
アオテッツァ君のヘッドライトは、ハロゲン4灯タイプ。バルブはHiがHB3でLoがHB4 となります。今時はHIDやLEDが主流ですが、アルテッツァにHIDが付くのは後期モデルになってから。(^^;
しかし、4灯だけあってハイビームは驚く程明るく、夜の真っ暗な山道も極めて快適♪ まったく不満ありません♪
でもロービームは暗い、暗過ぎる...。天帝様がお怒りになるレベルの暗さです。
そんな訳で最初に行った対応が、いわゆるが高効率バルブへの交換。そう、W数は変わらないのに、110Wとか130W相当とかいううたい文句のアレです。
何故W数が変わらないのに明るくなるのか? 一言で言うなら、少々無理させているから。純正バルブは、JISで連続点灯寿命が定められており、あまりフィラメントに無理させる事は出来ません。しかしアフターパーツなら、寿命削って明るさアップが可能となります。封入されているハロゲンガスの配合も違っているらしい...。
従って、一般に寿命は短くなります。運がいいと長持ちする事もありますが。
アルテッツァはシェードが熱に弱く、純正は51Wです。一般的なバルブは55Wが多いのですが、適合表を見ると熱変形を恐れて多くのメーカ製がNGとなってます。(^^;
そんな状況の中で選んだのが、カーメイトのエボホワイト(3800k)。決めては1年保証でした。(笑)
これは結構明るくてお気に入りだったのですが、なんと1年少々で球切れ...。を~い、切れるならあと数週間早く切れてくれよぉ~。
やはり高効率バルブは短命な様です。 仕方なく再度購入しようとしたら、既に生産中止で入手出来ず。(^^;
昨今はHIDやLEDが主流のせいか、白い光が人気ですが、あまりに色温度の高い(白い)ハロゲン球は、個人的にお薦め出来ません。
HIDやLEDは、ハロゲン等のフィラメント球と発光原理が異なるので、自然と白い光になります。しかしハロゲンは、どう頑張ってもあんな色温度になりません。
ハロゲンが一般車に普及した頃は「白い光!」と言われ、それまでのタングステン球と色や明るさの違いに驚いたものですが、今やHID等と比べると暗いし、白でなく薄い黄色に見えます。すると、何故か車が古く見えてしまうので、白い光を求めるのも無理はありません。
そこでメーカは光の三原色の原理を利用し、バルブ表面を青に着色して見掛けの発光色を白くしました。(笑)

※左:エアブライト(4100k) 右:レーシングクリア(3300k)
黄色っぽい光に青を合成して、白を演出しているのです。サングラスかけている様なものですから、光量は激減...。
白さ(色温度)を上げると青が濃くなるので、当然ながら高いケルビン数程光量が落ちますヘッドライトの機能を考えると本末転倒ですが...。(^^;
エボホワイト(3800k)が入手不可のため、止むを得ず1つ上のケルビン数であるエアエブライト(4100K)を装着したら、暗いのなんの...。光が白いので、パッと見は明るく感じますが、実質的な光量が相当落ちており、色温度も相まって雨天時はかなり見難くなります。
カーメイト社のデータを元に、色温度と光量の関係を比較してみると、驚愕の事実が...。
・ウルトラブライト(3300k):1700lm(H4バルブのみ)
・エボホワイト(3800k) :1300lm
・エアブライト(4100k) :1150lm
・パールホワイト(4350k ) :1000lm
・レーザホワイト(4500k) :1000lm
・メタルアーク(4650k) :900lm
・ゼロカスタム(4700k) :900lm
・ホワイトゾーン(5200k) :700lm
・ブルーエボ(5400k) :700lm
ウルトラブライトの3300kが普通のハロゲンの色温度ですから、4700kだと明るさは約半分。色は純白と言える程白いんですけどね...。
私は白さより見易さを優先したいので、買ったばかりのエアブライト(4100k)に見切りを付け、明るいと評判のスタンレー謹製 レーシングハイパーハロゲン・レーシングクリアに交換しました。
これ、マヂで明るくて路面も見やすく、雨天も気になりません。マ・クベ様もきっとご満足頂ける逸品かと。色温度は3300kなので、明るさより白さが大切な人にはお薦めしませんが。
なお、こいつも1年で切れました。やはり高効率バルブの寿命は1年前後の様です。また4000円のバルブ交換するのは少々辛いので、一旦エアブライト(4100k)に戻しましたが、やっぱ暗いし雨の日は辛い...。とにかく白過ぎる光は見難いです。
光には波長があり、色温度が高い(白い)と波長が短くなります。すると水の表面で反射してしまい、路面まで光が届かず見難くなってしまうらしいです。波長が長いと水分子での反射が減るため、水をある程度透過して路面を照らすため、見易くなるとか。フォグは黄色が多いのと同じ理由です。そういや電波も、周波数低いと多少水中に届きますしね。
通常のバルブは暗いし、高効率は寿命が短くて辛い。そこで後期純正HIDへの交換も考えたのですが、灯体付近のボディを切断しないと装着出来ませんし、中古でも結構いいお値段がします。
そこで、最近安くなって普及しつつあるLED化を検討し、色々実験してみました。その結果は...、
続く。(笑)
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考察 | クルマ
Posted at
2016/09/02 21:00:29