢は約18年。走行距離は172084kmです。因みに製造番号は初期も初期、超最初期型...。(^^;
世間でよく言われる車の寿命ですが、メーカ想定はともかく、10年10万kmが一つの目安でしょう。となると、既に想定寿命の倍近い状況です。交換が必要な部品もあれば、故障も発生して当然。
交換部品や故障等がオーナの許容範囲を超えた時や、修理したくても部品が無いという、どうにもならない状況も発生した時が、大抵は買い替え時なのでしょう。
私は基本的に、気に入った車は長く乗り続けます。という事で、アオテッツァ君は何か事情が発生しなければ、まだ当分乗り続けるつもりです。
車の寿命は置かれた環境やオーナの使用方法、メンテナンス内容で大きく変わってきますし、機械がその性能を発揮出来ない状態も放置出来ません。トラブル無く長く乗るためにも、色々と修理や予防保守してきました。
という事で前置きが長くなりましたが、自分の備忘録も兼ねて、3年間のメンテナンスや修理等の内容を総括してみたいと思います。内容は全て実際に行った事ですが、アオテッツァという個体に対する事例なので、客観性はゼロです。(笑)
なお、以下は頻度が高かったり、特記するほどのものでは無いので、ここでは対象外とします。
・エンジンオイル、フィルタ
・ミッションオイル
・デフオイル
・ブレーキフルード
・タイヤ(ローテーション含む)
・パッド(無くなる都度交換)
・各種電球類(切れる都度交換)
・エアフロ洗浄(気分次第でちょくちょく実施)
●1.入手時メンテナンス(13年6月)
車が手元に来たら、まずは油脂類のメンテナンス履歴をリセットするため、全交換します。
1.全油脂類交換
・エンジンオイル(RESPO V):以降3000~4000km程度で交換
・ミッションオイル(純正) :以降半年程度で交換
・デフオイル(純正) :以降半年程度で交換
・ブレーキフルード(純正) :以降半年程度で交換
2.クーラント交換(純正):以降車検毎に交換
3.各種フィルタ交換
・エアクリーナ(APEX)
・ACフィルタ(デンソー)
4.自己流適当アーシング(笑)
以降は基本的に走行距離で管理してます。
●2.リアアクスルキャリア&リアアクスルベアリング交換(LH/RH):13年6月22日
65K
RH側ボールジョイントにガタがありジョイント単体供給も無いため、リアアクスルASSY交換という大作業になりました。
右がだめなら左も同時交換が原則です。ついでなので、半消耗品であるベアリングも一緒に交換しました。
10万キロ超えているなら、この部分のガタを定期的にチェックする事をお薦めします。
●3.アイドリング不調
バッテリ端子脱着したら、アイドリング不調が発生しました。これは何度も発生しており、解決までは結構手を焼きました。(^^;
1.回転下がらず
OBDIIの情報チェックしていたら、「純正ECUは燃料カットしてないんじゃないの?」疑惑が発生しました。そこで、ECUチューンに強いショップで確認してもらった際に発生。バッテリ端子脱着したら、回転数が落ちなくなった様子。この時はTPSの位置調整し、しばし学習させて解決した模様。
2.退避走行モード入り
何かの作業でバッテリ脱着したらアイドリングが2000rpm付近から下がらなくなり、エンジンチェックランプも点滅。そして退避走行モード入り....。イカスーッ!
何度ECUリセットしても、40分程アイドルで放置しても変化無し。そこで最寄りのディーラに持ち込み、窓口の方にメカニックの方と直接話したいと伝えました。経験上、こういう時に営業窓口通すとロクな事になりません。(^_^.) 大抵スロットルボディASSY交換とかいう流れになります。(笑)
ご担当のメカニックの方に丁寧に状況を説明したら分かって頂け、保証は出来ないが調整してみるという事になりました。翌日調整完了との連絡を頂き、無事解決。このディーラは初めて行ったのですが、メカの方は現実的なお話が出来る人で、とても助かりました。
3.700rpm~2000rpm位のハンチング
アオテッツァ君のバッテリ脱着は非常に怖い事を学びましたが(笑)、電装系作業する時は端子外す必要があります。そして、また不調になりました。今度は、何もしてないのにアクセルあおっているかの様に700rpm~2000rpm位の間でハンチングします...。
念のため数十分程放置プレイを試みると、わずかにハンチングする回転数の幅は狭くなった気がします。そこで主治医に電話相談してみたら、「とにかく長時間走ってみて欲しい」との事。
30分程走るとハンチングする回転数の幅が更に狭くなり、1時間も走ると明らかに少なくなってきました。そして2時間程走ったら正常に戻りました。これにて一件落着。以降、バッテリ外してもトラブルは発生してません。やっと本来の学習が出来たのかも?
4.再学習時の初期アイドリングが高い
ハンチングはしなくなったのですが、バッテリ端子脱着した際のECU再学習に時間がかかります。初期アイドリングが1500rpm程になり、正規の700rpmに落ち着くまでに数日~1週間程かかるのです。
仕方無いので、アイドリング下げるべくスロットルボディのTPSを調整してみました。その後はバッテリ端子脱着しても、アイドルが高いという事は無くなったので、アイドリング問題は無事解決♪
●4.アライメント調整:13年9月
足回りの状況確認のため、アライメント調整行いました。結構ズレてた様子なので、きちんと調整して今後の走りの基準点とします。
●5.車検:13年11月
170K
アオテッツァ君の初車検。今後を見据えての予防保守も兼ねて、がっつりやってもらいました。
1.冷却系アッパ/ロアホース、ラジエータキャップ交換
2.ブレーキマスタシリンダOH
3.クラッチマスタシリンダOH
4.ブレーキキャリパOH
5.ブレーキホース交換
6.燃料フィルタ交換
7.パワステフルード交換
8.触媒交換(割れ対応)
9.アンテナ交換(サービス)
10.油脂類全交換
●6.プラグ交換(13年11月)
以前のプラグ交換時期が不明なため、念のためプラグ交換実施。
NGK信者なので、この時点で最新だったPremiumRXを装着。
特に変化はありませんが、気分はいいです。(笑)
●7.フロントブッシュ(TRD)交換:13年12月
45K
当初車検時に同時交換予定だったのですが、部品が1つ間に合わなかったため、別途作業となりました。対象は以下の通り。
・フロントロワアームブッシュNo.1
・フロントロワアームブッシュNo.2
・フロントロワアームブッシュサーポート
No.2についてはかなり傷んでヤバイ状態でした。(^^;
これはアルテッツァの弱点でもあるので、まだ未交換の方は、一度点検をお薦めします。
●8.メーター走行距離補正:14年1月
メータを後期に交換した事により、距離表示にズレが発生しました。メンテナンス基準が狂うし、気分も悪いので、実走行距離に補正。
なおこの作業はディーラでは出来ないので、街の電装屋さんに直接持ち込みで依頼しました。
●9.ヘッドカバーガスケット交換:14年3月
6k
プラグチェックした際、ネジ部がオイルべったりだったので交換しました。
●10.フロントブレーキロータ交換:14年3月
23k
某走行会の帰り、パッド終了でロータ削ってしまいました。元々14万km走ったロータで研磨代も無かったので止む無く交換...。お安いディクセルも考えたのですが、制動系パーツという事で敢えて純正にしました。
●11.燃圧測定:14年5月
14年1月にパワーFC装着した事で、今まで気にしたことの無い燃圧が気になるようになりました。(笑) そこで燃圧チェック。規定値3.2kに対して3.0kだったので、若干ヘタっている様です。
●12.燃料計修理:14年5月
5k
燃料計動作が不安定になり、IG/ONでリセットしないと残量表示が狂うようになりました。それに気付かず、真冬の夜に軽装で出かけてガス欠...。GS探しのため軽装で彷徨い、マヂで八甲田山気分を味わいました。本当に寒かった...。
そこでメータ距離補正してもらった電装屋さんに相談したら、修理出来るとの事で。またも持ち込みました。以降大安心です♪
これをきっかけに、アオテッツァ君には防寒アルミシートとカッパが常備される様になりました。(笑)
●13.クラッチ操作時の異音(キュッキュ音):14年6月
クラッチ操作する都度、「キュ」という音が出る様になりました。踏む時に1回、離す時に鳴るので、1回のシフトで計2回。うざかったので、フォークのゴムブーツ部からシリコンスプレー噴射!(笑)
フェーシング面への付着がちと心配でしたが、問題無かった様です。
●14.ウィンカーレバー&ワイパーレバー交換:14年7月
ウィンカーレバーの戻りが悪かったので交換しました。たまたま落札したのはワイパー側もセットであり、しかも後期型♪ 当然ワイパー側も交換しました。MIST機能は、地味に便利です♪
●15.サーモスタット交換:14年8月
13k
私はサーモスタット運が著しく悪く、過去にサーモスタットでトラブルが無かったのは、新車で買って1年で廃車となったCR-X位...。(笑)
という事で、お約束の如くアオテッツァ君もサーモスタットがご臨終となったので交換しました。(^^;
●16.デフブッシュ(TRD)交換:14年9月
後期デフ載せ換え時、後ろ側ブッシュはセミリジッドカラー入れましたが、前側はTRDブッシュに交換しました。特に体感出来る違いは無いですが。(笑)
●17.フェライトコア装着:14年10月
ドラレコは結構ノイズが発生するらしく、油温計/油圧計のタッチセンサが誤作動する様子。ほかにも電装品は色々追加しているため、ノイズ対策としてフェライトコアを大人買いして、各部に大量に装着してみました。
それなりに効果はあった様です。
●18.燃料ポンプ&レギュレータ交換:14年11月
39k
既に16年15万km走っている事、以前燃圧測定した際、若干規定値より低かった事もあり、予防保守として燃料ポンプとレギュレータを交換。
これで燃圧は規定値中央へ! と思ったのですが、規定値下限でした。orz
でも燃圧変わると燃調もセッティング変更が必要なので、結果オーライかも。
ついでに、燃料キャップや穴の開いてたフェンダライナも交換しました。
●19.TE37エアバルブ交換:15年3月
エアバルブは大切な機能部品なので、定期交換が必要です。って事でエアバルブ交換を頼んだら、通常のエアバルブは装着出来ないとの事。なぬぃいいい?
調べてみると、どうやらTE37は専用エアバルブがあるらしい。普通のエアバルブは300円/個程度ですが、TE37は1600円/個! 高いっ! 高過ぎる! そんな貴族階級のエアバルブが必要だったとは、この海のリハクの目をもってしても見抜けなんだ...。
何だかんだで9k円近くかかりましたが、これで当分は安心です。(^^;
●20.アライメント調整:15年4月
特に何かあった訳では無いのですが、タイヤ交換のついでにアライメント調整しました。キャンバはほとんど変化無いのに、前後トーは結構狂っていた様子。
●21.ワイパー交換:15年4月
気分でワイパー交換。
●22.スロットルボディ洗浄:15年4月
アルテッツァは比較的スロットルボディ(バタフライ)が汚れやすく、これが様々なトラブルの原因になる事もあります。という事で1年半ぶりに清掃。
特に大きな変化は無し。つか、あっちゃ困ります。
●23.ラジエータ隙間スポンジ再貼付:15年5月
ラジエータとコンデンサの隙間を塞ぐスポンジテープが経年劣化でボロボロになっていたので、ラジエータの冷却効率向上と、停車中のAC冷却効率向上のため補修。
ボンネット開けた時の見栄えも良いので、気分も爽快です。
●24.ステアリングラックブッシュ(TRD)交換:15年6月
ステアリングラック後期化に合わせて、ブッシュをTRDに交換しました。
●25.フロントキャリパOH&ロータ研磨:15年6月
19k
パッド交換した際のロータ当たりが若干イビツだったのと、ダストブーツが熱のためか少々傷んでいたため、スライドピン交換と合わせてキャリパOHしてもらいました。
パッドとロータ当たりのイビツな原因が、キャリパの開きかスライドピンの問題か判別するため、ロータも同時研磨してもらいました。
結果、スライドピン交換でロータとパッド当たりの問題は解決したので、スライドピンの摩耗が原因で一件落着♪
●26.エンジンマウント/ミッションマウント交換:15年6月
37k
年式的にも走行距離的にも必要と思われたエンジン&ミッションマウント交換を行いました。取り外したマウントは完全に断裂しており、エンジンは重力でエンジンマウントに載っていただけ...。イカスーッ! 車体との固定は、ミッションマウント部のみでした。(^^;
まだ交換していない方は、マヂでチェックした方がいいです。
なお、TRDのマウントは振動が厳しいと聞いていたので、ファミリーカーであるアオテッツァ君は純正マウントにしました。
●27.クランクポジションセンサ交換:15年6月
17k
パワーFCは点火時期も変更して追い込むので、万一点火時期制御の元となるセンサがボケていたら、結構致命的です。という事で、予防保守としてクランクアングルセンサ交換しました。もちろん、装着されていたものはスペアとして大切に保管してます。
●28.プラグ交換:15年8月
NGK信者なのですが、思うところあって電装のIK22プラグを装着してみました。
●29.ハブボルト交換:15年9月
10k
サーキット走ると、タイヤ脱着回数が多くなります。トルクレンチで締め付け管理していますが、既に17年使っており、何となく嫌な予感もあって交換しました。
個人的な考え方ですが、たとえ根拠が無くても「嫌な予感」ってのは、何事によらず大切にするべきだと思ってます。
●30.リアロータ研磨:15年9月
7k
お盆にスパ西浦行こうとしたら、リアパッドが終了してロータ削ってました。リアパッドは交換して1年も経っていないのに...。思わず「愛国心があるのかっ!」と言いたくなります。(^^;
●31.車検(2回目):15年11月
気付けばアオテッツァ君も早2回目の車検。大物は前回やっつけているので、今回は通常車検と大差ありません。スペシャルメニューは以下の2点のみ。
1.圧縮測定
2.パーキングブレーキシュー交換
圧縮は2年前に計測した際は4発とも1.3で綺麗に揃っていたのですが、今回の結果は以下の通り。
1番:1.25
2番:1.27
3番:1.25
4番:1.20
4番はかなり下がり方が激しく、要注意です。orz
●32.スロットルボディ洗浄&エアクリホース交換:15年11月
気が向いたので、スロットルボディ洗浄しました。前回使用したのは呉のエンジンコンディショナーですが、今回はワコーズのスロットルバルブクリーナを使用。
汚れ落ちはエンジンコンディショナーが上ですが、スロットルバルブクリーナは絶縁性があるので、こちらの方が安心感あります。
合わせて、硬化していたエアクリホースも交換しました。
●33.フロントスライドピンボルト交換:15年11月
ブレーキパッド交換時は、スライドピンのボルトを脱着します。しょっちゅう交換しているせいか、少しボルトの頭が丸くなってきたので、なめる前に交換しました。
●34.ワコーズEPS投入:15年11月
4番にオイル下がり疑惑があるので、ワコーズのエンジンパワーシールドを使ってみました。後日プラグチェックしてみたら、一応効果はあるようです。が、いつ再発する事やら...。
●35.エアフィルタ交換:16年1月
アオテッツァ君が我が家に来た時に交換して以来ですから、気付けば4万5千km以上使っていました。因みにメーカ推奨は2万5千kmです。(笑) もちろん、燃調含めて交換前後で、特に問題はありませんでした。
●36.バーダル リングイーズ投入:16年3月
それなりに走行距離も増えて来た事もあり、オイルも若干消費する様なので、何となく使ってみました。まだ効果確認は出来てません。
●37.デフオイルシール交換:16年5月
23k
オイルシールからオイルが滲むようになり、とうとう路面に滴が落ちたので、オイルシール交換しました。
●38.デフ載せ換え(4.3→4.1へ):16年6月
富士走る少し前から駆動系でうなり音が発生し始めました。減速時は発生せず、加速もしくはパーシャルで発生します。
当初はミッションかと思っていたので、デフオイルシール交換時に相談したのですが、デフの可能性が急浮上...。翌週にパッド交換も兼ねて再度確認のため入庫して確認したら、やはりデフのベアリングだろうと...。
嗚呼、もう少し早く分かっていれば、デフオイルシール交換の時に一緒にやったのに~。またデフ降ろしてベアリング交換となると、費用が馬鹿になりません。更に問題は、ベアリングでなくバクラッシュやギヤそのものの可能性もあるという事...。こればかりは、やってみないと分かりません。
先日手持ちのデフ(4.1)に載せ換えたら、見事に音が消えました。原因はデフで確定です。さて、どうしたもんか...。(^^;
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覚書 | クルマ
Posted at
2016/06/06 00:58:21
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